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串本へついてみると天候が悪く波も高かったため今年のスタートは近場のアンドノ鼻になりました。
とりあえず毎年のことながら初めはのんびりと潜ろうと砂地へ降りてみると、浅いところは今の時期海草が結構茂っている状態で雰囲気がいまいち。
それじゃあ、と言うことで深場へ行ってみるが、あまり魚の気配も感じられない。
まあいいや、ゆっくりしてみよう・・・・と落ち着いて眺め回してみると地味ながらもそこかしこにオニハゼの姿。
全般的に警戒心が強く寄りづらい魚なので、「あまり動く気もない今日は良い機会。」と、じっくり時間をかけて寄ってみることに。
すると、水温がまだ低いせいなのか?ハゼ達もちょっと動きが鈍いようす「おっ、寄れるぞ!」と一匹目に接近するとニシキテッポウエビも穴から出てきて、いい感じ・・・・と思ったらなんの前触れもなく引っ込まれ、イヤな予感でファインダーから目を離すと、大きなトラギスがウロチョロ邪魔をしに来ていた。
「また、オマエか・・・・である。」なんとも避けようのない奴だ。
新たな気持ちで別の巣穴を探すとすぐ近くにペアのホームを発見。
先ほどよりも警戒はしているものの、まずまず寄れたので穴の入り口にいるペアを撮影しているとしばらくして、テッポウエビ出現。(位置が悪くて撮影できんかった。)
「あれっ?ニシキテッポウエビじゃないなあ?」と確認できたものの反対方向に出ているので、それくらいしかわからず時間的にもタイムアップとなってしまった、残念。
カサゴの仲間は姿形はグロテスクなのも多いが、目はどれも非常に綺麗である。
角度や光の反射の仕方によっては、本当に宝石でも見ているような気分が味わえるので、みんな積極的に寄って見てみるべきだ。
とは言え今回寄り切れてないのは、気合い入れていかないとやっぱり毒がこわいため、自分で経験したことはないし、刺されたことのある人も少ないのでしょうが、話に聞く分にはかなりなもののようですし。
さわらぬ神に祟り無しなのだが、こんな距離では本当に中途半端、そんなことは重々承知の上ではある。
でもやっぱり美しいものにはトゲなのだ。やだやだ。
ちなみにオニカサゴは岩礁帯の浅場に住む魚なのでこのあたりでは普通に見られるのですが、TVのに釣り番組なんかで対象魚になっていて釣り人がオニカサゴと呼んでいる魚は、イズカサゴだったり、フサカサゴだったりといろんな場合があるので、要注意!!
まあ、方言・・・みたいなところもあるんだけどね。(さらにちなみに料理屋でオコゼなんてたのんでみたりしても、たまに違う魚だったりってこともある。)
ただいまのアザハタの根の状態は、岩の様子がまるわかりのスカスカ状態。
なかでもいちばんかたまっていると言えばこのキンメモドキ達。
普段は群として見ていて、一匹一匹の印象は弱いので、たまにアップで見つめてみる。
体がピンク色で、まあ奇麗なのかな?とも思うけれどそれでもやっぱり印象は薄い、それも群れるという習性のあるこの魚にとっての武器なので感心すべきところなのだろうがこんな写真を見ていると、どうしても並べて干してある干物の光景が浮かんでくる。
なんか食べておいしそうな風貌だよね。
千葉県くらいまで住んでいるらしいのだが、はじめて見たときは意外と感動、映像とかで見る場合以前はせいぜい沖縄あたりが多かったから南方系の魚だと思ってた。
まあ、最近数が増えたなあと思うのはこの魚についてもなのであるが。
波が高く遠出はイヤ、と言うことで2本目もアンドノ鼻で、安堵。
殺風景なただ今の砂地をウロウロしていると、小さいけどハチマキダテハゼ発見。
これは貴重かと遠くから1枚おさえておくと、案の定すぐに引っ込まれてしまう始末。
ハチマキダテハゼの名前の由来はもちろん頭部(顔部?)にあるハチマキ状の線・・・・、ん、まてよ、人間で言う頭に巻いているハチマキを想像してみるとこれは位置が違っているのでは・・・むしろ後頭部から鼻先にかけて巻いていると言う感じ。
つまり盗人のホウカムリの方が位置的には正しいのではないか。
するとこやつの名前はヌスットホウカムリダテハゼ・・・・、つまんないことを考えるのはやめよう。
ハチマキ・・・・・・・・でいいです。