おじさんにも分かる?セキュリティ講座


ファイアウォール編

「ファイアウォール」をそのまま直訳すると「火の壁」とか「炎の壁」ですね。
「防火壁」というような言い方もしています。
「壁」といっても全然入り口がない訳ではありません。
ネット用語では「壁の入り口」を「ポート」と呼んでいます。
「ポート」よりも「ゲート」と言った方が明確でしょうか?
「ファイアウォール」は「壁」にどの位置に「門」を明け、どういう人を通すかを監視しているいわば「門番」みたいなものです。
「門番」でも「許可証」がないと入れない場合と、誰でも入れますがそれを監視するという2つのタイプに分かれます。
「ファイアウォール」は以上のように
1.入れる入り口を制限する事
2.入れる人(グループ)を制限する事
3.通行人を監視し、出入りした時間を記録する事
を役割として持っています。
ただし、この「門番」は善悪の判断はできません。
不正侵入でも誰でも入れるようになっていれば、そのまま通してしまいます。
「ファイアウォール」はちょうど空港で海外へ渡る際のパスポートチェックを行うに過ぎません。
しかし、これがないと何処からでも誰でもいつでも家の敷地内に入れてしまうので、インターネットの常時接続を行う場合は必ず設置することをお勧めします。
不正アクセスにあって被害を受けても、誰でも入れるネットワークでは法の効力が働かない場合がありますので、企業でインターネットシステムを構築する際には必ず設置してください。

ファイアウォールを企業で安価で簡単に導入したい場合はアウトソーシング利用も良いですが、 管理が比較的簡単なBox型が良いと思います。 WatchGuard社のFireBoxシリーズや富士通のNetShelter、Sonicwall社製、Netscreen社製などが あります。 富士通以外は代理店で扱っている模様です。

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Update Oct. 13th, 2003