5月15日(日)

Dive 1 アンドノ鼻

イチモンジハゼ<イチモンジハゼ>

今年は何だかやたらおおいねえ〜、イチモンジハゼ。
この魚はどちらかと言えば温帯性のハゼなので、数年前までは黒潮の影響が強い岬の西側には、そんなにたくさん居ると言う感じはあまり無く、東側、むしろ古座方面の方が大量にいた印象。
しかし、年を追うごとに見かける確立が増えてきて、今年はやたら多そうだ。
ここ数年、水温上昇が問題視されオニヒトデ問題などが起こっているなか、単純に温暖化では、済まされない予感を、ひしひしとかんじますねえ。
実際、複雑怪奇だ!海の中。
な〜んてね、・・すぐに環境問題と結びつけるのが、悪いくせだよねえ〜、なんて最近思う。
ダイビングだけでなく、いろんな面から水中世界を見ると、結構、気づくところ有り、決め付けるのは良くない事です。
おそらく、このイチモンジハゼ達、以前からいるにはいたんではないかな、・・・、
なにかの原因により、ただ今、人目につく状態なんでは?と、推測してます。

カニゾエア カニゾエア カニゾエア

<カニのゾエア幼生>

以前あるダイビング雑誌の記事で、ショウジンガニのゾエア幼生として紹介されていたものと似ています。
どちらかといえば、このあたりでは、よく似たトゲアシガニの方が多いので、そんなものかもしれませんね、というのもこの生物は毎年欠かさず見られ、そんなに珍しいものでもないから。
えっ、「見たこと無い。」って、そういう人は水中に浮かぶ小さな物体にも、自分のピントを合わせてみてくださいね。
かたまって、群れているので慣れればすぐに見つかるはずです。
黄色いのも、茶色に縞の奴も、コンスタントに見られますが黄色いほうが数は少ないです、ただし比較すると黄色いものの方が、大きい傾向にあります。
だいたい群れている中に1〜2割程度って感じ、違う種類?・・・何でしょうか?
なんか、正面から見た姿が宇宙人(見たこと無いけど。)みたいで、かわいいっす。
次のステージである、足が生えてきているメガロパ幼生ってのには縁が無いので、探してみたいと思ってます。

プチコーン プチコーン

<謎のプチコーン>

ちょうど食卓の料理にでてくるプチコーンくらいのこの物体、触った感じは結構硬めで、死サンゴの穴の中に突っ込んだ状態から、引っ張ってもでてきません。
なので、先がどうなっているかは、不明。
外に出ている部分はプチコーンくらいでもひょっとするとなが〜〜〜〜いのかもね。
ゴカイの仲間なんだろうけど、毛のようなものは付いてない様子、移動はどうやっているのでしょう?
奇妙なやつめ。

Dive 2 グラスワールド

ハナミドリガイ ハナミドリガイ

<ハナミドリガイ>

地味なのに華々しい不思議な感じのウミウシである。
ウミウシにしては活発な方であろう、かなり動き回っていた。
体に載った白い模様がボケ効果をともなって、浮かび上がったように見える味な演出が冴えてます。
触覚のところにまで入った縞模様が、よく見るとちょっと不気味系でもあるかも。(毒々しい感じ。)
意外と美しいとばかり紹介していますが、はっきり言ってこのタイプのウミウシ、大きさといい触覚の感じといい、一番、ナメクジを、彷彿させると思うのは・・・・・わたしだけ?
まあ、自分的には、別にナメクジ嫌いなわけではないので、関係ないっすけどね。
同じようなものだよ、むしろこのウミウシの写真は撮って、岡へあがると、ナメクジ、きゃー、きゃー、のほうがおかしい。
なんで、こんな内容なんだ??