11月19日(日)

Dive 1 備前

ホタテツノハゼ属一種の3<ホタテツノハゼ属 一種の3 雄>

すっかりおなじみとなった一種の3、以前の報告どおり何個体か住んでいるようです(その後サービスの人も別の場所で発見。)が、意外と会える確立が低い。
その原因はなんと、”灯台下暗し”・・・です。
どういうことかというと、ただいまのトップアイドル2巨頭の、ヤシャハゼ、ホタテツノハゼの住んでいる場所が問題で、大方普通にアザハタの方向から、このトップアイドル達の場所へ向かう進入コースに、みんな住んでいるのです。
なので先客がいるときは当然、いなくても砂地に後が残っているようなときには大抵引っ込んでしまっていて、なかなか会うことがかなわない(出てこれない。)不憫な境遇なのです。シクシク・・・。
そんな中唯一、この子だけはややましな方ですが、その理由も”灯台下暗し”で、アイドル2巨頭に若干張り合うことのできるローカルアイドル、ヒレナガネジリンボウが、コースの手前に住んでいるからなのでした。
しかし、うまくいかないことに、この子はセビレを拡げてくれません、この状態で見てもかなり長い棘を持っているので立派なヒレであるだろうことは、想像されますが、なんと!顔に似合わず臆病者。
セビレを拡げて威嚇するどころか、近寄ってもまったく反応がない上に、プレッシャーをかけると前触れもなしに一目散に退散してしまうという体たらくぶり、それこそヒレネジ君たちに守られていなければ、出るもかなわない奴なのかもしれませんねえ。
ああ、強気の方のペア、出てきてくれ〜。

ヤノダテハゼ ヤノダテハゼ

<ヤノダテハゼ>

実は私はヤノダテハゼを見つけるのが苦手。
周りで「ヤノいっぱいいるねえ。」などと話をされると口ごもるのはそのため・・・、ごめん。
やっと出会えたヤノダテハゼ、本当はホバリング姿が撮りたいのですが贅沢はいっておれません。
体が小さいながらも一生懸命体を震わせて威嚇するのを、ほほえましく眺めながら、エビが出てくるのを待っていると、こちらに気をとられすぎたせいか、いきなり顔面に「ゴッチン!!」と海草がクリーンヒット!(わかりにくいけど、2枚目は当たった瞬間です。)
スゴスゴと穴の中に退散していきました、まさに”穴があったら入りたい!”とは、このことです。
しかし、最近のハゼ撮影はこんなんばっかりで、うかつに慎重に時間をかけて寄れないような状況が多いのには、困ってしまいます。
ヒレナガネジリンボウを初めて撮ったころは、本当に時間をかけて丁寧に撮れたのになあ〜、ゴミはともかく、何かが変わってきているようです、あ、話が脱線。

ホシノエソ<ホシノエソ Yg>

ここのところハゼのことばかり考えていたので、なんだかみんなハゼに見えてきてしまいます。
ホタテツノハゼ属一種の3で、固まっている最中、斜め前にいる小さな魚(ちょうどハゼサイズ)、「おっ、ここにも変なハゼが?」と3枚ほど撮影して近寄って観察。
「なかなかいかつい顔してるなあ〜、口もデカイし・・・・・・って、エソやん!!」やっと気が付きました。
引っ込みも付かないので画面いっぱいまで寄ってみることにしましたがあらたまって寄ろうとするとなかなか緊張するものです、上半身浮き加減のその体勢が今にも!って感じでエソにドキドキしてしまった。
図鑑を見てみるとエソも結構いろいろ種類があるようで、こいつはエラの上端にちょうど耳あてのように黒い部分のあるホシノエソと言うそうで、、名前のギャップにやはり苦笑い。
「みんなに見て、ほし〜〜の!」だそうです。

Dive 2 サンビラ

クリアクリーナーシュリンプ クリアクリーナーシュリンプ

<クリアクリーナーシュリンプ>

ちょっとトンネル風になった奥まった岩陰にエビのクリーニングステーションを発見。
暗い穴の中に音もなく浮かんでホバーリングしている姿は非常に神秘的で、なんだか異世界に迷い込んだような錯覚すら覚えます。(誰ですか、幽霊、と言うか霊魂みたいだ、などと言う人は・・・、ちょっと怖い?!)
暗くてよくわからない(最近ライトを持っていないので。)のですが、体の斑点も濃く見えて、ひょっとしてベンテン?なら初めてだし、と適当でもいいからシャッターを切ります、出来上がった写真には・・・・。
この後、私が撮影していたからと、写していた人ごめん、毎度おなじみクリアクリーナーでした。
う〜ん、近頃だんだん目が悪くなって・・・・、と言い訳。
エソをハゼと思い込んだり、クリアクリーナーをベンテンかも?、とは、ああ、だんだんバカになる・・・もうダメかも・・・・。
                       
                                        お〜〜い、戻ってこ〜〜〜い。  どこから??