![]() |
![]() |
![]() |
今回も透明度はかんばしくなく、それでも最後くらいはハゼ三昧するぞ、と砂地を結構徘徊するが、成果なし。
当然深場移動を強いられるため、まもなく戻らざるをえぬ状況になり、根まで来たところで、岩の間に白い(肌色?)ハダコハオコゼを発見。
105mm+テレコン、さらに岩の間の撮りにくい場所と言う最適?な状況なのでパーツショットにしてみた。
岩の間で突っ張っている手?(ムナビレ)がなかなか健気であるが、よく考えればとても変わったヒレだと思う。
途中で折れ曲がって突っ張っていられると言うことは間接があると言うことなのか?あるいはプラスチックのようにグニョーっと曲がっているだけなのかがまず疑問、そして岩に当たっている部分には力が加わっているはずだから見た目よりも丈夫な棘を持っているのだろう、なんか不思議な感じがする。
そいでもって意外に好きなのが背びれ、見た目シルクの布のような質感を想像させ、なかなか優雅な雰囲気だ。
良く見ると結構太い棘が入っているのに微妙に見にくくなっていて、オシャレでは無いだろうか?
なにやら、岩陰のセホシサンカクハゼの様子がおかしいなあ、と思い良く見ているとどうやら食事中のようでしきりにエサをちぎろうと首を振っているところでした。
口はあまり大きな方ではないようですが欲張って口に詰め込んだものはゴカイの仲間のようです。
周囲にはこのハゼがたくさんいるので、おそらくこんなエサもたくさんいるのだと思われます。
ふだんなにも考えずにピョコピョコ動いているだけのように感じますが、一生懸命その日の糧を探してがんばっているのだと、あらためて感じさせる場面でした。
グラスワールドのハマサンゴ御殿に住み着いてもう2年半、さすがに大きくなりました。
久しぶりに見るとなんかビックリで、よほどこの場所が気にいったとみえます。
時々ちょっと散歩にいくようですが、大方、この場所にいるのは嬉しい限り、そのうちペアにでもなってくれるじゃないかと期待する次第。
ところでチョウチヲョウウオの仲間は体型の割に顔が小さい、いわゆる小顔が多くてベッピンさんなのですが、このシチセンの目を通る黄色の線は、丹下作善の刀傷のように見えるんですけどいかがなもんなんでしょうね。
美人がだいなし?
さてこの大変味のある顔はカモハラトラギス君。
何度見ても魚の顔とは思えないような奇抜な感じで、ある意味、芸術的。
今回はアンカー周囲で貝駆除中のガイドにまとわりついていたのだが、魚のほうから寄ってくるのであまりありがたがられず、普通の人は何も感じない奴なのではないでしょうか。
何気なく図鑑の表記を読んでいると、”分布は和歌山県〜、稀種”・・・え、稀種。
今回も2匹ウロウロしていたし、普段からよく見かけるような気がするのに、意外でした。
このあたりでは普通のような気がするのですが、あらためて思い返してみるとどの種類だったか詳しく見ることが少なくて本当にこいつを良く見ているのか自身がなくなってきました。
この次機会があるときには、よく考えて見て見ようと思ってます。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
手持ちの図鑑では該当するようなものが見出せないので、今の時点では私にはわかりません。(この間でたハゼの新しい図鑑買ったらもう一度検討してみます。持ってる人すぐ調べるべし。)
一応オキナワハゼ目当てで探していて見つけたので、オキナワハゼ属のような気はします。
少なくとも最初岩をめくってみたときには、「オキナワハゼ見っけ!」と思ったのは確か、目の先の黒線を見てそう思ったのですが、良く見るとなんかずいぶん違うのでいろんな角度から撮ってみました。
特徴としては、1、オキナワハゼと同じ環境で見つけた。2、大きさももちろん同程度。3、ムナビレは透明でわかりにくいのですが結構大きくてやはりオキナワハゼの様に直角方向に大きく広げている。4、目は大きくかなり寄り目。5、セビレ上端に白い帯が少しある。6、体は全体的に模様も多いが透けて見える部分も多い。等々です。
セビレの上端の白帯はクモハゼなんかと似ているけれど体型や模様が違うし、幼魚と言うことでもないように感じます。
さて何なんでしょうか?今年最後はこの謎を残しつつさようならです。