8月13日(金)

Dive 1 住崎

アジアコショウダイ<アジアコショウダイ Yg>

最近ではもうすっかり定着して、すっかり串本の魚と化した感のあるアジアコシヨウダイですが、ここ数年コンスタントに幼魚も見つかります。
この頃の幼魚は目の周りの黒と、体色の白黒模様でパンダを彷彿とさせるいでたちですが、この小ささ(1センチほど。)にして、元気のよさは本当に驚いてしまうほと゜。
なんであんなに勢いよくフリフリしているんでしょ、底なしの体力といえる。
敵が近づいたときに激しさを増すので、間違いなくそういった対策ではあるのですが、何かに擬態していると言うよりも、敵のねらいを撹乱するものの様に思われます。
これだけ動かれると確かにピントを合わせるのも、つらいですから。

Dive 2 アンドノ鼻

セソコテグリ<セソコテグリ Yg>

透明度もあまりよくなく、いい印象が無かったので、無難なアザハタ゜の根に直行、ついて見ると数は多くなったイシモチ達は根の上方に少し距離をあけて浮いている状態になっている、つまり根の中はスッカラカン・・・・、いや魚がいないのでそう見えるだけで実際にはエビ達や、ウツボ達は相変わらずいついている。
そしてときおり、根の主のアザハタ達が、こちらを牽制するために降りてくるのは、いつものことである。
「ちょうどいいや。」とポツカリ穴明き状態の根の中はどうなっているのかなあと、覗き込むとミヤケテグリの小さな幼魚が居た・・・・・、いや、まてちょっといつものと模様が違う、と撮影しておいた。
どうやら、これがセソコテグリと言う奴らしいこの手の魚は色彩変異が多いのだが、体側下方の白色斑点が白丸で独立周囲に少し影があるように浮き出て見え、胸鰭基底部に少し黒い部分が見られる。
行動その他はミヤケテグリとなんら変わるところも無いようなので、多分今までにも見逃したことがあるのではと思う。

オキナワハゼ<オキナワハゼ>

やったー、ついに撮影、オキナワハゼです、と言っても満足いく出来ではないのですが。
最近見つけるのには、少しなれてきたせいか、ちょくちょく見つけられるようになってきたけど、以前のテッポウエビの時に書いたように撮影困難ですぐに逃げられてしまいます。
見た目なんとなくおっとりしているようで、動きもヒラヒラとなんとなく簡単に撮影できそうなのですが、障害物がなくなると、とにかく落ち着かないらしく、意外に動き回る奴なんです。
結果、片手で写そうとするのですが、ファインダーを覗くと姿を見失う始末、でしばらくボーゼンとあたりを見回して終了。
このハゼ、何が気にいっているかといえば、その姿、胸鰭を体に直角に開いて、チョコン、と砂地にいる姿がなんともかわいらしい。
そして、今回のは、どうやら普通のオキナワハゼの模様だが、何回か違う模様の奴を見ていること。
よーし、この調子で新種、撮影するゾ!

タイワンマトイシモチ<タイワンマトイシモチ?>

これは、なんでしょ?
アザハタの根の少し西側にいびつなかたちをしたカイメンがあるのですが(ただ今すぐ直下にかなり大きなモンハナシャコが巣を作っている。)、大きな壷状の穴は無く、上部がふさがっているような感じで小さな穴が開いています。
その穴の中にすっぽりはまった状態でじっとこちらを見つめる魚が一匹る
なんか砂にもまみれているし、動かないので弱っているのかなあと近づいてみるとそっと穴の中に退却。
どうやら、なんともないようです、すなにまみれたように見えるのはカイメンの中のネバついたようなものが付着しているからでしょう。
しばらくするとまた入り口に出てきました、しかし、これ以上は絶対出てこないつもりらしく、こんな写真のみ・・・、でもこれって・・・イシモチのようにも見えるし、なんかカサゴ系でもあるような、そういえばこんなのでシボリとか言う魚もいたなあ・・・と撮影できないまでも、覗き込んでしばらく観察はしてみました。
後で調べてみるとやっぱりシボリ系の魚のよう、でも覗きこんだときには体側の黒班は無かったような気がするので、タイワンマトイシモチと言う魚だと思います。全身が見てみたい。

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