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今日は先客がいてヤシャハゼの周りは満員、砂も少し巻き上がっているようで周囲の者は見当たらない。
仲間はヤシャハゼ待ちの様子なので、少し離れているホタテツノハゼを狙います。
ここにはペアですんでいて、遠くにいるときは2匹とも穴から結構遠出をしているのですが、近寄っていくと距離がまだ遠いうちから穴の場所に戻り、1匹の方はさっさと引っ込んでしまいます。
なんかちょっと、残念です。
残された1匹の方は、がんばってくれるので最短までの接近が可能ですが、なんとな〜く帆の開きが甘くてしまらない感じの奴。
しばらくしてコトブキテッポウエビが穴掘り作業を開始しますが、こいつがもう、わがままで、ホタテのヒレによる警戒信号を無視して出るわ出るわ、出放題!
「これなら正面から写せる!」と正面に回りこみながら、接近しようとしたその時、ホタテが反転!!
出ました!!自分体を横にして全身で穴をふさぐ、”ホタテブローーック”(以前も一度見たことがあります、どうも自分に自信のある個体は逃げ込むよりもエビを出さないようにすることに夢中になるようです。)これでもう出てこれないだろう!とその顔は満足そう。
この技はいうなればホタテからエビへの最終警告・・・・、なんですがホタテは重大なことを忘れていました。
そうです、毎日砂を掘り出して鍛えているエビは、力持ち! だということを・・・。
体の向こうにチラチラハサミが見えるなあ、と思ったらホタテを下から持ち上げてくぐり抜けてきてしまいました、持ち上げられストンとその場に落とされたホタテ君は唖然、と言った感じでフリーズしたままでした。
なんで、ホタテ君はこんなに信用されていないのでしょうか。
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1本目、深場にいたので当然2本目はほどほどに。
「よ〜し、どおせなら徹底していくか?」、と普段行ったことのない浅場方向へあさあさダーイブ。
しばらくガレ場を行くと、やがてシコロサンゴを中心に色彩あふれる場所にでました。
シコロサンゴの中には結構生物がいたよなあ〜、とウロウロ中を覗き込んでいると、なにかチョロチョロと視界の隅を横切るものが・・・、「おっ、カエルウオ。」、よく見ると結構あちこちにいます。
しかもなんとなく顔の赤い見たことない奴です。
「へ〜、こんな奴いたんだあ〜。」と、撮影・・・・、したいんですが、すばしっこくって捉えられません。
止まる場所はある程度決まっているのたが、近づくと周囲の穴の中に逃げ込んで出てこなくなってしまいます。
その上、下はサンゴだらけなので着底もままならず惨敗。
「何で、タテガミ?なんだろ。」と思ったら、首を巻くように後ろ側に不自然な線(エリマキみたいな感じで。)、その部分を良く見ると短い毛の様なものが・・・・、これがタテガミ?・・う〜ん、納得・・・いかねえー!!
すでに名前すら忘れていたホシゴンベ。
最近、ゴンベの仲間には、なかなか興味をそそられない私なのですが、やっぱり南方系のものは派手でよく目につきます。
色とりどりのサンゴの間に、実によく似合う魚だなあ〜と、あらためて感じました。
水中ではキレイな緑色に見えてとてもかわいい、写真ではちょっとわかりづらいかな。
この魚も上記ベニツケほどではないにせよ、同じような理由で、思ったように撮影できない、なかなかの強敵でした。
実にハチマキらしいハチマキに会いました。
この間のカスリ、クサハゼ畑のすぐ近くなので、当然下はドロドロの泥系。
ハチマキダテハゼは、まあナミダテよりは小さいとは言え、カスリほど寸詰まりでもなくクサハゼほどスリムでもないので、穴に逃げ込んだら崩れるのでは?と心配してしまいますが、いったいこのテッポウエビトンネルの強度ってどれくらい?
とりあえず、ニセオニじゃなくて、ニシキを選んでいるのは当然ですが、ニシキテッポウエビもどこから来るのか不思議。
好きな環境があるだろうと思うのに、いろんなところに住んでるよねえ。
どこにでも、呼べばきてくれるとは、なんかのヒーローみたいです。