＜チビカスリハゼとラスティシュリンプ？＞＜チビカスリハゼとラスティシュリンプ？＞
なんとこの間、ポツリと砂の上に残されて途方に暮れていたオチビさん（だと思う。）に、住処と相棒が出来ていました。
大きい方のカスリハゼで見たように、当然のごとくエビはハゼを、砂と一緒に押し出します。
するとオチビで身軽な彼は飛んでいるように、ひょいひょいと動き回りそれを楽しんでいるかの様に見えました。
この間は、最短まで近寄っても、ピクリともしなかったのに、責任感がわいてきたのか、しきりに尻尾を振ってエビに警戒信号を送り、働き者ぶりを発揮、絶好調です。
ところでエビの方ですが、どうやらラスティシュリンプらしい、と言うことでだいたいまとまりそうだ。
２匹いる内の多少小さい方は、うっすらと黄色っぽい感じ、大きい方（写真の個体）は白っぽく赤いまだら模様が鮮やかな感じ、パワーがあってどんどん外の方まで出てくるその様から、こちらがオスでは無いかと思う。
このエビお構いなしにガンガン掘って、穴の周囲を掘り下げ、入り口付近を溝状にしてしまうため、しばらくすると周りがガケ崩れよろしく崩れてしまい、せっかくの努力を水の泡にしてしまうと言う、いささかマヌケなエビである。
ただし、そんな具合に崩れた砂からもエサを発見しては食べているハゼにとっては、相棒のそんなところもお気に入りなのかも。
＜セグロスズメダイ幼魚？＞
素早くてうまく写っていないので、ちと厳しいけれど、上斜め半分あたりが鮮やかな（肉眼で見たかぎりでは。）緑色の美しいスズメダイ幼魚。
おそらくセグロスズメダイの幼魚と思われるが、なにぶん写真がこんななので、細かい特徴にちと自信がもてない。
図鑑には”日本では稀”と書いてあるのだが、なんと、曖昧な表現。
琉球列島〜西部太平洋と言う分布になっているのだが、その分布域（琉球列島って日本だよ。）においても稀なのか？
もう少し、わかりやすい表現を、解説にも載せて欲しいものである。
とりあえず写した理由は、見てすぐに「こんな色のスズメダイ、見たこと無い。」ことなので、見かけない魚なのは、確かだ。
＜ヒラムシＳＰ＞
ヒラムシの仲間・・・、である。
とにかく、仲間、仲間で、とても煮え切らない気分をその都度、味併せてくれる。
一体全体あんたは何者？ウミウシとも違っていて一目見れば、すぐにヒラムシとは、わかるのだが、そっから先は、？？？。
この配色及び図鑑にも載っていないところを見ると、おそらく南方系のものと思われる。
なんとなく以前テレビで、見たことが在るような・・・。
年々、南方系の魚種が、増えていく状況に在るので、この手の訳の分からない生物もどんどん増えているのかも知れない。
ウミウシブームの次はクラゲなんて言われているけど、案外ダークホース的に、こんな奴らのブームがやってくるのかも！！
＜ウスユキミノガイ＞
不思議。泳ぐ（動き回る。）二枚貝。
死んだサンゴの下から出てきた、なんとも奇妙な貝である。
泳ぐと言っても、時々思い出したように・・・なんてレベルでなく、見つけた瞬間から、そりゃもう「パフパフ」、「パフパフ」と、長い触手をなびかせながら、休む間も無く泳ぐ泳ぐ。
その姿はとても貝とは思えず、意志を持っている魚と言っても、いいのでは・・・。
そして持ち上げたサンゴの位置がわかっているのか、再び逃げ込むようにサンゴの下へ潜り込むところなんか目でもついているかの様である。
貝殻は小さめで、さわっても引っ込む様なことが無かったので、触手を完全に格納出来ないのでは無いだろうか？
触手にさわると、手に引っ付いて切れてきてしまうほど、弱いので、そっとしておいてあげたい。
