銀色



私が始めてPlayした「ねこねこソフト」さんのソフト。
始めはちょと、「のり」がわかりませんでしたが、後半からもーはまっちゃいました。
と言うか、第1章だけが無茶。どろどろーーと、現実を見せてくれます。
ある意味むちゃシュールです。悪くは無いのですけれど…。

だから(?)私は第2章からはまりましたね。
人柱となることを「運命」とし、その定めを理解している少女の心と、
それを食い止めたいと苦悩する主人公。
しかし、自分の力ではどうすることも出来ず、「糸」願いをかける…。
結果「あやめ」は人柱となり「あやめ」の願いはかなえられる…。

3章の料理店のお話は、少し全体の流れからて少々「府に落ちない」ところはありますが…。
まあ、全体的な流れはやっぱり、「糸」が願いを叶えるには「代償」が必要なのかなぁーと
「思わしている」と所は変わらない…。(?)
しかし今回、「糸」に直接願いを込めたのは実は、お母さんの「あやめ」であり、
その願いは「娘達の幸せ」のはず(と思いたいですね)。
その願いを純粋に叶える為、「糸」は願いを叶え続ける…。
結果、「お姉ちゃん」の死と言う代償のもと「妹」の幸せは叶えられる結果を迎える。

最終章は、現代と過去(「糸」の誕生の時)が絡み合う、シナリオ構成。

よく見ると、現代の「あやめ」はシナリオの最中に直接「糸」に願いをかけていない…。

そして、「あやめ」が失語症になった原因は、
「糸」が幼い「あやめ」の願いを叶えた為なのかは実の所はっきりしない…。
(てか、願いも「だろう」ぐらいしか解らないのですが…)
まあ、この点については、あまり深く汲み取りたくはないのでおいといて。

しかし、「あやめ」は自分が幸せになることに心の奥底で、「畏怖」を感じているのは間違い無く、
またそのことを「恐れている」…。その為か、
現代の「あやめ」には「願望」というか、自分も幸せになっていいんだと言う気持ちはあっても、
それは「願い」ではない…。

また、シナリオが進むにつれ、糸の誕生についてのなれそれが解り、実は「糸」
には一種の「呪い」というか「あやめ」の願い・幸せにのみ、
その「力」を使う想いが込められていることが解る・・・。
で、うんぬんがあって、「糸」が消滅し、現代の「あやめ」死なずに幸せを手に
入れると。(うーーーん、詳細を抜きすぎたかな…まあいいかぁー。)


さて、ここで疑問点。それは、
「銀糸」(赤い糸?)は本当に願いを叶える為に「犠牲」という代償が必要なんでしょうか?
確かに、全ての章で願いを叶えるための「犠牲」はあるように見えます。
(実は、最終章もあるの?)
だけど、この犠牲は時代が生み出した物だと思いたいですね、私は…。
だって、第1、3、最終章過去の「あやめ」は別に「犠牲=死」について恐れていないどころか、
「犠牲」になることがその時代の「あやめ」にとっては「幸せ」だと思いたいから…。
(悲しいことですけど)