TIC-NH-INS2001



方式:
節足動物型小型独立式

形状・外観:
全長10センチサイズの蜘蛛型ロボット。
しかしながら外見上は本物に酷似している。

性能:
くすぐりマシンの象徴とも言えるくすぐりハンドは、実質的には本体の端末的存在であり、くすぐりハンド自体が思考して動く物ではなく、それに独立性を持たせようとした発想から生まれたのが、当マシンである。
くすぐりのを行う『マジックハンド』部そのものに判断力を持たせ、アームレス・ハンドとも言うべきそれは、従来型と異なり、対象の隅々まで移動する事ができた。
ただ、NHシリーズブランドのこだわる開発者「C」は、独立した『手』をそのまま使用しようとはせず、別の形を持たせようと、デザインを模索した結果、蜘蛛の外見を選択する事になる。
ほとんど強引に押し進められた結果完成した、蜘蛛型マシンは、その8本の足で器用に動き回り、対象の弱点を探し当てては、見つけたポイントに貼り付き、本体のバイブレーションと、8本の足の不規則な動きによって、くすぐりを行うという、全く別種の存在となる。

評価:
マシンそのものの出来はともかく、外見が『蜘蛛』である事は、対象者に大変評判が悪く、拷問系での使用例がほとんどとなる。
しかし、『マジックハンド』部にくすぐりの判断力を持たせた事は評価され、これによって、ベッドや椅子が必ずセットとなっていた(通常の)くすぐりマシンが、今後かなりコンパクトになる可能性を示唆した。
ただ、独立型であるため、他の個体との連携が悪く、そう言った面では、『本体』に統率され動く、従来型のくすぐりマシンの方に利点があり、双方、一長一短と言えた。

価格:
個数にて変動。
大口注文における割引有り。
外見の変更、相談受け付けます。

備考:
本体の指示に従って、動くくすぐりハンド独立性を持たせるためには、その「手」の部分に蓄電能力及び判断能力を有するシステムを組み込む必要があり、現状より更に精密化する必要があった。
開発チーフの「C」は、その精密機器の技術収得に、某国の超小型機器技術(トンボ型カメラ)を、不正な手段で入手したとの噂があるが、事実関係は明かではない。





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