永遠のアセリア


 

この、ザウスさん(本釀造)の作品をするのは、この作品で2回目
本釀造の作品は、ちゃんとゲームとして楽しめるからいいんですねー

 

さて、お話の流れは、恋愛重視ってわけではなく、どちらかと言うと、
人間的行いを説いてる作品になりますから、少々、「重たい」部類に入るんでしょうか?

でも、その割には説明が多いって訳でもなく、自然とキャラクターに感情移入が出来て
シナリオや、イベントの流し方はよく出来ており、
主人公が戦う事への葛藤、意味つけ、結論・・・
ヒロイン達の役割など、綺麗に纏ってると思います。
 

でもまあ、欲を言わしてもらうなら、
「オルファリル」の場合、主人公と出会う前の環境をもう少し広げてもよかったのではないかな?と
そうしないと、オルファリルの揺れる心境の変化をいまいち掴み切れないと

そう・・・、「殺戮」は「褒められること」という環境で育てられながら、
「家族」となったウサギ(名前忘れた・・・)の死に悲しむ自分の存在など、
綺麗な話なんですけど、
しかしこれをより一層深いレベルにする為には為には、
絶対条件として「オルファリル」が育った環境を理解するのが絶対条件だと思うんです。
でも、その辺の描写がいまいちだと思うのですが・・・

あと、「アセリア」は、
悪くない代わりに、「良く」もない・・・
まあ、確かに自分と言う「存在」は、主人公を「守る」(と言うか、なんと言うか・・・)存在として生きる道を見出す辺りは
恋愛的な流れで、良いのですけれど・・・

こと、このゲームの作風において、それだけで良いのでしょうか?
この作品自体のテーマにおいて、「アセリア」の話はあまりに弱い・・・

作品のタイトルにするぐらいなら、初めからもう少しイベントを振ってあげて、
自分という「存在」が何のために在るのか?を探している辺りをもう少しもう少し掘り下げてあげても
良かったような

そうしないと、「存在」から「永遠」への繋がりがいまいちだと、

まあ私的にはアセリアの場合、
最後のシーンで「貴方は世界を守って、私は貴方と久遠を守るから」(確かこんな台詞)
って台詞だけで、結構満足してるんですけどね


 

あとーーーーーーー、、、、
ゲーム自体、シュミレーションの難易度に少々難ありです。
私的にはクリアー出来ない難易度ではないと思うのですが・・・
少々疲れます。
もう少し余裕があっても良いのではないでしょうか?
(HeadモードやVHモードは・・・地獄です)
 

 

あ、ちなみに、私のお気に入りは「レスティーナ」ですねー
(・・・、ファーストプレイで私はレスティーナだったので、むちゃくちゃしんどかった・・・)
もしかしたら、レスティーナは「おまけ」なのかもしれないけど、
女王としての心境、しかし、普通の少女でいたい心境・・・

そして、「偶然」を求める辺り・・・

この辺の流れ、私は非常に気に入ってしまいましたね

 

 

 

、続編でるんだろうか・・・