6月13日(日)

Dive 1 田子ビーチ

<クロホシイシモチ ペア>

クロホシイシモチ今回はおなじみのクロホシイシモチ。
何でかって?・・・、ただいまクロホシイシモチ君達は、恋の真っ最中。
すでに、口の中に卵を抱えている固体も多いのですが、まだそこまでいたっていないペアもかなりいて、浅場のサンゴの周辺は、なかなかにぎやか。
クロホシイシモチの場合、この2匹のように他の個体からある程度距離を開けてペアになっているのでその様子はとてもよくわかります。
この2匹の周囲にも同じような状態な魚たちがたくさんいてしきりに体を震わせたり近寄ったり離れたりという行動を繰り返し行っているので、ひょっとして産卵や卵をくわえるところまで見られないかな?とじっくり観察していたのですが、今回はとうとう見られず残念でした。
しかし、2匹で中むつまじくしている姿を眺めているのも、ほほえましくていいなあ、なんて思います。

Dive 2 備前 

<ホタテツノハゼ ペア>

ホタテツノハゼ ペアホタテツノハゼがペアになっていると言う情報は、他のホームページなんかで知っていたのですが、実際にペアの写真は見たことが無く「ああ、なんか写しにくい条件があったり、あるいは写しても絵になりにくい状態なんだなあ。」などと、勝手な想像をしていて、あまり見たいと言う欲求がわかなかった。
しかし、海に入るとなんだか誘われるように例の場所に・・・。
うーん、やっぱりホタテはいいなあ、しかも、全然問題になるような障害もありません。
とは言え本当に2匹でいるところを見られるとは思っていなかったこともあり、見た瞬間には久々に感動しました。
背びれの色が黄色いのと白いののペア、黄色いほうは以前からここに住んでいる個体だと思われ、警戒心も少なく人なれしていることはわかっているのですが、それにつられてなのか白いほうの個体も警戒心が薄く、真近で見ることが可能。
気に入ったので本腰を入れて撮ろうと、接近を試みます。
が、次の瞬間なんの前触れも無くあっという間に巣穴の中に・・・・「なんで????」とファインダーから目を離すとある者が、突如乱入してきたことに気づく。
ああっ、最近ハゼを写しているとこんな事ばっかりや・・・。(下記へつづく、さて正体は。)

ワモンダコ<ワモンダコ>

上記ホタテ撮影中に乱入してきたのはこいつ。
なんと、自分の目の前にいきおいよく泳いで突っ込んできた!
何事かと泳いできた方向を見てみると、吐いた墨のあとが残っている、しかもそのあたりには何匹かの魚がモビングのような行動を、いぶかしげに眺めているとやがてその場所の岩が突然もりあがり・・・、そう、もう、一匹さらに大きなタコがいたようで、あとで聞いたところによるとタコは3匹居たらしく、三角関係状態だったそうな。
とりあえず手の届くような目の前にきて、興奮して体色をネオンのごとく変化さているこいつを見ながら「さて、どうしたものか?」と思案しながらも、写真家の性、なんとなく手が動いてしまうのだった。
しかし、この写真どういう状態か、わかるだろうか?相変わらず周囲に同化する能力には脱帽、そしていつみても、体表に出すことの出来るこの突起物は、どうやって作っているのか納得できないもののひとつである。

Dive 3 グラスワールド

イエロージョー<イエロージョー>

ただいまグラスワールドで人気をさらっている黄色いジョーフィッシュ君。
なるほど、なかなか愛嬌ものである。
人が近づいて見ていても体をクルクル回転させあっちを見たりこっちを見たりと忙しい。
当然、巣穴から出てきたところを見てみたいとじっくり待つ体制を整えるのだがさすがに人気者すぐに他のダイバーがやってくる、まあ、人が見つけたものの場合は、さっさと譲り合う方針なので、すぐに立ち去ることにしました。
ところでこのジョーフィッシュ、図鑑で調べてみるとカエルアマダイやらイレズミアマダイと載っている個体と一緒だと思われ、周囲での話題でも白っぽい個体と同じ種じゃないかと言われています。
そこで顔周辺しか写っていないまでも、以前撮影したものとじっくり見比べて見ました。(皆さんも見比べてみよう。拡大写真にて・・・。)
たしかに、顔の濃淡の模様は似ているように思いますが、顔に占める目の割合、盛り上がり方、光彩の具合、目の間の感覚なんかが違うように思われます。
で、自分としては、違う種類だと考えます、この魚の特徴としては背びれ、体側の帯、他の鰭の模様なんかがあげられるので顔だけでは実際なんとも言えません。
しかし、感じとしては以前のものがイレズミアマダイ、今回のものがカエルアマダイでは。
もっとも、現在見られている白っぽいものが、以前と同じとはかぎらないですけど。

ミヤケテグリ ディスプレイ<ミヤケテグリのディスプレイ行動>

しまったー、またうまく撮れなかったー。
と、言ってもミヤケテグリの場合は初めてなのですが、以前に遭遇したヤマドリの時も同じような状態に終わっていたのでした。
なんだか自分は、このディスプレイ行動が好きで、今回も実は一番面白かったのがこれです。
背びれを大きく広げた瞬間は感動もの、ヤマドリの時も美しいと思ったのですが、このミヤケテグリの鰭には負けるのでは・・・、ほんとすばらしい模様具合。
そんなこんなで、2匹同時に背びれを広げていい角度からのショットが撮れなかったのは非常にくやしい。
現場では何枚か、やったー!と言う瞬間に切ったはずなのですが、1枚写した後すぐのショットで、ストロボが間に合わず、真っ黒・・・・、ま、落ち着いてないときはこんなものです。
今はどうもミヤケテグリも産卵時期らしく、そういえばあっちにもこっちにも、大き目のメスと思われる個体も多かったのを思い出しました。
今度は、いつ見ることができるのやら・・・トホホ・・・・。

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