1998 H10
公演第15弾『かれきも森のにぎわかし』
第15弾  8/26(水)〜8/30(日) 場所/ザ・スズナリ(下北沢)
新製品には脇目も振らず、
「まだ、使える」をモットーにする青年の部屋。
大切に扱ってもらった家電たちには、それぞれ、精霊が宿っていた。
ご恩返しにと、青年の憧れアイドルの出演番組に勝手にチャンネルを合わせるテレビ。
アイドルのビデオテープを再生するビデオ、ミュージックテープを流すラジカセ。
なかでも、ビデオの精霊は、テープの画像を使って、普段からアイドルの姿に。 人間として青年の部屋にいすわろうとする画像のアイドル。
交渉どころか、家電の始末を青年に勧める。
そんな偽物アイドルと青年の仲を疑い出すフィアンセ。
真実を伝えようと、精霊たちも、ビデオテープの画像を使って人間になり、
青年やフィアンセに話そうとするが、使った画像が元で、ますます、こじれていくばかり。
家電たちは、お払い箱になってしまうのか。青年とフィアンセの愛の行方は。