9月12日(日)

Dive 1 アンドノ鼻

ヒメシワオウギダマシ<ヒメシワオウギダマシ>

まだまだ続く、転石下探し。
ハゼの他に見つかることが多いのはエビやカニの甲殻類、しかし、どの生物も白日の下にさらされるのを思いっきり避ける奴ばかりで、その動きはかなりすばやい。
このオウギガニの中間達も数多く見られるのだが、例外にもれずなかなか写すことはかなわない。
(もちろん、生物自体に手をかけるならば簡単なこと。捕まえたりするのはやはり、反則。)
そんなこんなで、撮影できたのはまだ色の薄い幼体のようなこのカニだけ。
甲羅の模様がトンボの顔のようでおもしろい、真中にある白い線が特徴ですが、本来はもっと茶褐色の体色のよう。
たいして大きくはならないようだが、いつから大人の体色になるのでしょうか?

オキナワハゼ<オキナワハゼ>

もはや、意外とコンスタントに探すことが出来るようになったオキナワハゼですが、やはり撮影は別。
サンゴのガレキを、片手でもちあげもう片方の手で撮影と言うのが、通常のスタイルですが今回はビデオライトを用意、持ち上げたときのつっかえ棒として、惜しげも無く使用してしまいました。
ちょっとデカイので普段使わないからねえー。意外なところで活躍。
それはさておき今回ちょっとした発見がひとつ、ガレキを持ち上げると、当然近くの障害物へ逃げ込みます。
しつこく見ていると突然、砂が舞い上がり消えてなくなることが何回かありました。
今までは、他の魚に襲われたのか、遠くに逃げていくのだと思っていたのですが、原因がわかりました。
なんとこいつは砂に潜ることが出来たんですねえ、もぐるのに失敗して、半分見えている状態を見て初めて気づいた。
他の魚に襲われたんじゃなくて良かった、少し気が楽になりました。
でも気をつけるのにこしたことはないですが。

Dive 2 住崎 

イソバナカクレエビ<イソバナカクレエビ>

イソバナカクレエビがイソバナにいるところを発見。
え、あたりまえ???いえいえ、このあたりでは立派な本チャンのイソバナは、あまり見かけず(自分が知らないだけ?外洋ポイントにはあるのかも・・・、でも潜らないからねえ。)、イソパナカクレエビといえば大抵ヤギの仲間に付いていると言う印象。
今回ちょっと立派なイソバナを発見したのでよく見ると、アカスジカクレエビがたくさんついている、すぐに裏面に回ってしまうのを追いかけていて、このエビに気づいた。
こいつはアカスジみたいにピョンピョン飛び回らないのでわかりにくい、しかもやっぱり裏面へ裏面へと移動、その移動方法もコソーっと動いていく、非常に地味なタイプ。
ちょっと頭を傾けて見てみると5〜6匹付いていた、こんなにいっぺんに見るのもはじめてで、なんかうれしかった。

テンロクケボリダカラ<テンロクケボリダカラのチビ>

おなじイソバナ、今度は逆に場違いな奴も発見。
テンロクケボリダカラと言えばトサカ類を宿主とし、擬態していることで有名な貝。
実際自分もトサカに付いているのしか、今まで見たこと無かった。
もちろんこんなところにいては目だつことこの上なし、まだ小さな奴なので最初にくるところを間違えたのかな?
ところでこの手の貝って、他の場所に移動するのに、どうするんでしょうね?
なんか歩いて移動ってのも、気が遠くなりそうで考えにくいし、他のトサカのある位置をどうやって知ることが出来るのかも疑問。
でも、今までも見た場所からいなくなることがたびたびあるので、彼らにも彼らなりの移動術がありそう。
んー、やっぱ、夜のうちに地道に歩くのかな?でもたどり着けなかったときは・・・、今度地面を歩いている奴を探してみよ。

ミナミトゲアシガニ<ミナミトゲアシガニ>

深場を探りすぎて(一本目も深かったのに・・・。)降りれなくなった私は、中層を移動して大きな根に取り付き、10メートル以浅の場所をトップ伝いに探索。
根のトップって意外と不毛だなあ、と思いつつ被写体を探すと、ガンガゼの後ろにトゲアシガニ。
ビーチに行けばたくさんいるけど、まあ、撮った事もなかったし、と撮影。
んー、目が赤いしハサミも赤い、おまけに緑の点々に黄色い間接、なんだかイルミネーションみたいに派手なカニだったんだなあ・・・・、って、んなわけあるかっ!!
え、てことはトゲアシガニじゃない???形は一緒に見えるけど・・・、で、調べてみるとミナミトゲアシガニって言うのがいるのねん。
どうやら分布が琉球列島になっているところを見ると、トゲアシガニの南方版って事らしい。
いやー、カニの仲間の勢力分布も、いよいよ、大変な事になってきてるらしいぞ。

Dive 3 田子ビーチ

やっちまったー!!
ストロボのスイッチがOFFのままだったあああああ、せっかくタナバタウオを今度こそ完璧に押さえたと思ったのに・・・シクシク。
と、いうわけで

大失敗!!

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