8月14日(土)

Dive 1 アンドノ鼻

タツノハトコ<タツノハトコ Yg>

ちょっと小さすぎてわかりにくいけど、背びれ基底部の盛り上がりとやらもあまり無いのでタツノハトコではないかと思います。
まあ、小さいうちはそんな特徴も著しくないのだと言われればそれまでですけど。どうなんでしょ。
タツノイトコ達はなぜだか、ひらけた砂地のちょっとした障害物のあるところに引っ付いているのですが、周囲にはエソやらトラギスやらがいっぱいいて、こんなところにいたら、危ないような気がするのに、あえてこんなところにいるのはなぜ?
岩礁帯にいたほうがよっぽど避難場所が多くていいようなのですが、そんな場所では今まで見たことがありません。
ひょっとして移動好き(旅好き。)なのかも、そういえばあまりしっかり固定されたものより小さなものに巻きついていることが多いようだ、波に任せて、ゴロンゴロン移動するのも気持ちいいかもね。

Dive 2 アンドノ鼻

キタマクラ<キタマクラとアカホシカクレエビのクリーニング>

クマノミのチビが集団生活していた場所は、結局現在2匹だけになってしまいましたが、カクレエビ達は現在も健在でひっきりなしにキタマクラ達がやってきます。
同時に微妙な訪問者エソなんかもきていて、こちらはクリーニングにやってきていのかクマノミを狙いにきているのか、不明。(少し離れていることと、クマノミが警戒して距離をとっている様子なので、他の子は食べられちゃったのかも。)
キタマクラ達は実に気持ちよさそうで動かないので近づけるかと思いきや、他に問題がありました。
クリーニングシーンをアップで撮影・・・、と思うのですが、なんと近づくとキタマクラをクリーニング中のエビ達がこちらに向かって泳いで来てしまいます、そう、どうもより大きな生物が近づくとそちらの方が掃除し甲斐があると思うらしく、ちいさなキタマクラをほっぽってしまうのでした。
おかげで気分を害したキタマクラ達は、立ち去ってしまうか中には、こちらに噛み付きに来たりするものまでいて、困ってしまいました。
その後、ジッと見ていると、アカホシカクレエビに相手されない一匹は、すぐ近くの亀裂に住むオトヒメエビに「おまえでもいいから・・・。」とばかりに擦り寄っていきましたが、こちらは迷惑そうに穴の奥へ徐々に姿を消していってしまった。    残念!

Dive 3 グラスワールド

フエヤッコ<フエヤッコダイ>

最近の我々にはご無沙汰系な魚ですが、やっぱり海水魚の代表格的な魚、非常に目だちます。
この魚、意外とプライドが高いのか、逃げていくときオドオドしたような様子がなく、「なんでもないよ。」といわんばかりにすいすいととどまることなしに泳ぎまわります。
このあたりではそれほどたくさんいると言うほどでは無いと思うのですが、印象が強いせいなのか、なんだかよく見ているような気になってしまいます。
一目見てわかるとおり口が長いのが特徴ですが、先っぽにある口はとっても小さく、何を食べるのかと思いきやゴカイや小型甲殻類とのこと、しかしこんな小さな口に入る程度のものしか食べられないなら、かなりたくさん食べなければならないのでしょうに、大変です。
ああ、その代わり小さな隙間のものまで捕まえることが可能なので、差し引きゼロ?いや、ゼロじゃ意味が無いのでやっぱり長い口ぶん有利なのか?

セナキルリスズメ<セナキルリスズメ>

今思えばこの魚も以前はこんなにアチコチでたくさん見られなかったように思うのですが、すでにあったりまえにいるようになってますねえ。
しっかり撮影してみると非常に美しい魚だと思います。
とくに青い体色に浮かび上がるウロコの黒い線が規則正しく特徴的。
群れを作ってはいるけれど、やたらと集まっていると言うのではなく特に仲のいいのが数匹で寄り集まっていると言う感じ。
ちょっと無理して睨みを利かせてます的な目元のきつさがなかなか魅力的ではないでしょうか。

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