<モンスズメダイ>
今年は水温も高くまだ23度前後もあるので、ただ今グラスワールドも絶好調で、魚が多い。
ポイント名にもなっているベラ類は言うに及ばずだが、他にも多いと言えばスズメダイの仲間。
とりあえずほぼ、海底ばかり見ているはずの私の視界にも否応なくその姿は飛び込んで来るのだが、そんな中で小魚の群にチラホラと混じるシッポが黄色でヒラヒラと目立つのがこのモンスズメダイ。
同じものどおしで群れている魚から比べて数は多くないのだが所々に紛れ込んでいると、なんだかかえって気になるおもしろいさかなである。
幼魚のうちはこのシッポの黄色い体色のせいで、こうして気がつくけれど成魚を見た記憶が無いのは体色が地味になってしまうからでしょう。
<ノコギリハギ>
幼魚はその姿のかわいさから撮影する事は多いのだが成魚はあまり撮ったことがない。
シマキンチャクフグへの擬態とされるその体の模様は本当に感心させられるほどそっくり、自分達はわかるのかなーなどといらぬ心配をしてしまいます。
とりあえず種類の違いであるヒレのかたちで、はっきり出来るのでホッとしますが。
あまり気にしていなかったのですが、シマキンチャクフグよりノコギリハギの方が、分布が南方系で琉球列島以南になっているのは初めて知りました。
そのわりにはよく見るような気がしますが、幼魚のせいなのでしょうか?
あまり見極めようとはしないので実際はそんなにいないのかな?
意外と撮影は難しくて、うまく撮ることが出来なかったのには、ちょっとビックリ、動きは早くないのですけど。
<ベンケイハゼ>
相変わらず撮影しにくい場所にいる困った奴。
久しぶりに穴の中から出ているペアを発見したので「しめた!」と思ったけれど実際には立ち上がった壁の中層の様な場所で、見た目ほど足場もしっかりして無く、壁が邪魔でカメラを構えられなかったり、排気の泡がかかって逃げられたりと本当に大変。
結局ペアでいるところは、撮れませんでした、残念。
この手の仲間は他にコクテンベンケイハゼとミサキスジハゼを確認していますが、やっぱり見てみたいのはイザヨイベンケイハゼだよね、よーし、探すぞ。
<クビアカハゼ ペア>
最近ではめったに撮影しなくなったクビアカハゼですが、美しさではピカ一です。
水中ではあまり感じないのですが初めてアップで写すとすごく感動するのでぜひ撮ってくださいね。
今回は2匹並んでいたので思わず撮影。
そう言えばこれくらいの時期になるとペアでいるのが増えてくる様な気がします。
ハゼはいったいどうやって相手を捜すのでしょうか?穴の前で見張り番をしている間は出歩いていそうには思えません、そして出ていってしまったハゼのパートナーテッポウエビ君はいったいどうなってしまうのか?不思議な関係です。
テッポウエビは、トンネルを拡張していき相手と出会うとも言われますが、まさかその相手同士が必ずペアに・・・なんてことも考えにくしなあ?!