大阪狭山市のだんじり
狭山神社 秋季祭礼だんじり試験曳き
1999年10月3日の日曜日、大阪狭山市の神社の祭礼のだんじりの試験曳きがあったので 見に行ってきました。
試験曳きということでだんじりの前後は青年団がかためますが、 綱を引くのは中学生くらいの女の子が中心です。
ここのだんじりは、富田林同様普通自動車1台分しかないような 細い道を通ります。
ですから、植え込みなどが邪魔にならないように確認するのです。 生け垣を持っている人は一斉に刈り込みをはじめます。
そしてだんじりの屋根に乗っている人は剪定ばさみを持っていて、 だんじりにかかる枝はなにのためらいも無く切っていきます。 もちろん、家の住人に確認とることなどありません。
法的な問題はともかく、それだけだんじりが中心なのです。
さて、ここのだんじりの特徴は、錦織神社のものと同じように 発電機を積むでいることです。
この発電機で何をするのか?
それは、拡声器で音頭取りが掛け声をかけるためです。 「ヨッサイコーリャ」の掛け声があたりに響きます (となりの富田林市の錦織神社は「エンヤーコーリャ」です)。 そして、時にはそれで民謡を歌います。
ここのだんじりも富田林同様ニワカ(漫才のようなもの)をするのか、小さな舞台があります。 その上に乗った二人がマイクで掛け声をかけるのです。 すると、だんじりが動きはじめます。
きっとかれらは芸能人のような気分でしょうね。 そういうところに都市祭礼の形を見るような気がしました。
●山車のいろいろ●
1999年10月21日 出力
水龍〈shuilong〉