5月20日(日)

今回は他に、潜る人々がリーフチェックをおこなっている人達(詳しくはトップのボタンの友人のホームページへ。)の予行練習と言うことで、サンゴや魚のチェックを行う田子、双島周辺へのダイビング。
先週おもしろかったので、再び(仮)ウミウシモドキエイリアンを捜すが、はぐれて残ったような個体を2〜3匹見つけられたのみ。
どうやら全体的に潮にのって移動しているらしい。今頃どこへ。

Dive 1 みのわ内側 

イトコ1 イトコ2 イトコ4 イトコ5

<集団タツノイトコ>

実は先週も1匹居たのだが、他におもしろいのがいたので載せませんでした。
しかし、今回同じ場所へ行ってみると「オッ、いたいた。アレッ、こっちにも、アレッ、こっちにも。」てな感じで、一ヶ所で4匹も見つけてしまいました。
この日、このあたりには視界がぼやけるほどの(写真にもよく見ると写っています。)プランクトンが集まっていてエサ場として、申し分ないようなので、こんなにいたのでしょう。
ぱっと見、一緒なんですが、よく見ると少しづつ違っていて、かわいいので全部写して来た。
どうでしょう、並べてみるとよくわかります?

Dive 2 みのわ内側

イト2 イト3 イト4 イト5

<集団タツノイトコ 2>

と、言うことで2本目も同じ場所で入念にチェック。
すると・・・・、なんと8匹も確認!!(新記録!)なので1本目と違っていると思われる個体も含めて、全部撮影。
写していると、その性格も違っているのがわかります。
見つかった時点で固まってしまうもの、堂々と見つめ返してくるもの、「海草ですよ。」と過剰にユレを表現するもの、「顔だけはぶたないで(んっ?)」と後ろを向くもの、無関心にエサを食べ続けるもの、と様々でおもしろい。
結局かなりの時間同じ場所ですごしてしまいました。
さて、イトコの特徴は、基本的にはオトシゴを引っ張って伸ばしたような体型で、育児嚢が発達しているので当然お腹の部分に対して体がくびれているので、小さくなければわかりやすい。
物に巻き付くため尾っぽにヒレはなく、ヨウジウオのように体全体がクネクネという印象ではなくて、尾っぽの部分(特に先の方)だけが曲がるような感じで動くところ。
でも、ハトコとの違いってよくわからんぞ、誰か知ってる?!

ホソウミヤッコ1 ホソウミヤッコ3

<ホソウミヤッコ夫婦?>

どっちかというと、こっちのが好き。
イトコよりさらに小さな世界だが吻が短くてかわいい顔してる。
地味な茶色のも居るけど、今回の赤や、鮮やかな緑色等、色もなかなかきれい。
写真に撮るには小さいけど長い(それじゃあ、大きいのでは?)ので、どう撮っていいかわからない、難儀な奴でもある。
今回からクローズアップレンズ(1.3倍、ヤッホー!!)という秘密兵器(貧相?)を導入したので、アップもなかなか。
でも、付けはずしと持ち運びは、大変だぞー!

Dive 3 田子ビーチ

アオリイカ<アオリイカ>

時間があったので今年初のビーチエントリー。
実は「カスリハゼが、いるよ。」と言うので、一生懸命探したのだが、見つからず。
がっかり気味で戻ってくる途中、中型のアオリイカの集団を見つけるが、潜水時間もそこそこなのでそのまま通り過ぎてエキシ゜ットしようとしたら、ガイドの人から「まだ、いいですよ。」との言葉に「イカ、写してきまーす。」とUターン。じっくりと観察できました。
彼らはどうということなく同じ場所にかたまっていて、言ったり来たりユ〜ラユ〜ラとしているだけのようでした。
大きな固体は産卵に来ているらしい(現にこの浅場でも卵を見ることはたびたびあります。)のですが、このぐらいのはなにしてるかな〜と考えつつエキジット。
ガイドの人によれば、エサを食べに来ているそうで、そういえばちょっと前に見た釣り番組で、こんな海草の生えた浅場で餌木を使っての小さなアオリイカ釣りを特集していたのを思い出しました。
そうです、今の海草のある時期、その草葉の影?(死んでるんかっつーの!)を利用してエサを、捕食するんだった。
う〜ん、いろいろ奥深いですな〜。

モドル