<ロングクロウシュリンプ>
このあたりでは、どこででも見られると言って良いほどいますが、あまり見たことないなあと思っている人も多いかも知れません。
なにしろなかなか見事な透明っぷりですし、住んでいる場所がなんでもない砂地と岩の際なので、特に探す目標物と言うものが無いのですから。
ダイバーになじみ深い人気のエビ達は、イソギンチャク、トサカ、ヤギ等に隠れ住んでいたり、大きな魚のクリーニングをしていたり、岩の隙間等にいても、そのエビ自体の体色が目立つものだったりと、大抵海の中のどこを探せば良いのかが、わかりやすいのでなれていない人にも教えやすいですが、このエビはなんとも・・・。
体型は典型的なテナガエビタイプで、その長いハサミ脚は自身の体長ほどもあり、足まで入れると非常に写しにくいやっかいなエビだと言う印象だ。
<ホタテツノハゼ セビレ復活バージョン>
先週見に行ったときセビレの真ん中あたりが大きく裂けて帆が2枚になっていたホタテツノハゼ君。
「もう、ずーっと、あのままかなあ?」「セビレなんて、くっつかないんじゃないの?」などの心配の声をよそになんと、たかが1週間あまりで完全に修復!!なんで???不思議?
問題のセビレの部分を目を凝らしてよーく見てみると、ほぼ中央の背鰭棘のちょっと後ろに白っぽくアザの様につながった線の後が見てとれます。
うーん、どうやってつながるのかはわかりませんが、やっぱり野生の力ってすごい!
魚の知られざる不思議な生態でした。
<ホタテツノハゼ>
3本目も同じポイントに入ったので、ふたたびホタテを訪問。
ちょっと今回は、フィルムをいろいろ試しているので、上記のとは、かなり発色が違う。(これは、ちょっとくどいですねえ。さてこのフィルムはなに?)
まあ、それはさておき、これはなにをしているところかと言えば、ホタテがエビに注意をうながしているにもかかわらず、どんどん勝手に出歩くので、穴の前で体を横にして、通せんぼの体勢をとっているところ。
共生ハゼにもいろいろ個性と言うものが、あります。
通常よく知られているのはダテハゼなので、エビに警戒信号を出すときは体を小刻みに震わせて注意をうながすと言うもので、各種雑誌にも載っていますし、良く行う行動なので実際に見たことのある人も多いでしょう。
(まあ、その中にも個性があって、小刻みに震わせるどころかエビにビンタ食らわせるような奴もいれば、言うこと聞かないエビに終いには噛みつき攻撃する過激な奴なんてのもいるけど。)
ホタテの場合は、緊張の具合を帆(その他、各ヒレ等)の立て具合で、表現するのでエビもそんなところを察知している様子、でもあまりにのんきで言うこと聞かないエビに対しては、「出てくるんじゃ、ねえ!!」とばかりに体でブロック!自分の役割をキッチリ果たそうとがんばります。
しかし、この後ホタテの体を押しのけてでも横から出てくるエビに、ちょっと脱帽!いったいどっちが強いのやら?
<タマゴイロイボウミウシ>
イボウミウシってウミウシの中でも動きが少なくて、あまり写そうとは思わない。
しかし、今日は普段より大きく写せるので大きく撮ってみた。
ちょっと、いいかも・・・。
堅そうに見えた体表もよく見るとなんだかカイメンの様な感じ、配色も美しい。
でも、あまり書くことが浮かんでこーーん!ごめん。やっぱ苦手。