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潜り初めの頃一度潜ったキリだったサンビラに、やっと潜ることが出来ました。
以前は初心者で、ツアーの一員で、透明度も悪くほとんど見えなかったという三重苦だったため得体の知れないポイントで、いい印象では無かったはずなのに、潜るスタイルが変わり魚の趣味も変わるにつれ、行きたいポイントになっていたのでした。
さてその結果、陸上の状態が良くないわりには、水中はおだやかで最高の状態で迎えてもらえて感激。
潜る前は慣れていない場所なので、おとなしく人についていこうかと思ったのですが、透明度も15メートル近くあるので、これだけ見えれば上等だ!とばかりに雑誌に載っていたポイントマップを思い浮かべながら移動・・・・、いやー、わかりやすいポイントだ!。
当然、真っ先に砂地へ降りての探索、アカタチっているのかなあ?と見渡す限りの砂地の沖の方をしばらく見ていたのですが特に何も見つからないので、根の際の砂地に予定変更。
「おおっ!いるいる。」泥系共生ハゼのオンパレードです、(サルハゼの仲間には、逃げられました。)楽し〜と、思ったら意外と警戒心が強く、近寄る前に次から次へと穴に逃げられる始末、情けない。
でも、なんだかこの環境には顔はほころびっぱなし、満足満足。
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泥地にどっぷりはまって満足していると、そろそろ減圧指示が出そうなので、戻ることを決めて移動。
その間もなんだかおいしそうな場所が多いので、視線はあっちこっちキョロキョロ。
そして、浮上を開始しようとするまさにその時、サラサハゼらしき魚を発見、サラサハゼもまだ見るのは2回目なので、こいつはおさえておかなきゃ!と接近するとなんだか模様が妙な感じ・・・・。
ひょっとしてこれは、ホホベニサラサハゼって奴!始めて見る魚にちょっと興奮、いや、でも減圧が、と心の中での葛藤。
ダイブ時間にやや余裕がありそうなので覚悟の撮影、幸い性格的には以前見たサラサハゼ同様楽に寄らせてもらえたので満足いく距離での撮影が出来ました。(ちなみに撮影後、あわてて戻り何食わぬ顔で減圧したのは言うまでもない、間に合って良かった。)
このハゼは、つねにホバリング状態で、浮いていて近づいてじっと見ていると体型もハゼらしくなく、なんだかベラの仲間でも見ているような感覚を味わってしまいました、変なハゼです。
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1本目上がると海上は波風強く荒れ模様、2本目はイスズミあきらめ、アンドノに変更でした。
減圧出てるので、アザハタの根はあきらめ、浅場の砂地中心に探索、するとガレキサンゴの下で丸っこいかわいいカニを発見。
水中では濃い茶色に見えたので何気なく撮影していたら、ポジの出来上がりでビックリ!
こんな、赤っぽいカニだったとは?
体全体がデコボコしているので、おそらくサメハダオウギガニと言う奴ではないかと思いますが、図鑑に載っているのとは色が違っています、とりあえず体色には変異が多いとのことですが。
動きはのろく、ころころしていてなんだか滑稽な奴でした。
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「ネジリンボウでもいないかなあ。」と停止して砂地を眺め回しているとちょつと向こうで目が合ってしまったこの魚。
この手の魚はたいていの場合、通過するときにササッ!と動く気配で分かるのが多いのだが今回は接触無しでの発見、あちらも見つかっていないそぶりでやり過ごすと決めたようで、最短まで近寄っても微動だにせず、なのでじっくり観察すると、体の模様がお花畑みたいでたいへんキレイなことに気が付く。
そこで、前から後ろから上から下・・・はちょっと無理、しつこく撮影しているとさすがに我慢の限界が近づいてきたのか何となく動くそぶりを見せ始める。
しっかり楽しませてもらったことだし敬意を表して完全に動く前に離脱する事にしました、「今日はあなたの粘り勝ち!」と言うことにしておきましょう。
ところでこの魚カレイと名前が付くのに目は左側、どうしてでしょう?そう、この魚はカレイ科でなくて、ダルマガレイ科、ダルマガレイの仲間は目は左側になるのだ。(じゃ、ダルマヒラメにすれば良かったのにね。)
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アンカーまで戻ってくると岩の影から影へと移動するフリフリ魚発見!
「おっ、コロダイじゃないぞ。」としばらく追いかけてみました。
よく見てもムスジコショウダイでもないしまだ見たこと無い奴だと判明、調べてみるとヒレグロコショウダイの幼魚でした。
幼魚と言ってもやや大きめで、常に岩の影を伝って動くので、なかなかうまくとらえることが出来ません。
動きはコロダイの幼魚のそれと変わりないですが、こちらの方が用心深さは上のようです。
沖縄方面ではごく普通にいる魚らしいので、これから見られるようになるかも知れませんね。