…またなんだかマイナーっぽいなー(名前だけは有名かも)。我ながら、どんな基準でMIDIデータ作る題材選んでんだかイマイチ量りかねますが。
この「ATHENA」ですが、ストーリーもゲームとしても別にあんまりどうという事はなくて、内容的にはそんなには面白いもんではないかも知れません。行ったり来たりを何度もやらされるのもかったるいですし。
でもこのゲーム、「演出」や「見せ方」(特にムービーシーンの)が凄く良いです。その辺の映像デザインの全体的な完成度の高さはかなりのものだと思います。
突如訪れる非日常に戸惑いながら、その中で覚醒を伴い見せる表情の変化。怒り。憎悪。そしてたった一人の女子高生に対し全く容赦なく襲い掛かる私設軍隊。戦い、逃げ惑い、追い詰められるアテナ。
…そんな辺りが見どころですかね。(でもアストライオスの必然性のないデザインはキライ。)
で、これのBGMなんですが、これまたなかなか凝ったつくりの良いのが揃ってますです。「Theme 『ATHENA』」(タイトル画面)や「Dino-Aquarium」(ディノアクアリウム水中展望エレベータBGM)や「-STAFF ONLY-」(ディノアクアリウム職員専用フロアBGM……曲名も洒落てるよなー)は、特にお勧め。
そもそも、全章を通して曲の使い回しが一切と言って差し支えない程ないのが凄いです。例えばいくつかある戦闘シーン(「エマージェンシーモード」)も各章で、またその中でも相手によって異なる曲が充てられているんですよね。そういうところに手を抜かない姿勢には非常に好感が持てますね。
そんな訳で、質も量もともに申し分無いものがあります。(でもエンディングの全然合ってない歌はキライ。)
そんな中で今回のデータ「崩れゆく世界」なんですが、…なんか哀しげな曲、あるいは緊迫した曲を想像してしまいそうな感じの曲タイトルですが、実際は全然違います。
単調とすら言える程にスローテンポで淡々としたリズムに乗せて奏でられる、「Theme 『ATHENA』」をモティーフとしていながら徐々に展開してトリッキーにクロマティックになっていくメロディライン。…結果的に死者26名(だったかな)を出す事になる大惨事の、その渦中でのBGMなのですが、それとしてはミスマッチとも言える程に妙に落ち着いた雰囲気がカッコイイ。
このBGMの間に前述の「行ったり来たり」をイヤと言う程(主人公アテナをして「いいかげんにして!」と言わせる程)やらされた事も相まって、かなり印象に残った曲です。
さてさて、前回のMIDIデータから使い出した「SC-88」ですが、今回のもそれ用です、一応。前回のよりは多少マトモに「SC-88用データ」と言える、と、思います(大体前回のってドラム以外全パート、音色がGM規格に収まってるし)。
また今回のデータ、こんなに長い曲を耳コピしたのって初めてです。一周たっぷり約60小節。これもまたいつもの様に耳コピベタ移植で2周ちょっとでフェイドアウトなんですが、それをまるまる聴くと5分強かかります。
まあ、前述の様にメロディ以外は多少単調気味なので、作業にあたってその辺は救いでしたが。でも特にコード部のコピーは泣きそう。あんなの聴き取れないっすよん。そんな訳でいつもの事ですが、耳コピの精度はいつにもましてあやしげです。
あそうそう、お聴き頂くにあたってのお願いです。当方どうやらRPNとかいうモノ(よくわかってない)を扱えない環境らしいので、ピッチベンドレンジの設定がこのデータ(に限らずここのサイトの全データ)には入っておりません。今回のデータはベンドレンジ「12」(1オクターヴ)で(今回以外の今までの全データは「2」で)お聴き下さい。お願いいたしますでした。