10月21日(日)

Dive1 サメノヒレ 

コホシカニダマシ コホシカニダマシ

<コホシカニダマシ 必殺パンチ>

以前からイソギンチャクエビやクマノミ達に人気のイボハタゴイソギンにこの間からコホシカニダマシがやってきました。
エビや魚は泳いだりピョンピョンはねたりと強力な移動手段を持っているので突然現れても違和感が無いのですが、こんな類の生物はいったいどうやってたどり着いているのでしょう。
幼生時代から着底と言うのならもっと小さいのを見ても良さそうなのになんか見かけるサイズは一定だ。
泳ぐカニの様にと言うには足もヒレ状になっていないし、まさか平べったくなっているハサミが役に立つとは考えにくいなあ?
ただ流されてきてイソギンに引っかかるなんてこと・・・・、あるのかなあ?流れてきて目の前にイソギンがあるのに、そのままむなしく流されていく様を想像すると、なんか気の毒だ。
イソギンチャク以外のところで歩いている姿は見ないし、そもそも普段も逃げるというより、イソギンの裏に隠れるばかりそのときでさえのんびりしているように見える。
う〜ん、不思議だ、ご存知の方教えてください。
そんなことを考えながら近づきすぎたらカニパンチ!!されてしまった、見えない角度から飛んでくるなかなか鋭いフックパンチである。

Dive 2 アンドノ鼻

ヒレナガハギ<イトヒキベラとラブラブ ヒレナガハギ>

毎年この時期には何回か見かけるヒレナガハギのおチビさん、数が少ないこともあるのだろうが、大抵単独でいる。
と言っても同属と群れていないという意味で小型の魚が混泳している群れと一緒にいるので群れる習性が無いわけではない。
一度だけサメノヒレで成魚がペア?で泳いでいるのは見た事があるので基本的には単独行動が好きなのであろう。
魚に人間の様な損得勘定があるわけではないはずなので一緒に仲良くしているのはもちろん本能なのだろうが我々から見るとこんな目立つ奴が一匹混じっていれば自分の存在感を薄くすることが出来て大変便利だと思ってしまう。
まあ、たとえ単独でいても目立つ事には違いがないので、そうなると隠れて暮らすことになるので、本人が群れに混じることによって、安心して出歩けると言うのであれば両方幸せと言う事ですか?!
変な勘ぐりは止めにして素直にこんなほほえましい光景を楽しみましょうね。

Dive 3 備前

ハワイトラギス ハワイトラギス

<ウラメシヤ〜! ハワイトラギス>

透明度が急に悪化して暗い中、潮の流れもあるのに無謀にもハゼポイントを目指した私は途中で目標喪失!!
迷子状態に陥いり不安を抱えた私が無い知恵を総動員して帰りのルートを散策中、前方の空間に「ウラメシヤ〜〜。」と迎えてくれたハワイトラギス君たち。
「脅かすな!べらんめえ!」としばらく撮影。
この子達は濁りがでて水中が暗めの状態の時にはよくホバーリングしているようだ。
何かを食べているような仕草をしているので浮遊物に食べ物があるのかも知れない。
それはいいのだがこのとき至近距離で3匹のハワイトラギスがホバーリング、そしてなにが気にいらないのかときおり相手を追い払うような仕草が見られる。
こんな光景は何度か見ているので、日常茶飯事なのだろうか?
仲がいいのやら悪いのやら、集まっているんだから仲良くすれば!と思うのだけれども・・・。
食い物の恨みは恐ろしい・・・・と言うことか。
そんな、面白い光景を観察した後、しばらくしてルート復帰!
安心してアンカー近くで何も考えずに油断していて、ふとコンピューターを見ると !!な・な・減圧な・な・7ふーん!!ギャーー出ーーたーー!!
ハワイトラギス談: 「いや、あんたのせいやから、そんなん関係ねえ〜〜。」