1994 H6
公演第8弾『夏の終わりの夜の夢』
9/2(金)〜4(日) 場所/ザ・スズナリ(下北沢)
作・演出/滑羅ユミ子
キャスト/森さとみ、俵山栄子、長畑由美、楠大典、坂本敬司、高城遊志、
砂月鏡子、當眞さゆり、上田雄太、(1) 川田紳司、広瀬由紀、他
(1) 今では、すっかり、おなじみの「川田紳司」初登場。
眩しい夏の日差しの中で
語り残した想いの内を
今宵伝える若者たち
お前の瞳に映った者は
真に汝の恋人なのか
夏の夜空に彩り添えた
打ち上げ花火の光輝の如く
砕けて散るか恋の花
たった一夜の出来事は
夢か現か幻か
残暑去り行く寝覚月
夏の終わりの夜の夢
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これまた、シェークスピアもどき三部作の一つ。
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やっぱり、シェークスピア作品らしき部分は、
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ほんのかすかに顔をのぞかせるだけというホノボノコメディー。
離島でのバカンスに終わりを告げ家路に向かうはずの客達が、
悪天候により足止めをくらってしまう。
そこで止む無く泊まることになったペンション。
これを機会に来年の客寄せを企む経営者姉妹、ちょっと不思議な兄弟、
ケンカばかりの4人の若者男女、分けあり風のカップル。
嫌々泊まったはずのペンションで、夢のような一夜が始まろうとは。
妖精パックの魔力は、当時流行っていた催眠術に置き換えて描かれる
夏の終わりの不思議な出来事。