「圧縮波」、「膨張波」って何?
それでは「圧縮波」、「膨張波」って何?っていうことになります。その名の通り、前者は狭まっていく波、広がっていく波って基本的には考えてもよいのですが、ちょっと違います。
これらを説明すると、
通常、「圧力波」と呼ばれるものに「圧縮波」と「膨張波」というものがあります。
「圧縮波」は、この波が伝播することによりその周囲の圧力を上昇させる波。「圧縮波」が伝播すると周囲の気圧、温度が上昇します。
これがどんな状態か?というとあまり上手く説明できませんが、「圧縮波」の波頭(波の最先端)をボールだとすると、伝播している状態ってのは袋の中にボールをどんどん詰めていくって感じですかねー。当然、袋の中は窮屈になってきます。
「膨張波」は、この波が伝播することによりその周囲の圧力を下降させる波。「膨張波」が伝播すると周囲の気圧、温度が下降します。
上と同様な説明をすると袋の中からボールをどんどん取り出していくって感じです。袋はだんだん空洞ができるようになります。
こういう説明の仕方ってかなり難しいのですが、
では「衝撃波」の状態を説明しろってなると、説明しやすくなります。
袋の中に一気にたくさんのボールをどんどん詰めていくって感じです。当然、袋には大きな力がかかりますし、破れてしまうかもしれません。
袋の中にボールを詰めたり、取り出したりという話。
実はそれぞれの波のエネルギーレベルを説明するのにも利用しているのです。
「圧縮波」であるときはボールを1個とか2個ずつくらい次々に詰めていっているイメージ。だんだん袋も圧迫されるし、重くなってきます。一度に入れる量を徐々に増やしていくと「衝撃波」の状態になります。
「衝撃波」であるときはボールを一気に10個とか20個ずつくらい一度に詰めていくイメージ。袋の中も一気にいっぱいになるし、袋が破れてしまうくらいの量、重さもすぐに重くなります。
「膨張波」であるときはボールを1個とか2個ずつくらい次々に袋から取り出しているイメージ。袋は余裕な空間ができますし、軽くなってきます。
こんな感じで説明しましたが、なんとなくイメージはできたでしょうか?
「圧縮波」をたくさん集めれば「衝撃波」になるというイメージ、それができればこの説明を考えた甲斐がありますが、なければ僕の説明が下手ですみません。
「膨張波」がたくさん集まれば「衝撃波」にならないのか?っていう疑問を浮かべる人が出てきたら、
この説明は成功したのかな?とか思います。
実際、「膨張波」による「衝撃波」はないのですが、この辺の理論を説明するには知識不足という面が多少ありますので、おいおい説明の場を作って行きたいと考えています。
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