JR飯田線の秘境駅 我がふるさと “田本駅”
    鉄道駅で全国第4位にランクされている    

    田本駅 先方にトンネルが見える、手前もトンネルである  田本駅は、信州の伊那谷 泰阜村(やすおか)の字「田本(たもと)」にある。
附近に民家はなく単線で駅員もいない駅というより停留所である。

 駅の両側は直ぐトンネルで、ホームの幅は1.5mのところがほとんどで、線路の崖下は悠久の大河天竜川、山側はコンクリートの擁壁がほぼ垂直に立ち、大自然に囲まれた狭隘な駅である。

 私どもは、1952年ころ3両編成の電車でこの駅から飯田駅まで3年間通学したのである。

 この駅から眼下に天竜川を望みながら、岩だらけの1mない幅の細い急な「けもの道」を15分から20分くらい上っていくと、里山が迫り、小川のせせらぎが聞こえ、棚田が広がり、ところどころに民家が点在する田本部落に達する。
 
私どもは、高低さ約200mくらいもある、しかも所々に急傾斜30度〜40度もあろう「けもの道」を雨にもまけず、風にもまけず、時には下駄で駆け下り、駆け上り通学したのである。

 
  秘境駅号で、ホームに溢れる人々
 
 秘境駅ブームで、JR東海が飯田線南部の豊橋駅〜天竜峡駅間で臨時急行「秘境駅号」を運行始めた。

 因みに、全国鉄道駅の「秘境度」ランキングで、JR飯田線からは、小和田駅ー第2位(浜松市) 田本駅ー第4位(下伊那郡泰阜村) 金野駅ー第13位(飯田市) 中井侍駅ー第30位(天竜村) 為栗駅ー第32位(泰阜村) 千代駅ー第38位(飯田市)

 以上6駅が、豊橋駅〜天竜峡駅までの間にランクインされている。

   何が良いか「何もないから心癒す」

 「秘境駅」の名付け親は、広島県三次市の会社員、牛山隆信さんで、「秘境度」「雰囲気」「列車到達難易度」「車到達難易度」でそれぞれ5段階に評価し、200位まで順位付けし、ホームページ「秘境駅へ行こう」に掲載されている。 

 幽 霊 が 出 た!!

今、話題になっています。

泰阜村 田本〜大畑に架かる「大沢橋」に出た。
あなたは、下の岩はどのように見えますか。
良くご覧下さい。