<イソギンチャクモエビ>
今年はエビを、撮る機会が少ないなあと感じ始めた今日この頃。
と、言うわけでイソギンチャクモエビを一発。
以前は、生粋のエビラー(何、それ!)として1年中エビばかりな感じのときもありましたが、ちょっとワイド系も入ってきたせいか、探さなくなってしまった。(昨年はゴビラーだったしー・・・て、何?)
それでも探さなくても、簡単に見つかるいけてるエビが、このイソギンチャクモエビ。(結構、好き。)
カクレエ探しでのぞき込む大抵のイソギンチャクで見られ、特にウンバチ系なら、ほとんどで見ることが出来、一つのイソギンに何匹もいることが多くにぎやかな感じで大変結構な奴らです。
つねに写真の様にシッポをあげた体勢で、シッポをユラユラと動かしていてなかなかかわいく、白い斑紋の周囲を縁取るリングは個体によって微妙に青っぽかったり、紫っぽかったりと美しい一面も持ち合わせているのでもっと人気があってもいいと思う。
この体勢と、何となく金色を連想させる体色を見ていると名古屋人としてはぜひ、シャチホコエビと呼びたい・と思う・・・。
<ハゼ穴?の前で待ち伏せ中のキリンミノ>
ハゼなのかどうかはよくわかりませんが、何者かの巣穴の前でじっとチャンスをうかがっていたキリンミノ君。
エサをねらうハンターとして、実に多彩な技をほこるのが彼らミノカサゴの仲間。
こんなあからさまな場所で待っている奴を見るのは初めてですが、魚の集まる場所での待ち伏せ戦法をはじめ、何匹かによる共同作戦や大きなムナビレを使った追い込み作戦、さらに体色を変えての擬態作戦やらと、毎回感心させられる技のデパートなのである。。
キリンミノやハナミノカサゴは潜る度に必ず見られるような非常にポピュラーな魚なので、感心がない人が多いだろうけど、一度何をしているのか興味を持って見てみるとおもしろい魚なのである。
一度おためしあれ。
<ハタンポ類の幼魚?>
詳しい種類はわかりませんが体型から見てハタンポの仲間の幼魚だと思われます。
夜のビーチでは無防備な開けた場所の中層に浮かんでおりました、と言うよりそういう場所へ好んで出てきていると言うことなのでしょう。
昼間は岩影などにいるハタンポ、夜行性だとは聞きながら夜には縁がなかったのでどんな感じかわかりません、なかなか、興味深いです。
このあたりでは成魚は見かけないので、ある程度水深の深い場所では同じようにエサをあさりに夜な夜な出かけているんだと推測出来ますね。
う〜ん、いつものボートダイビングポイントでも、一度ナイトしてみたいものだなあ。おもしろそうだよね。
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ナイトで潜るとやっぱり、甲殻類ははずせない。
じっくり見ていると他にも多数見ることが出来るのだけれど、ヤドカリはともかくエビ、カニのたぐいは動きが素早くてなんなのかわからないような奴もかなりの数にのぼる。
ライトを当てると素早く砂に潜る奴やガザミ類のように泳ぎ去るものやら大変、さらに片手がライトでふさがることによる撮影のしにくさも手伝って「もう、いいや。」って思うあきらめ感も大きいので、撮り逃しもかなりなものなのだ。
ヒシガニSPは、幼体のせいなのか通常のヒシガニに比べて、ハサミ脚の長さの割合や、体の突起物の分布なんかがちょっとおかしな感じなのでSP表示です。なんか普通のより白っぽくて綺麗だし。
食事中のケンガザミは、割れたマキガイに食べ残しでもあるのか、一生懸命抱えてなにやらもぐもぐしています、ただしこいつは食事中なので止まっていますが、動くと早くて手に負えません。
この手の確認できず・・・な奴は他にも結構いました。
ソメンヤドカリは大きなイソギンを付けたのがよく見られ、結構あちこちで小競り合いがおきていました。
写真の個体は前方で引っ込んで触角だけ見える状態の個体を撃退したところ、まあ、この時は大きさも差があったから。
最後はイシダタミヤドカリ、多くのヤドカリが見られる中、ひときわ鮮やかな赤い体をしています。
ヤドカリとしては大きな部類でさらに色合いもこんななのでよく目立ってました。