6月9日 日曜日

本日のオマケ(袋港)

キンダイ<キンダイ??(イシダイとイシガキのハイブリッドかも?)>

今回はいろいろあって、出港も10時とやや遅めだったので、ちょっと港で時間があり、水面を覗きながら、なんか居ないかなあ、と探していたところ、「ちょっと、変な魚がいる。」とお呼びがかかる。
見るとなんか妙に模様が細かく見えるイシガキダイの様な魚。(色は肉眼では茶色っぽかった。)
港の上からマクロ105ミリで一応撮影するが距離が遠くてはっきりはわからない。
体の模様は確かにイシガキダイと言われればそうかもしれないのだが、目の位置を横切る模様が線になっているような感じだし、エラの上肩の部分の点もややつながっているように。(ひいきめ?)
すると「キンダイかも。」とのこと。
キンダイとは、近畿大学でイシダイとイシガキダイのハイブリッドを、造る研究をしているところから、そう呼んでいるらしい。
さあ、はたして、こいつはそうなのか?

Dive 1 備前

ヤシャハゼ<ヤシャハゼ>

昨年見つかったヤシャハゼ達は、無事越冬して同じ場所に住み着いています。
この写真の個体は昨年も散々お世話になったフレンドリーな方ですが、もう一ヶ所の少しチビでなかなかなついてくれない方も健在で、相変わらずな性格。
さらにちょっと沖にも新たにもう一ヶ所、ヤシャハゼが発見されたそうです・・・(私はまだ見てない。)
そして、ちまたの情報では、その場所の個体は一時期ペアになっていたとか・・・。
今年はペアの写真、いけるかも・・。楽しみですね。

オニハゼ<オニハゼの求愛行動>

今回一番気になったのが、これ。
ヤシャハゼの後、チビヒレナガネジリンボウを撮影しているとき、ふと視線をそらせたその先に、なにやら見慣れない色のハゼが。
ちょっと遠かったのですが、よく見ると巣穴の入り口で2匹のオニハゼがヒレや口を精一杯拡げてディスプレイ中、しかもその体色はかなり黄色っぽくなっています。
雑誌で見たことがある求愛色と言うやつでした、実際に見るのは初めて、感動です。
こんなチャンスを逃すわけにはいかん、と、なんとか接近を試みたのですが、かなりの距離で、あっさりと逃げ込まれました。
求愛に一生懸命で、近づけるかも・・・なんて考えたのですが、やっぱり串本のオニハゼは強敵です。
はっきり言ってヤシャハゼやネジリンボウなんて、相手にならないほどに・・・・。(それでいいのか?)

Dive 2 グ゜ラスワールド

ヘラヤガラ<ヘラヤガラ イエロー>

最近は定番となったグラスワールドにフィッシュアイですが、相変わらずアオリイカは姿をみせない。
ちなみに卵の中の子供はもうすっかりチビイカになり、ハッチアウトを待つばかりで、房の中でフワフワしているのが、とてもかわいいので見に行こう!
いい加減カイメンばかりに頼っていてもいかん!!と、被写体探しをするのだがこれがなかなか・・・。
そんな中、やっと格好の被写体発見!!根の上を漂う、ヘラヤガラ達である。
マクロをやるようになってから、対象外の生物だったので忘れていたが、普段泳いでいるときもぶつかりそうになったり、じっとしている時には近づいてきたりと言う印象があるので簡単に近づけるからちょうど良いはず。
ところが実際に接近してみると、イヤな距離を保ったまま移動を繰り返すではないか。ガ〜〜ン!
しばらく追ってみるがラチがあかない、「ヘラヤガラさえ、無理なのか?」といきづまり、しばらく思い返してみることに。
フト、あるひらめきが・・「そういえば、こいつら上を通るときはジッとして、やり過ごしていたような・・。」
そこで、いったん浮いてヘラヤガラの上を通り過ぎると見せかけて、前方へ降下してみると、ビンゴッ!!
案の定、ぶつかりそうになりました。
その後この方法がおもしろく、何回も繰り返して、いろんな色のヘラヤガラばかりを撮影しまくり、大満足。
しかし、この方法逆立ち気味になり、ある意味ヘラヤガラの真似をしているようなもの、グラスワールドで、へんてこな格好をしてヘラヤガラとシンクロしている人をみたら、笑わないでください。それは私です。

モドル