毎年潜りに行って古座川と表記している場所は清暑島と言う島のある地元の人達の水泳場になっているところだそうです。
ここは、島全体が御神体とされる河内神社と呼ばれる場所で、古座川の神霊の宿るところなんだって!
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前回見つけたヒナハゼのオスは単独でウロウロしていたので、「他にもどこかにまだいるはずだよなあ〜?」と探してみることにしました。
動きもゆるく小さいので、当然流れのないところが好きだろうと前回より下流気味の泥のたまったよどんだ場所を巨大なテナガエビやモクズガニ、やたら寄って来るゴクラクハゼの妨害を受けながらもじっくり探していると・・・、いました、小さなのが2匹だけですが、メスらしき個体を発見。
この間の成魚のオスみたいに顔もいかつくなくて、非常にかわいい!
動きはやはりゆっくりしているのですが、暗い目の障害物付近が気にいっているようで撮影しずらい、(テレコン付けてるせいでもあるが・・。)しかも下がフカフカの泥なので手を動かすだけでも、舞い上がる舞い上がる、泥って厄介ですねえ〜。
大方、底にいて、時折ちょっと動いては止まり、少し浮いた感じで停止したりと、見ているこちらもなんだか時間が止まってしまったかのような、ゆったりした気分にさせられる、とっても癒し系なハゼです。
本日は台風のうねりのせいで串本地区の海に潜れないので川に来ていたのだが、「午後からもう一本、川へ行きますか?」との提案に「もちろん行く!!・・・・、けど渓流っぽいとこで潜れるところってない??」とわがままを言ってみると「じゃあ、車が止められるかどうかわかりませんが”滝の拝”を見にいってみますか?」との事でした。
「オオッ、ボウズハゼが遡上することで聞いたことがあるゾ、ワクワク!!」という事で古座川の観光名所”滝の拝”ダイビングとなりました。
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以前から見てみたかったヨシノボリ類ですが、顔が幼くて実は見逃していました。
潜って見るとハゼの仲間はたくさんいるのですが、やっぱり目立つボウズハゼに気がとられこのたくさんいる小さいハゼをほとんどスル〜してしまい、ちょっと色の違う目立つ奴を数枚、撮影しただけ、確認してみるとどうやらこやつ等がヨシノボリの幼魚らしいとわかりました、ショック!
おそらく、薄茶色のがシマヨシノボリ、黒っぽいのが、オオヨシノボリではないかと思うのですが、何しろ顔つきが違うので、ヨシノボリを見たという気になれないのが、いまいち!
昨年、清暑島で見たことのあるスミウキゴリをここでも発見!・・・・でもなんか違う、デカイ!!
姿、形はまったく変わらないが、小さいものと思っていたのでびっくり。
あらためて図鑑で調べてみると、全長10センチ・・・・、なるほど、以前見たときには半分くらいの大きさだったように覚えているので、川を遡上中の幼魚だったようですね。
遡上してくるとは言っても、急流に強いわけでもないみたいで、流れの緩やかな障害物の影のやや暗い場所に多い様子で、動きはやっぱりゆったり系。
この子達もフウワリと言った感じで浮いているのも好きなようでよく、こんな感じになってます。
う〜ん、なるほど浮いているゴリだからウキゴリなのかな?
淡水の魚たちは住んでいる場所が限られるので住み分けが厳しいらしくこのハゼも上流からシマウキゴリ、ウキゴリ、スミウキゴリと同じ親類縁者でも場所が違い、スミウキゴリは下流から汽水域に生息するタイプ、滝の拝も下流域?と言う事か。
ま、他の土地の川から比べるとこの辺の川は距離も短くして、はや渓流っぽいからな?
ちょっと姿かたちはかわいいとは言えなく、おもしろ顔系ですが、大きくなった姿を見られて感動です!