高気密・高断熱住宅で一番の問題は、その気密性能のために換気が不足してしまうことです。
一般の木造住宅では気密性という面から見ればほとんど隙間だらけなので、特に換気を意識しなくても自然の換気にまかせればこと足りました。
しかし、高気密・高断熱住宅ではそうはいきません。
意識的に換気をしなければ、室内の空気はどんどん汚れてしまい、住む人の健康に重大な傷害を引き起こしてしまいます。そこで、高気密・高断熱住宅には計画的な強制機械換気が必要になってくるわけです。
この計画的な強制機械換気のことを計画換気と呼び、高気密・高断熱住宅にはなくてはならない設備です。
計画換気のない高気密・高断熱住宅はとんでもない不健康住宅になってしまいます。
ハウスメーカーのカタログなどで高気密・高断熱住宅を名のった製品がありますが、計画換気についてふれていないものには注意してください。
それはとんでもない不健康住宅か、あるいは計画換気が無くても大丈夫なくらい隙間だらけのえせ高気密・高断熱住宅である可能性が大です。
十分検討された計画換気システムを持つ高気密・高断熱住宅は住宅の耐久性を向上し、また、カビ・ダニなどの発生を抑制することができます。
もちろん、いいことばかりではありませんが、省エネ・エコロジーなどの観点から考えて、これからの住宅のひとつの選択肢になるのではないかと思います。
ただ、メーカー製の<計画換気・空調>システムを導入しようとすると、そのコストの高さがネックとなり、まだあまり一般的とはいえません。
また、高気密・高断熱仕様の躯体工事も一般の住宅に比べれば、どうしても割高にならざるおえません。
そこで、私たちは高気密・高断熱住宅を考える上で、メーカー製のシステムにたよらず、できるだけコストアップを押さえるという方向で提案していこうと思っています。
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