夢の中へ

Shin

それはある風の強い朝だった

彼は押入れから大きなバッグを取り出した

ただ一枚の地図を頼りに

彼は突然家を飛び出した

まるで何かにとりつかれたように

つぶやきながら 果てしない世界への旅へ



ひどい雨の中 一人歩いていた

彼は重い荷物を背負って歩いていた

運命という荷物を鞄いっぱいに

あの子と約束した あの素晴らしい景色の中へ

あの子と出逢ったあの場所で

再び逢えると 誓った約束のあの場所へ





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