10月20日(日)

Dive 1 アンドノ鼻

ホウキムシ<ホウキムシ>

ホウキムシって、見たことありますか?
自分は実際には初めて見ます。
一見すると、ケヤリムシの小さい奴の様な感じですが、ゴカイの仲間の様な体節がないということらしい、ケヤリムシがゴカイに触手が付いている生物ってことは、イメージ的に考えるとヒル(あの血を吸う奴。)に触手がついているようなものってことでしょうか?
とりあえず小さいし、触手も美しいので気持ち悪くはないです。
通常写真の様にハナギンチャク類の棲管中に共生するらしいのですが、共生ってなんか両者に得るものがあるのでしょうか?
なんか疑問・・・・。
触手の色が紫なら見た目ハナギンチャクの親子みたいっすね。

クサハゼラスティ<クサハゼ&ラスティシュリンプ>

普段、クサハゼは出ていてもテッポウエビと一緒に出ているところをあまり見たことが無かったので、いったいどんなエビと共生しているんだろうと興味深々だったエビをついに確認。
どうやら、図鑑”海の甲殻類”に載っているラスティシュリンプと言うタイプのテッポウエビで、茶色の地に赤い模様が入っている結構綺麗な奴です。
このクサハゼがいた場所の砂は比較的硬めの砂地だったためエビの体に泥がのっていなかったので、体の模様を鮮明に見ることが出来ました。
前回カスリハゼの時のエビは、模様もあまり確認出来ず、アーマーシュリンプかも?と書いていますが、感じが似ているのでおそらくこれと同じエビではないかと思います。(泥かむってるとなんかわかんないからねえ。)
ひょっとすると、今回ある理由でクサハゼ達はみんなホバリングせずに、巣穴の入り口に止まってじっとしていたので、テッポウエビがセッセと働いていたのかな?と思うと何となく複雑な気持ち。
と言うのも、クサハゼは大抵、巣穴の入り口で浮いてホバリングしていることが多いのですが、この状態の時にはいままでほとんどテッポウエビを見たことが無かったからで、エビにしてみればやっぱり手の(触角の?)届くところにハゼがいてもらった方が安心出来ると言うことなのかも知れません。
でもハゼにしてみれば、やっぱりホバリングしていたほうが、気持ちいいんだろうなあ・・・。

ダンダラダテハゼ<ダンダラダテハゼ Yg>

今の時期、砂地に住む共生ハゼの仲間達は、オチビさんが独立してテッポウエビと共同生活し始めるころの様で、超ちっさいハゼとエビを見ることが出来る。
砂地の最大勢力であるダテハゼはもちろんのこと、上記クサハゼやカスリハゼ、先週はクビアカハゼのチビ(一緒に拡大画像に載せておきます。)を見たと思ったら、今回ダンダラダテハゼのチビに出合いました。
こんな小さなうちから相棒のエビを探し、一人でやっていくのだから、エライ!!とほめてあげたいところですが、やっぱり小さいなりに心配なことが・・・。
このぐらいのサイズの奴は、やっと手に入れた居場所を渡すもんかと力が入りすぎていて、ヒレをめいっぱい拡げたまま、とにかく引かない(穴に逃げ込まない。)奴が多い。
そしてエビに警戒信号を送るだけではあきたらず、極端に近づきすぎた敵を威嚇する始末で、大きな敵に襲われないか非常に心配である。なんとかがんばって、元気に育ってほしいものだ。

Dive 2 住崎

アオリイカ<アオリイカ>

私の減圧停止の友、アオリイカ君。
いや〜〜、ね、念のためにする減圧停止だよ・・・。(最近そうじゃないのも増えたような。)
減圧中の時間ってなぜあんなに過ぎていかないものなんでしょう。
そんななか、数少ない遊び相手がこのアオリイカ達(その他には、流れてくるクラゲの仲間やアンカーロープに付いている小魚達だが、いずれも少ない。)。
上がってくるとアンカーロープの周囲に群れていることが多いが、ダイバーが大勢になると離れて、遠くから様子を窺っている。
寄れないかと言うと意外にそうでもなく、視線を合わせずジーッとしていたりすると、知らない間に近くに来ていたりして、結構かわいい、さらに、根気よく一定スピードで追っかけていると、そのうち一緒に泳いでいるような状態になることもあり、おもしろい。
と、言ってもなかなかうまく撮影できたことがないんだけどね。

モドル