＜アオスジテンジクダイ＞＜アオスジテンジクダイ＞
しばらく備前と呼ばれる方面ばかりだったので久しぶりに本来の住崎へ。
大きく亀裂の入った根の周囲には相変わらず魚達がいっぱいでした。
この根に行くといつも目に付くのはこのアオスジテンジクダイ達。
ここにばかり潜っていると毎回目にするのでなんとも思わないですが、他の場所ではあまり見かけないし、いたとしてもそこそこの大きさであまり大きな物はみかけません。
しかし、以前からここにいるのは大きくてまるまると太っている様な個体が多いので、なかなか見ごたえがあります。
「あまり見た記憶がないよ。」と言う人、岩影で動きがほとんどないためなにやら静止画を見るようで、数はたくさんいるのに目立たないだけです、探してみよう。結構貴重だよ。
＜キンメモドキ＞
アザハタの根の主役はやはりアザハタとクロホシイシモチ（一番岩の近くにいて岩の外形がわからないほど近くに引っ付いている大きめのイシモチ。）ですが、これらだけではさみしいもので、たまに物足りなく思われるときはそんな状態の時が多い。
まあ、それだけでも他の場所よりは目立つのですが誰もが感動！！・・・するほどは無いんです。
それを、一目見ただけで感動におとしいれる演出をするのが、このキンメモドキや他の小魚達。
根のボリュームを、倍増させるように周囲に群れる小魚（キンメモドキ、スカシテンジクダイ、各種イシモチ類の幼魚、ケラマハナダイ、フタイロハナゴイ他）は、本当に綺麗で、”名物の根”と言う意味では本当はこちらが主役とも言えるのでは。
ところで、キンメモドキってイシモチの仲間と思っている人、いませんか？
大きさや雰囲気からついついそう思いがちですが、実はハタンポの仲間なので、セビレは１基だけなのです。
テンジクダイ科の魚は上のアオスジテンジクダイを見てもおわかりのようにセビレが、途中で切れて前半後半の２基に分かれています、これでよく似たスカシテンジクダイとの判別も完璧ですね。
えっ、小さくて、わからない・・・・それは・・・。
＜タコベラ＞
よく見かける魚なのですが、ほとんどの人の、印象には残っていない魚だと思う。（通常のダイバーの人だよ。ホームページ出してるようなマニアックな人達は別だから、突っ込み厳禁！）
ベラ科の中でもモチノウオと呼ばれる魚達は普通のベラ見たいにそこら中をビュンビュン泳ぎ回ったりせず、控えめな性格なものが多いんです。
ただし、モチノウオの仲間で一番有名なナポレオンフィッシュ＜メガネモチノウオ＞は、人なつっこくて違うじゃないかと言われるかも知れませんが、あれも大きな成魚で人が慣らしたからだと思われ、幼魚の頃は小型のモチノウオ属同様、シャイな性格なのです。（自信は無いけど私はたぶん串本で幼魚を見てます。）
このタコベラの場合は小石の多い砂地との境界の様なところに多く、体色をある程度白っぽくしたりで、目立たなくするのが得意、さらに岩や海草をカクレミノにして、這うようにしてさりげなく逃げていくので、通常地味かなりです。
でも色が濃い場合の体色や模様はなかなか複雑で、見所ありとにらんでいるのですが。
＜コロダイ 幼魚＞
最近コロダイの幼魚を良く見かけるようになりました。
あなたは幼魚の尻振りダンスを、もう見ましたか？
何回も書いている様な気がするので、「またか・・・」と思う人、ごめんなさい。
コショウダイ科の魚の幼魚時代の特徴である、ヒラヒラ尻振りダンス、毒を持つヒラムシの泳ぐ姿に擬態していると言う説（今は違うのかな？）が有名。
だけど多くの幼魚は、模様がミズタマと言うかマダラな感じのものが多くこれらは「まあ、そうかな。」と思うにしてもコロダイの様に縞模様なのは、どうなんでしょう？
どう見てもヒラムシっぽく無いような・・・
わたくしてきには、模様や色合いからはゴンズイに擬態！を押したいですが、やっぱり引っかかることが・・・。
距離を置いて知り振りダンスを見ている分には、ゴンズイの動きに似て無くもないけど、近寄れば寄るほどヒラヒラだった動きがヒラヒラヒラヒラヒラヒラと、早くなるのは何故だーーー。
