住宅の床・壁・天井や家具に使われている合板や集成材から揮発するホルムアルデヒドは皮膚や目・鼻・喉などの粘膜を刺激し、アレルギーやアトピーを引き起こし、慢性的には気管支炎やぜんそくのような症状を、長期的には鼻腔ガンなどの発ガン性も懸念されます。
シロアリ駆除の目的で床下に撒かれたり、木材に塗布される有機リン系の殺虫剤は、神経に作用する毒性があり、慢性的には免疫力の低下やホルモン異常、生理不順、視覚障害、自律神経失調症状を引き起こし、長期的にはノイローゼやうつ病などの精神疾病への移行も懸念されます。
また、最近よく使用されるようになったピレスロイド系の駆除剤も同様の毒性をもつ薬剤です。
和室の畳といえば、もっとも身近な建築材料ですが、この畳の防虫加工紙にもダニの発生を防ぐために有機リン系の殺虫剤が使用されています。
塗料を塗りやすくするために用いられるベンジン・トルエン・キシレンなどの 有機溶剤は、中枢神経障害(頭痛・吐き気・めまい)が起こすばかりでなく、発ガン性も指摘されています。
ビニールクロスに柔軟性をもたすために用いられるフタル酸化合物は、水に溶けやすく、空気中に揮発しやすい薬剤で、たとえ微量でも精神障害や発ガン性、胎児への悪影響を引き起こします。
ビニールクロスや台所・洗面所・トイレの床材として一般的な塩ビシートの主原料として使われているポリ塩化ビニール樹脂は、その製造過程や加工時、廃棄処理の段階で猛毒のダイオキシンを発生させ、このポリ塩化ビニールをはじめとする有機塩素化合物は、環境残留性が高く、発ガン性もあり、環境や人の健康に大きな影響を及ぼします。
この他の建材や家具・インテリア用品・生活雑貨等からも空気中に揮発する化学物質は数多くあります。
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