6月22日(日)

Dive 1 田子ビーチ

ダンダラダテハゼ<ダンダラダテハゼ>

今年初の田子のビーチは、早朝と言うこともあって、とっても静か。
この田子ビーチに潜るに当たっていつも思うのは、こんなに海の中の環境って変わりやすいものなのかな?ってことですね。(浅場の砂地はみんなこんなものなのか?)
ただ今このあたりの砂地は大部分、砂紋のきれいな硬めの砂になっています。
つまり以前、我々を狂喜乱舞させてくれた、イトヒキハゼ、カスリハゼやクサハゼ等々の居住環境には無いみたいで、全然見かけなくなってしまった。
彼らは、以前書いたことがあるように、砂泥底に住むハゼで手を付くとズブスブと沈み込むような泥がお好き。(よくそんなところに巣穴が掘れるものだと感心する。)
そのかわりに、ダンダラとかクビアカが目撃されているようで、すなわち彼らの好きな環境(ガレ場まじりの砂地。)に変わってきていると言うことに他ならない。
どちらが、本来の環境とも分からないので、複雑な心境である。

Dive 2 アンドノ鼻

イラトアカエイ<イラとアカエイ>

またまた、イラです。
ちょっとわかりにくいですが、イラの真下にアカエイがいます、・・・・と言うよりアカエイがいるのでイラが寄ってきた図なのですが。
大きな生物がいると、とりあえず寄ってくるイラ君、当然自分(ダイバー)にも興味があるのでしょうが、それよりもアカエイにまず接近。
そうそう、みなさんはアカエイの食事風景を見たことはありますか?
とにかく豪快、と言うかかなり雑!とでも言いましょうか、大変です。
自分の体の乗りかかった砂地全体に穴を掘るかのごとく”バフバフッ”と砂を舞いあげて砂の中のエサを探し回るので、彼らのエサ場では丸く陥没した穴のあとがたくさん残り、それとすぐ分かります。
そんな感じなので、イラ君に目を付けられるのは当然のことなのでしょうね。

Dive 3 グラスワールド

カイメン<ミズガメカイメンとシチセンチョウチョウウオ>

昨年初めて見て、すぐにいなくなってしまうだろうと、一生懸命写真を写したシチセンチョウでしたが、どうやらすっかりカイメンの周囲がお気に入りで住み着いてしまったようです。
(ワイドなのでわかりにくいですが、カイメンの上端に写っている小さい白っぽい魚が、シチセンチョウ)
これで、もう1年近くこのあたりいることになるので簡単にはいなくならないでしょう。
このチョウチョウウオは、ある程度雑食性なのでエサの種類には幅があるのですが、口が小さいので、給餌の回数を、多くしなければいけないと言われています。
つまり自然下においても常にエサを口にしていられる環境が必要だと言うこと、そんな彼にはとっておきの条件がこの場所、大きなハマサンゴやカイメンがたくさんあって、それに付くエサにも不自由しない暮らしが出来ているのでしょう。
我々、ダイバーにもすっかり慣れた様子で、今なら近寄れます。
こう見えても珍しいしとてもかわいいので、みんな見に行きましょう。

モドル