くすぐりマシン

TIC-NH-F03

方式：

皮膚への直接刺激

形状・外観：

『魚』型。遺伝子操作によって作り出された特殊生物。
全長は個体差により15cmから30cm程度。おおよその平均は20cm。特に特筆する外観はなく、観賞魚としての魅力にも欠ける（能力のみを追求した試作品故である）。
『魚』であるため、使用には『水』が大前提となるが、生命力が強く汚水や50度近い水温でも死ぬことがない。
単性生殖に改造されているが、繁殖には特殊な薬品の投与が必要とされている。これは、「商品」としてのそれが勝手に増殖しないための処置である。

性能：

（既にマシーンとは言えないが）水中に放たれたF03は、水中にいる人間に向かうように遺伝子に本能として組み込まれている。そして、エサをついばむように口とヒレを使って対象をくすぐる。
当然、この仕様から単体での効果は薄く、十数匹単位での仕様が基本となっている。又、対象が何処を責められれば反応が違うかの智恵程度は持たされている。

主な使用現場：

設計段階の時点から、拷問としての用途を果たせない事は分かっていたため、余興程度に使用されている。

プールに顔だけを出して磔にした相手にＦ０３けしかける。
深いプールに全裸で泳がせて、けしかける。
人間に集まる習性を利用し、某支部の堀の中＆水に設置されている支部周辺に放ち、警備システム変わりに使用する。

現時点での評価：

はっきり言って、拷問・調教に不向きと言う点で、現場からの反応はシビアなものであった。
しかしながら、それ以外の使い方としては初めてのシステム（くすぐり）であるため、組織の若干数のメンバーの道楽としては評価を得ているが、少数意見であることは間違い無かった。

また、生命力の高さからＷ０１型の併用が可能である事が判明している。

価格：

一匹５０万円程度で販売（サイズによって若干の増減有り）。繁殖推進液　約３００万

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