松本正氣短冊

 

秋風や秀句は類句許さざる

句ごころがころころころぶ秋の風

生きてゐる事に飽かざり老の秋


うつし世は味はふものや秋は秋を

地を這ふ秋風松の影磨く

降りそそぐ月光たたへー平


長子ゆゑ帰農し木守柿燃やす

和田つ海の日向日陰や秋の風

氏子あまたみ戦にあり秋祭

 

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