−−−AKI-H8開発環境(H8TX)−−−
 秋月電子で売っているAKI-H8マイコンCコンパイラは安価なのですが、DOS窓で作業しなければならず使い勝手が悪いのでVBで使いやすくできないかとプログラムを作りました。
 また、H8の内部ROMは書き込み回数に限度があるので、RAM上にプログラムを転送して動かせるようにしました。そのため、あまり大きくないプログラムの場合は、添付の”RSLOAD.MOT”をAKI−H8に焼くことによりRAM上で気にせず何回でもデバッグ作業ができます。
(AKI-H8の3052F版のみの対応です。)

H8TXのダウンロード

★セットアップは解凍後”SETUP.EXE”を実行してください。
★アンインストールはコントロールパネルのアプリケーションの追加と削除で行ってください。
このプログラム単独では動きません。以下のものが必要です。

●必要なソフト
1.秋月電子のAKI-H8マイコンCコンパイラ
2.秋月電子のAKI-H8マイコンボード付属のCD
3.フリーソフトの逆アセンブラのDASMH83.EXE(Vector等でダウンロードできます。)
  ※3.はCコンパイラが出力したアセンブルリストを確認したい場合必要ですが、なくてもOKです。

●使用する前の準備
1.適当な名前のSYSTEM用フォルダを作り(例えばC:\H8CSYS)、AKI-H8マイコンCコンパイラのCDの¥ディレクトリに入っているファイルを
  すべてコピーします。(サブフォルダーはコピーしなくてよい。)
2.AKI-H8マイコンボード付属のCDのASMフォルダーに入っている
   A38H.EXE L38H.EXE C38H.EXE
  の3つのファイルを同様に上記フォルダーにコピーします。
3.フリーソフトの逆アセンブラのDASMH83.EXEを同様にコピーします。
  ※3.はCコンパイラが出力したアセンブルリストを確認したい場合必要ですが、なくてもOKです。
4.AKI−H8のRAMに転送する場合あらかじめ添付の”RSLOAD.MOT”をAKI−H8のROMに焼いておいてください。

●使用前の設定
1.設定ボタンを押し、”SYSTEMファイルディレクトリ設定”で上記で作成したSYSTEM用フォルダーを指定します。
2.右の”main ofset設定”はとくに設定の必要はありません。(詳細説明参照)

●使用法
1.適当な名前の作業用フォルダを作りコンパイル、アセンブルしたいファイルを入れておきます。
2.ご自分で作られたインクルードファイルがある場合はSYSTEM用フォルダーに入れておきます。(3048F.Hはすでに入っています。)
3.コンパイルかアセンブルを選びます。コンパイルの場合は拡張子”.C”、アセンブルの場合は”.MAR”のファイルが表示されます。
4.内部ROMに焼くためのMOTファイルを作る場合は”ROM用MOT作成”にチェックを入れます。
5.ファイルを選択し実行ボタンを押すか、ファイル名をダブルクリックすればコンパイル又はアセンブルされます。
6.コンパイル、アセンブルされたMOTファイル等は、同じフォルダーに作成されます。
7.@AKI−H8のROMに焼く場合はAKI−H8付属の焼き込みソフトを使用してください。
  AAKI−H8のRAMに転送する場合は転送ボタンを押します。

※注意:フォルダー名、ファイル名に”-”が入っているとリンカがエラーを出すので使わないでください。

●作成されるファイルについて

●詳細説明
 Cコンパイラではリセットベクトル等の記述ができないのでその部分はアセンブラで記述しなければなりません。当プログラムはそのアセンブラ部分を”RESETV.MAR”として追加します。実際は当プログラムと同じフォルダーにある
  ・RESETV_RAM.MAR :RAM転送用
  ・RESETV_ROM.MAR :ROM焼き用
を切り替えて”RESETV.MAR”というファイル名で作業用フォルダーにコピーします。
従って、割り込みベクトル等、変更したい場合は上記2つのファイルを変更してください。

 【main ofset 設定について】
設定ダイアログの”main ofset 設定”はCソースファイルのmain()のスタートアドレスです。上記RESETVを編集してデフォルト値のアドレスで収まらないとき変更します。普通は変更なしでOKです。

免責事項
このプログラムを使用した結果についてはいかなる責任も負いません。個人の責任において使用してください。

制作・著作 下野茂樹