明石原人の像(ぞっ)

ぼんじうる♪明石市大久保駅の近くにある本屋さんの店先に明石原人の木彫り像が立っている。

こないだその本屋の主人が店に来て、わざわざ私にその記事の載った(地方)新聞の切り抜きを見せてくれた。

毎年、大久保では『明石原人祭り』というのをやっている。

最初の頃は原人の道と史跡を辿るウォークラリーとか、明石海峡でひきあげられた古生物の化石展とか、古代の生活の再現とか、小学生が描いた原人の想像図展とか、名前にそくしたイベントが大半だったけれど(殆どの展示はうちの店が会場だった)最近ではどうなっているのか、手が離れてしまってよく分からない。  

元々、当時のウチの上司が、地元の商店街とタッグを組んで何か村おこし的なイベントをしようというので始めたものだったのだ。海岸で弓ぎり式とかで火を起こすイベントでは消防団の人が一番へただったのを思いだす(笑)←僕ら、火ィ消すのんが仕事やもんっと言ってたなー。 

一番最初の時は、もお準備に死ぬ思いをしたけど(当日も死ぬ思いをした)その時に、私はポスターも書かされて、ちろっと原人ぽいイラストもしゃかしゃかっと描いてはりつけた。
その後、課長が変わり、商店街の方も人が変わったようで、原人祭りとの縁は切れてしまった(助かった)。寄付ぐらいはしていたかも知れないけど。

で、今年は鄭ナントカという人が松の木に彫ったという原人の像が展示されたとかで祭りの後、なぜか本屋さんの店先にそれがあるそうなのである。で、それが私と何の関係があるんだと訝ったら、私が5年も前に20分とかけずに描いたイラストを元に彫ったというではないか!
顔から火が出るかと思ったぜ(笑)

で、見に行ったら、幸い元の絵とは似ても似つかなかったのでほっとしたのだけど、像の横の説明のところにしっかりコピーが貼ってある。思わず剥がしてやろうかと思ったね。あのデッサン狂いの不細工な絵!

ま、明石の西部、大久保ではけったいなことをやりたがる連中がいるということで。機会があったら遊びにきてください(ないって)

※現在もあるかどうかは知らない。地震で壊れたかも。

94年10月16日

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