10月14日(日)

Dive 1 アンドノ鼻

コクテンカタギ<コクテンカタギ>

はじめて見ました。
実は見つけたときには「おっ、見慣れないチョウチョウウオだなあ?」と最初は思ったんですが、しばらく前に友達が、「テングチョウおったよ。」と言っていたのを思い出して、「ああ、そうそう、テングチョウ、テングチョウ、こんなんだったわ。」と適当に2枚写しただけだったのですが、出来上がったポジを前に図鑑で調べてみると「ン・・・・・あれっ、テングチョウじゃない!!」体側の斑点の入り方といい、尾びれ近くに黒い帯が無い事といいあきらかに違っている、最近チョウチョウウオにはかなり興味薄なので、思い当たる節もなく「じゃあ、こいつは何だ?」とじっくり調べてみました。
すると、コクテンカタギだと判明、う〜ん、見た記憶もないし、特に聞いたこともないようだけど・・・・、となんだか名前から受ける興味をそそらない感に戸惑いながら、本の記述をあれこれ読んでみると通常深場に群れで住んでいるらしく伊豆方面では群れている写真もよく載っているみたい、しかし、伊豆方面以外ではむしろ稀らしい。
しまった、もっとじっくり見ておくべきだったって・・・・、最近こればっかり。

クロイシモチ クロイシモチ

<クロイシモチ>

皆さんは好きなんだけど縁がない魚って思い当たりませんか?
自分にとってのそれに当たる魚の中のひとつがこれ、クロイシモチ。
話にはよく聞くし、なんかみんな苦もなく見ているようですが、私はごくたまにしか見ないし、見てもなんかに隠れた状態だったりして、まともにほとんど見たことが無かったと言ってもいいかも。なんで?って感じ。
そんなクロイシモチを今日は2匹見つけました。
丁度アザハタの根とかが、大賑わいだったのでフラフラ砂地の沖へ出てみたら小さな石の陰と半分埋もれたタイヤの陰に寄り添っていて、今日は周囲が暗いせいか普通にじーっとしててくれたのでよく見ることができた。
はたしてこれで縁がない状態は解消するのか?
次に出会うのがいつになるのか、楽しみである。

Dive 2 備前

ホタテツノハゼ属の一種の3 ホタテツノハゼ属の一種の3

<ホタテツノハゼ属の一種の3 オス>

ついに念願の成魚のオスのセビレ全開状態を見ることができた。
先週海がクローズで入れず、今回ゲストの都合で備前へは2本目、さらに周囲は曇りでなんだか薄暗いのでどうしようか、まよったのですが、行ってよかった!!
ポイントへ付いてみると今日はなんだかハゼ達の様子が違っていて、やる気満々!この子達も巣穴から随分離れた場所まで、出張って行っていて、あわてて戻ってきてました。(右の写真は、オス慌てて戻るの図。)
そして、巣穴の入り口へ戻ってからも、そのままセビレを開いたり閉じたりして、威嚇行動をとってくれました。
やっぱりこの子も気分よってやる気な時はあるようです。
はっきり見たかったセビレの方は棘が3本突出していて、かっこいいなあとは思っていたけど、後は透明っぽくて目立たない印象だったけど、写してみると青に緑に茶色と交じり合った色がラメみたいにキラキラしていて、なかなか美しいもので、見直しました。
メスと一緒に撮りたかったのですが、いい位置には来てくれなかったのでそれは無理だったけど、まあ満足満足!

ヤノダテハゼ ヤノダテハゼ

<ヤノダテハゼ 威嚇中?>

ヤシャハゼの方に住んでいるヤノダテハゼが、遠目ながらホバリングしてるなあ、と思いながら、こちらのご近所のヤノ君に目を移すとこちらもコトブキテッポウエビが出まくりでやる気満々。(いつもの条件と何が違うのか?)
ヤノ君がエビと一緒のところを見たことが無かったので「よし、写すぞ!」と接近してみると・・・、なぜだか急にこちらに向かって突進してきた。
そして顔の横あたりにすり抜けて、そのあたりでフワフワ・・・、「わけがわからないまま、エサでも見つけて出てきたのかな?」程度でチャンスとばかりに写しました。
写真を良く見るとアゴを突き出してホバリングしている様子が見て取れます。
これはもしかして、「なんだこのやろー!!」状態、ひょっとしてこれはオレに対する威嚇?
ヤノ君ってそんな性格だったのか?ともう一度思い返して見ると、巣穴のないちょっと離れた場所にもう一匹様子をうかがうヤノダテハゼがいたことを思い出した。
別ヤノダテハゼこちらがその別のヤノさんって見分け出来んやろ?!
ひょっとしてこのやる気満々状態で、巣穴を狙いに来たのか、はたまた、これは求愛しに来た個体なのか?
と、言うことは近づいたカメラのレンズに写った自分の姿に向けて、この威嚇っぽくみえる行動をとっていたと言うことなんだろうと思い当たる。
しかし、この顔つきからは、微妙だがこれが自慢の尾びれを誇示する求愛行動なのだとすると、次回にはペアになってるかもね。
実はヤノのペアも見たこと無いので、今度はちょっと楽しみです。