7月1日(日)

Dive 1 みのわ内側

シロイソハゼ<シロイソハゼ>

なかなかキレイな魚だが、このあたりではポピュラーでよく見ることが出来る。(自分が間違ってなきゃだけど。)
分布域に付いては鹿児島県以南と表記されているが、確認する人がいないだけであろう。
「えっ、ウソ付くなっ、見たこと無い。」って・・・。
はっきり言ってこの魚、見つけようと一生懸命にこれだけ探してもなかなか難しい。
私の場合も”なんか、動いたっ!”と言う感覚でしか、気が付かないことが多い。
サンゴのある場所の上をすれすれに泳いでいると、岩の上になにかが、ピュンピュン逃げていくと言う経験は誰もがすることだろう思われるが、その後それが何かしつこく探して見たことは、あまり無いのでは?
当然ツアー等で大人数で潜っているときには、そんなヒマないだろうし、ましてや人に迷惑になるようなことはつつしむべきなので、勝手な行動をとれる(勝手な行動は、イケマセン!!)者の特権かもしれない。
ああ、なんか話が変な方に・・・とにかくイソハゼ族の中でも砂地にたくさんいるボケーとしたアオイソハゼ?(ちょっと疑問?この話はまたの機会に)なんかと違い、急がしい奴で逃げ足も早いけど、かわいいので気になったら探してみて。ごく普通にいるから。

ヒラニザ<ヒラニザ幼魚>

この手の魚って、人気ないよね。
写真で撮ってみると意外と細かい模様があって、見ようによってはキレイ?!
ただし水中ではなんとなく黒っぽくてほとんど模様もわからない。
魚にとってはその方が幸せなのかも知れません?でも興味心身で寄ってくる魚の態度にちょっと仲良くなれそうな気もするのだけれども・・・。
今回なんとなくいつも行く場所より浅瀬の方までどんどん行ってしまったので、見られたのでしょう。
幼魚の頃はだいたい浅い場所で生活している様子。
たまにはちょっといつもと違った場所に行ってみるのもいいみたい。

Dive 2 みのわ内側

ハナハゼ<ハナハゼ>

最近特によく見るようになったなあ、と感じるのは私だけ?
綺麗な水色の体に優雅に伸びた尾鰭の先と、いった美しい出で立ちである。
が、一人で静かにこのハゼを見ているとなんか”火の玉(人魂)”を、連想してしまいだんだん不気味に思えてくる。
そう、音のない状態で、一定の範囲をヒラヒラと行ったり来たりする姿はなんとなく幽霊っぽいのだ。
その上気づかない時に、近くの穴からスウ〜って感じで出てきていつのまにかすぐ横を泳いでいた時にゃ〜 、・・・・・「キャーーッ!!」である。
夏場、涼しくなりたい時には、一人でじーーーっと見てみることをおすすめする。(ただし、本当に怪談話には、ならないでね。)

<タテヤマベラ>

おおっ、これは今までに見たことのない・・・。
何ベラだろう?いやテンスの仲間みたいでもある。ひょっとして珍しいのかも?
などと勝手な思いを巡らせながらも最初警戒して海草の中に隠れたり、いきなり砂に突っ込んだりしていたこのベラ、緊張しながら姿を写すまで慎重にと、行動していた。
ところが、しばらくすると慣れてしまったのかそれほど逃げる様子もなく、むしろこっちを気にしながら時々寄ってきたりと大変フレンドリーなおもしろい奴であった。
時々光るストロボに”なにっ!何事っ!と”ビックリしながらも別になんともないとわかると、平気で食事に。
場所柄、周囲を浮遊しているイサザアミなんかを食べてみたり、海草をつついてみたりと結構何でも食べるようである。
体に入る縞模様はなかなか独特でカッコイイ!!
気に入った私は、エキジット後、珍しいと話していたが、ショップに戻って調べると模様の感じは多少ちがうものの<タテヤマベラ>と言う奴らしいとわかった。
しかし、その分布は館山湾以南、それでタテヤマベラかあ、と納得しながらも珍しいわけでも無かったのね。と多少残念めな感じが否めない私なのだった。

モドル