今年初めの備前は当然”パートナーゴビーパラダイス”で、夢見心地気分を味わおうと砂地へ出かけます・・・、が、ほぼ何も発見できず、「ああ、昨年末の上々気分は今度いつ・・・。」なんて思っていたら、ヤシャハゼは健在との事、越冬に成功したヤシヤハゼ君には、拍手!!
しかし、「今日はちょっと寒くてかわいそうだなあ。」とご挨拶に行くと、なんとあの長かった背びれの先が切れてしまっていました、いったいどうしたのでしょう?
穴の入り口にじっとしている姿もなんとなくさびしげに見えてしまいます。
まあ、本当に必要なのか?というほど長かったですからたまにはいいのかも、元の長さになるにはどのくらいかかるのかわかりませんが、どうせすぐに再生してくるはず、生物の底力はすごいゾ!
そもそも、自分勝手な想像ですが、この長いひれ、捕食者に対する目くらましのような気もするのですが、様はトカゲの尻尾の役目ですね、泳ぎ出てエサをとるタイプの魚なので目立つ目標が本体から離れていれば身代わりになってくれるんじゃないかな?
とにかく撮影しているとついつい気になる”ピン、ピン”と動くヒレ、もしそんな理由で切れてしまったのなら、立派に役にたったという事で、良かったのでは!
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タキゲンロクダイも以前はそんなに見かけず型ももっと小さかったように思うのですが、今ではまったく普通に見られるようになりました。
綺麗な魚なんですが、あまりに普通ではありがたみが薄い。
この魚、とにかくカイメンが大好きで、ミズガメカイメンには目がない模様、周囲や穴の中でウロウロしている姿をよく見ます。
”パートナーゴビーパラダイス”入り口のミズガメカイメンは色が抜けて白くなってちょっと無残な姿で残念。
それでもなごりおしそうにとどまっているタキゲンロクダイが一匹いました、そしてなにやらカイメンに取り付く怪しげなヒトデ、まさかこのヒトデが原因なわけないがなにしているのでしょうか?・・・と、思っていたら、おもむろにヒトデをつつきだすタキちゃん、このヒトデのトゲトゲがサンゴのポリプの様に見えたのでしょうか?それとももともとヒトデなんかも食べる習慣があるのかな?
まあ、雑食性とのことなのでとりあえずつついてみて食べられるものか食べられないものか判断するのかもね。
自分の好きなカイメンに取り付いているので復習に・・・、なんてことはないか?
一日目のセボシウミタケハゼのいたサンゴの近くにネジリンボウも発見していたのですが、かなり、シャイでしかも昨日は視界もいまいちと言うことで敬遠しておいたので、今日はじっくり寄ることにしました。
最初一匹しか出ていなかったので、まあ全体像でいい感じの距離まで寄って待っているとびびりながらも二匹出てくるようになり、さらにしばらく待つとテッポウエビも出てくるように・・・ニシキテッポウエビでした。
このテッポウエビ君、出てくるなり穴の脇にあった海草をモゾモゾ・・・、しかし、持って行くわけでもなく、退けるわけでもなく、「どうしたいんやー!」て感じ。
さて、ネジリンボウの方は、だいぶ出てくるようになり待ちくたびれたようにエサをパクパク食べて、元気そう、しばらく慣れればもっとよく見られるようになるでしょう。
小さなイソギンチャクの上に大きなオドリカクレエビがドーン!と乗ってるなあ・・・と見ると、その前方にはイソギンチャクの方へ近寄りたそうにしているイソギンチャクモエビ。
自分が接近しているため、モエビの方は逃げたいのだがカクレエビの方はクリーニングしに近寄りたいというむずかしい状態で動けなくなった両者、接触すればやっぱりモエビの方が逃げるんでしょうねえ。
イソギンチャクの主より体が小さいモエビ君はそれでいつもイソギンチャクの周囲を取り囲むように生活するようになったのでしょうか?
体が透明ではなく茶色なのもむき出しの環境で周囲の岩の色に合わせてのことなのかな、ひょっとしてクリーニングステーションになっている場合、モエビにとっては危険なのかも。
クリーニングに来た魚にはこのエビはどう写っているんでしょうか?
はっきり見分けているのならただのエサ?それともクリーナーの中のひとつだと認識されて逆に安全?
あんまりクリーニングされているときにモエビがどうなっているか意識したことがないので今度注意して見てみたいと思います。