九州鉄道旅行(実況中継採録)

96年2月28日(水) AM10:46 駅前温泉(おい)
京都です。何をしてるかというと、京都タワー地下3階の「大浴場」に入って ました。あさっぱらから(笑)
入ったのは初めてだけど、大浴場は詐欺だ。京都タワーができたときからデザ インが変わってないんとちゃうかぁと思うポスターの写真は男湯のものだろうな。 まるっきり30年まえの感覚… 立派なのは男湯だけで女湯は家風呂に毛が生え た程度なんだな。おんなじ料金をとるなっ。それでなくても700円は高いぞ。

しかしこれがけっこう間断なく人が入ってくる。常連の顔見知りのおばさまがたばっかり。回数券利用かな。ゴールドぴかぴかのアクセサリーだけという素敵な衣装のおねえさんが化粧をしてたりもしたけど。
とりあえず、普段せえへん早起きでボケた頭はすっきりした。
PM11:12 ただいま梅田です
京都でお風呂に入ったあと、朝昼兼用の食事をして(ブランチともいう)映画 「トゥルー・ナイト」を見て、大阪に移動。今度は「Sall we ダンス?」を鑑賞。 なんでここで映画?と思われるでしょうが、実は2月中有効のタダ券があったのである。無駄になどできようはずもない。

つーわけで、間もなく橘は夜汽車に乗ります。バーボンの小瓶とゆでたまごと リンゴを持って(冷蔵庫を空にしそこねたので、弁当代わりに持ってきたのだ)
96年2月29日(木) AM9:45 おはようございます
打ってるのは寝台特急「富士」の車内なんですけどね。間もなく下関ですとい う、すんごい音量のアナウンスにたたき起こされてしまった。あわててスピーカ ーを切り換えたけどあとのまつりだわっしょい。ギリギリまで寝ていようと思っ てたのにぃ(笑)

で、昨日買っておいたおにぎりと缶入りのお茶で朝御飯。ううむ、冷たい。ぬ くいお茶が欲しいなーとロビーカーまでやってきたけど、自販機はジュースとビ ールだけだ。車内販売がまわってきたときにはまだ寝間着やったからなあ。しか し350mlのビールが250円で195mlのジュースが200円というのは 理不尽だぞ。朝っぱらからビールを飲むのもアレなのでジュースにしたけど。

寝台車はずいぶんまえに東北から大阪まで3段のB寝台に乗ったことがあるきりだ。あの時は中段だったか上段だったか忘れたけど、向かいのカーテンのなかから聞こえるイビキがすさまじくて眠れなかったんだよなー。つーわけで、今回 はB個室(ソロ)である。A個室に乗ってみたかったんだけど、取れなかったの。 平日だというのに2段式のBもほぼ満杯、けっこう利用者が多いんだ。

ちなみにB個室(ソロ)はせまい。シングルだともう少し広いのだろうか(料 金が3000円ほどちがう)。起きて半畳寝て一畳というくらいで、ただ寝てる分にはいいけどね。まあ車窓を流れる夜景をみながら寝台に腰をおろして一杯というのもオツなものではあった。

しかしワープロを打つには少々暗いし不向きである。ので、今はロビーカーな んだけど、あいにくここは禁煙でないのでけぶたいけぶたい。九州とはいえ、窓 の内と外ではかなり気温差があるようだ。天気は曇り。ん〜〜降らないでよっ。
さてさて、そろそろ到着の刻限である…
PM4:58 い〜まは熊本、い〜まは雨
大分駅を改装していると聞いたのはずいぶん前だが、まだまだ新しくてきれい だ(ただしプラットホームは触らんかったらしい)。トイレと各銀行のATMと ISDN電話とテレビのある待合所と売店が一か所に並んでいるのは動き回らなくてすむので、実に勝手がいい(私が利用したのはトイレとISDN電話だけやけどね)。

で、今は豊後竹田行きの車内である。電車は新しくて座席の座り心地もいい。 ただ一両なので、ケーブルカーに乗っているような錯覚も覚える。窓外はなんてことない田園風景だが、白梅紅梅があちこちに見られる。春だねい。

で、豊後竹田である。駅に着くと荒城の月、12時になると商店街に荒城の月、荒城の月のモデルになったといわれる岡城趾の駐車場に荒城の月、みやげものには銘菓荒城の月(笑) お約束というものだろうけど、できればこういうお約束は反故にしてもらいたい(音が割れてんだもん…)。

(多分)近年になって観光に力を入れはじめたものらしく、あちこちに誘導の表示やら休憩所やらが設けられ、堤防に岡城趾やら荒城の月の楽譜やらが彫られ駅舎・郵便局・交番などは武家屋敷ふうに作ってある。私は虚しい…

駅前のスーパーで見るかぎり、青果はふつう、肉は少し高め、魚は塩干ものば かりで鮮魚がない(値段は普通)。お昼のカツ丼は550円だった。ただし甘く て美味しくはなかったけど。って、こんなとこまできて物価調査をやるなよ。

それでも駅の観光案内所にあった地図をみながら、愛染堂、瀧廉太郎記念館、 歴史資料館、武家屋敷跡、隠れキリシタン洞窟礼拝堂跡、岡城趾とてってけまわ ってきた。ううう、しかし、観光バス2台を連ねてやってきた中高年の団体様とぶつかってしまった。奥出雲の月山富田城趾のような鄙びた風情を期待した私がばかだったわ(泣)

日本名水100選の地とあるので湧き水が飲める水場でもないかと思ったけど みあたらないので水道水を飲んでみた。うまい。やっぱちがうもんやなぁ。

列車の時間をにらんで駅へもどる途中で雨が降ってきてしまった。キャップを かぶっていたのでそのまま走り込む。このキャップは2900円で買って数日後バーゲンで1900円に下がって泣いたものだ!(それがどーした)

豊後竹田ではISDN電話を発見できなかったのでこれは熊本からである。熊本の駅舎も新しい。ここも雨、竹田もそうだったけど、思ったより寒い。駅員さ んがうすみどり色のコートを着ているではないか。

豊後竹田から乗ってきたのは特急あそ4号(3両)である。新しくて楽しいデ ザインの列車だ。このあと急行くまがわでZinさんのふるさと人吉に向かう。 待ち時間が1時間半ほどあるので熊本の駅前でもぶらつこうと思っていたのだが 雨がふっているのでやめて、喫茶店でれもんちーを飲みながらこれを打っている。 残念ながら紅茶はあまり美味しくないのであった。
96年3月1日(金) AM10:20 旅は道連れというけれど…
熊本から人吉までは急行くまがわ5号。別名AQUA EXPRESS。なぜAQUAなのかは不明。球磨川沿いに走るからかな? 2両編成で前が禁煙車、後ろが喫煙車、席が一部、ななめになっているという変わった列車である。 サロン風というのかな、グループ旅行で乗ると楽しそう。私は普通の席に座ったけど、はめごろしの窓からすきま風が入ってくる。酸欠の心配がなくていいか。 雨はあいかわらずけぶるように降り続き、夕闇と相まって風景をブルーグレーの モノトーンに沈めるのであった…

そして雨はやまない。人吉から今夜の宿、国民宿舎くまがわ荘までタクシーを使う。初乗りが550円、宿舎の玄関前でメーターがあがるのもいとをかし。くそっ(笑)

くまがわ荘はボロい。浴場までの壁は夏休みあとの子供の肌状態(思わず剥いてやりたくなる)。浴場では洗い場でお湯がでない。をーい。湯船は木製でお湯 はぬるめ、つかってるのはとても気持ちよかったけど。ちなみに入浴時間は午後10時までで朝は6時半から、朝は少しお湯がぬるめですという貼り紙がある。江戸っ子だとものたりないかも(私にはいいけど)

それでも宿泊客は多い。観光客もいるが、大半はビジネスホテル代わりに利用 しているらしいおじさんたちである。ご飯を食べながら無粋な会話があちこちから聞こえてくる。食事はまあ並というところ。となりにすわったおっさんは並の下(笑)
「お仕事で遅くなったんですか?」
「いえ、休暇で旅行中です」
「ははあ、休暇で」
「はい」
「で、ここへはお仕事ですか?」
おっさん…
「私はつくばなんですよ、学園研究都市があるでしょ」
「ああ、茨城県の」
「そうそう、いまは仕事で鹿児島なんですけどね。あなたは福岡ですか?」
どっから福岡が出てくるんだ?と思いながら
「いえ、福井です」
「福井というと日本海側ですな」
「はい」
「ここよりあったかいでしょう」
なんでやねーんっっ。誰かこのおっさんを何とかしてくれっっ。

さて、ここの焼酎は米焼酎で飲みやすいと風陸で聞いたので、試してみること にした。お湯割をたのむと、生で持ってきますから、テーブルのポットのお湯で 勝手に割ってくださいとのこと。ふむ、んじゃまず生で飲んでみるか、と一口。 まえに屋久島の焼酎に閉口したおぼえがあるのでおそるおそるという感じで含んでみたのだが、これが口当たりがよくて美味しい。お湯割りで持ってきてもらわんでよかったわ。生でイケる生で。

売店には何種類か球磨焼酎がならんでいて、星さんご推薦の「たる」もあった。 食堂で出された焼酎の銘柄は不明だが、朝食のときにでも聞いてみよう。

うーん、しかし雨にはよわったね。明日3月1日から球磨川下りの船が出ると いうことなので一番乗り〜〜を狙っていたんだが…  明日天気にな〜〜〜〜れ!

ここの電話はビジネスホンらしい… 部屋から通信できなかった(泣) ロビ ーにISDN電話もなひ。
96年3月2日(日) PM3:30 帽子が轢死
風が強い。

朝風呂に入って、ご飯を食べて。昨夜の焼酎は繊月(せんげつ)という銘柄だそうだ。空は曇っているが雨よりゃましだ。昨夜はタクシーをつかったけれど朝 なので歩いて駅までいく。昨夜アップしそこねた文を送らねば。

送らねば… おーい、駅にISDN電話の一個ぐらい設置しといてよぉ。ずーっと電話ボックスをうかがいながら歩くが見当たらんではないか。やっと商店街 のはしっこにあるのに遭遇したときはうれしかったわ(笑) ちょうど雲も晴れて実におめでたい気分になる。

お、SPERがある。うーむ、京阪神では見た覚えがないコンビニが小浜と人吉にあるとは面白い。しかしここはコンビニか酒屋か? ヤマザキストアという のも酒屋と見紛うばかりだったし、これもお国柄というものか。こゆとこでは下戸だと辛かったやろねえ(笑)

球磨川下りの乗船口にいくと、11時の船はすでに満席ということなので、1時のを予約する。んじゃまあ、そのへんをウロウロすっかぁと、人吉城趾や永国寺などまわる。人吉城趾は石垣以外なーもなくて非常に好みである。しかしこのあたりから目茶苦茶風がきつくなってくる。永国寺は、寺の池に出現した幽霊に道理を説きつつその姿を写しとったという豪気な住職がいた寺だそうで、池と幽霊の絵を見 て、いちお〜お賽銭を110円入れて出たところで帽子を風にさらわれた。あっと叫ぶもすべなく、たちまち輪禍にあいし我がキャップ。くっきりとタイヤ模様がついてしまった(泣)

わりと時間を食ってしまったのでタクシーで乗船口へいくと、強風のため運行中止! そんなんありるれろーっっ。いまからでは球泉洞へまわるほどの時間はないし… といって市街地を歩くのも飽きたので、まあ奥まで行くだけ行くかぁ とワンマン電車に乗って球泉洞駅へ。駅から球泉洞までもうちょっと近かったらよかったんだけどねー。Zinさんが子供のころ松明を持ってダンジョン探検したという洞窟を見たかった。

しかし、渓谷美は申し分ない。翡翠色の水、切り立つ崖(舅落としとかいうワ イドショーみたいな名前がついている)、空は青く風は強く、そぞろ歩くも趣ふかし。……めちゃ寒いけど(笑)人吉から球泉洞駅までの電車は新しかったけど、帰りの列車は古い車両だった …が、やけに派手なペイントが施されていてなんか楽しい。お茶目な電車である。 ロングシートに寝そべってマンガを読んでる若者がいたりもする。

さてさて、つぎは普通を乗り継いで鹿児島だぁ。
PM11:14 よか生ちゃかぽこ
人吉から吉松、吉松から隼人、隼人から鹿児島。電車の本数が少なく連絡もよ くない。熊本や宮崎へいくなら急行一本なんだが。それなら連絡のよい方向へ行 ったらええやんかてなもんやけど中村主水も死ぬそうやし、不便さもそれなりにおもしろい。吉松駅の待合室はベンチが畳でまんなかに囲炉裏がしつらえてある。 あいにく飾りやったけど(あたりまえやって)。さらに電車に乗って発車を待っ ていると窓のそとに「べんと〜〜〜べんと〜にお茶〜〜」という呼び声。

首からひもで函をつったおじさんが弁当とお茶をホームから売る。買うほうは窓をあけておじさんを呼ぶ。昔はごく普通の光景だったけど、急行が減り、特急の窓が開かなくなってからはついぞ目にすることのなくなったものだ。これでお茶が陶器の容れ物に入っていたら完璧なんだが、あいにく缶入りのJAVAであった。

というわけで、鹿児島は城山会館から。そやさんがデータをアップしてくださっていたかごしま荘も考えたんだけど、車でないと不便そうなので同じく公共の宿のこちらにした。鹿児島というといっつも城山観光ホテルだったから、たまには変化があっていい。ちょっと道が工事中で目の前にある会館へどうやったらたどりつけるのか分からなくて困ったけど(笑)

公共の宿とは言ってもなかなか感じのよい建物である。部屋も、殺風景ながら広くてベッドもセミダブル、シティホテルのようなせせこましさがなくてたすかる。ただし部屋についているバスは悲しいまでにせまい。まあ浴場があるんだから何もわざわざ膝を折らな体が納まらんような湯船につかることはない。…が、女湯は例によって男湯の半分の面積しかない。浴槽だけは、くまがわ荘のほうがよかったなー。

えー、そんで自販機で「よか生」という缶ビールを買ってきてアーモンドをつまみに飲んでます。けっこ美味い。夕食が8時半までで、その時間には入れない のはまちがいなかったので夕食抜きで入っている。人吉で早めの食事はしたんだけどね。
96年3月2日(土) AM9:57 おはようございます
今日はとってもいい天気。あったかーい。

鹿児島の交通の拠点は鹿児島駅ではなく西鹿児島駅である。城山会館が鹿児島駅のほうに近いので、西鹿児島行きの電車を2番ホームで待つ。終点の一歩まえのためだろう、このホームにはベンチがひとつあるきりで自販機もないし、めっ ちゃ殺風景である。向かいのホームとえらい違いだ(笑)

ところで、でかいリュックをしょって全身で観光客であることをアピールしているのに、なんで九州内のあちこちで道を聞かれるんだろう??
PM8:8 花は菜の花
指宿行き快速列車内です。なのはな3号という可愛らしい名前がついている。 しかし名前はなのはなでも車体はカーマインレッドに扉が銀色というイタリアモダンみたいなデザインである。シートも黒地に小さな模様が散らしてあるという …誰の趣味か知らんが、好みだぞ。思わず九州に住みたくなる(一瞬だけね)

というわけで指宿です。駅の観光案内所でもらったパンフレットにはみどころはかいてあるが行き方がない。観光バスかタクシーかレンタカーかマイカー(しつこい)以外で観光する人間はあまりいないということだろうか。
タクシーの客引きを無視して砂蒸し温泉まで歩く。指宿ショー劇だとかチャイ ナトルコあかり(ええねんやろか)、サロン・デ・ソシアルなどといういかがわ看板がならぶが、それほどいかがわしい感じがしないのは空が広いからだろう。 振り向けば魚見岳という山がちんまりとあるのだが、海岸方向には左右にも山が ないのである。ま、まっぴるまで陽光さんさんやしな。

浴衣を着て砂浜にねっころがると、おばさんがスコップで砂をかけてくれる、 砂蒸し温泉。熱い〜熱い〜〜ううむ、血行がよくなってしまったぞ。市営施設のためか料金は710円(+タオル100円)と手頃である。砂楽という名前の建物は真新しい…というか、グランドオープンは4月だそうだ。しかし砂蒸しの他、広くて綺麗な大浴場があり、サウナなども楽しめる。

2階のロビーでは無料でお茶やお水が戴ける。観光案内所、ふるさと特産品販売所、自動販売機コーナーなどと表示はあるが、いずれもまだ機能しておらず、 スナックコーナーができるらしい3階は立ち入りできない。おかげで、ゆったり過ごすことができた。ゆったりといえば、その2階ロビーでべんとーを広げているご家族には驚きましたわー(笑)

ここで駅にもどり、観光ポイントを回る「のったりおりたり」バスに乗る。どんと広い場所に見どころが点在しているので、こういうバスがあるのはありがたいかも。好きな場所で下りると、45分後につぎのバスがくるようになっているそうだ。観光案内のアナウンス付きで、運転手さんも指をさして「あれが日本で一番古い井戸です」とか教えてくれる。

バスの窓から見える風景はちょっと変わっている。日本とは思えないというほどではないんだけど、やっぱなんかちょっとちがうって感じ。あちこちに菜の花 も咲いてるし。天気がよいので海がきらきら光ってきれいだ。開聞岳山麓自然公園内には天然記念物という小型馬がカメラを向ける観光客を無視して草をはんでいる。かわいいなー。

池田湖はやや期待外れかな。湖そのものはきれいなんだけど、やたらと大うなぎの水槽があって景観もだいなしだよ。それに水の上をわたってくる風が冷たい。 さっきまでぬくかったのに!(勝手なご意見)

池田湖から指宿駅にもどり、熱帯果樹園をめざす。地図でみると、隣の二月田駅からのほうが近いのだが、たった一駅でも電車がなけりゃおなじなのである。 ま、たかが2.5km、散歩がてらてくてく歩く。ドリームパークという名前の 〔トロピカルフルーツの楽園〕は標本室と温室とハーブ売り場と憩いの部屋とい う売店で構成されている。トロピカルフルーツの試食ができて、800円(駅に あったパンフを持っていくと80円引き)。温室は丈の低いのが軒(?)をつら ねているので、よくある観光用の大温室のような華やかさはない。でも温室は好きなんだねー。ほら、人間て熱帯産やし、何となく野性の血が蘇るような気がしない?

試食は一人分ずつお皿に盛ってあってグァバ茶と漬物と一緒に出てくる。バナナにマンゴー、スターフルーツ、レイシーに…なんだったかな、見慣れん果物も いくつか。美味しかったけど冷えすぎ。パーシャルルームに入れてあってんやろか。グァバ茶というのは茶流彩彩のマテ茶と同じような感じで美味しい。パパイヤとマンゴーの塩漬けはタッパーウェアで供された。甘くないなあ…ぽりぽり…歯ごたえがありすぎるし…ぽりぽり…あまり美味しいものとは…ぽりぽり…それほど美味しいものとは…ぽりぽり…ぽり…ぽりぽり…ぽり…

美味しくはないが妙にオツなお漬物であった(笑)

で、帰りは二月田(にがつでん)駅から普通電車。快速とおんなじ車両だったりする(古くてボロそうな車両も走ってるんだが)。落日に染まる水平線は格別 だねい。

とか言いながら寝こけて終点で車掌におこされてしまった(笑)

いやー指宿から逐一中継したかったけど、例によって見つかんなかったのね… ISDN電話。つーわけで西鹿児島です。
96年3月3日(月) AM6:26 またミスドから(笑)
今度は博多駅構内です。朝の5時50分に開いてるお店ってほかにないんだもん。でもここの珈琲はおいしくない。みなさま、おはようございます。

いつもいつもとおる夜〜汽車〜〜

西鹿児島発、博多行きL特急〔ドリーム・つばめ〕は夜汽車というには風情がなさすぎるが(笑) しかし乗り心地はいいぞ。なんとなくSFちっくな車内も ぷりちーだ。JR九州ってやたらとグレーと赤の組み合わせが好きみたいね。
トイレの内装はメタリックグリーンでライティングも凝っていたりする。何というか、古びてきたころのこの列車を見てみたいぞ(ひねくれものぉ)

ええい、そこのおっさん! 夜行列車んなかで携帯をつかうんじゃねえっ、デ ッキに行け!(また大声なんだ、これが)

ううむ、眠れんかった…
AM9:51 ここは日本…だよね?
ドーナッツを食事代わりにはできないので、ホームで筑前べんとうなる駅弁と お茶を買って、赤・青・緑・黄色と原色づかいもにぎやかなジョイフルトレイン ハウステンボス号の車内です。列車の外装はにぎやかだし、シートも新品のようだけど、車両そのものは古いみたい。
ついでににぎやかなのは列車の塗装だけではなく、高校生か大学生か、車内に揃いのスタジャンを着た団体様が充満している。日曜やもんな〜〜。今日もとってもいい天気。

と思ったけど、案外にしずかだ。私は昨夜の寝不足がたたって、すぐに眠って しまったのだが、彼らは早い段階で降りたようである。試合か何かだったのね。

さあ、ホテルに荷物をあずけて、ハウステンボスだ〜〜〜。
PM1:54 楽しいぞ〜〜〜〜〜
テーマパークなんつーのはあんまり一人でいくモンとちゃうと思うが、ここは楽しいな! ここまで徹底されると笑えるし(笑うな、無礼者)。さすがにシーガイアはパスしたけどね。常夏の波打ち際におばさんトドが一人たたずむなんてのは絵にならん以上に公害だ。

一日たっぷり時間はあるので、端から順番に回っている。まずは3月1日から チューリップ祭が始まっているとかで色とりどりのチューリップ花壇が迎えてく れる。でも、ほとんどが蕾固し(桜じゃないって) つづいてナイアンローテ城。先日「トゥルーナイト」を見たばかりなので、余計に思うんだけど、映画にくらべて本物の中世の衣装(男性用)は…ひょーきんだ(笑)  

チーズ農家・ブールンカーズは、民家を再現してあって(売店が邪魔だ)インテリアグッズが面白い。となりのミュージアムモーレンは、水車で水をくみ上げる様子が見られるということだが、人の頭で何も見えず。上背がほしいぞ。

ミステリアスエッシャー(3スター)は目くらまし絵の世界。楽しいが、もう ちょっと沢山見たかった。おもわず人面鳥のトレーナーを買っちゃったい。
天星館…星があなたの未来を予言するぅ?? 迷わずパスする(笑)
宇宙帆船館(3スター)・ホライゾンアドベンチャー(4スター)・ノアの劇場(4スター)とディズニーランド的なアトラクションが続く。いい出来です。

そろそろお昼どき…と、あちこちのレストランをのぞくけど高いねえ、こうい うとこはどこでも。とりあえず、スパゲティと珈琲という比較的手頃なところで口を動かしながら指も動かすのであった。さて、ハウステンボス内にISDN電話はありやなしや。
PM6:48 足が痛い(笑)
つーわけで早々とホテルです。キング30で入ってスターも1点しか残ってな いし、あとは明日にしよう。

昼食後のアトラクションは、クリスタルドリーム(3スター)から。バツ。つ まんなかった。次のアニメワールド(2スター)は各国の短編アニメを上映している。オランダのが面白い。アメリカのはよくできてるんだけど、イマイチ深みに欠ける(作品の選択の問題かも知れない)。日本のは松本れーじ(どんな字やったっけ)だったので見ずに出てきた。
世界の鐘をあつめたカロヨンシンフォニカ(1スター)は、明日もういっぺん入ろう。カロヨンと呼ばれる連鐘の演奏が聞きたい。ただ、澄んだ高い音というのは長く聞いていると頭が痛くなる。やっぱ頭のなかが低くて濁ってるせいだろうな(笑)
ついで自動演奏楽器が楽しめるオルゴール・ファンタジー(2スター)。これもよかった。

ギヤマンミュージアム(2スター)ではガラス工芸品の展示がすばらしい。特別展示だったらしい。ポルセレインミュージアム(1スター)は伊万里焼がずら りと並んでいる。抜けたところに陶磁器のショップがあるのはお約束(笑) でもロイヤルコペンハーゲンのコーヒーポットが41000円というのは高すぎる。
そんで一番むこうはしはパレスハウステンボス(4スター)、今はシャガール展をやっている。あまり好きな作家ではないのだが、旧約聖書の挿絵というエッ チングはすばらしかった。100点以上も並んでいると壮観やし。
で、国内最大級のドーム壁画とやら。まぁ、よお描いたなーと感心する。制作過程の写真があったけど、ご苦労さん。

というところで足が痛くてギブアップ。ナイターまで楽しもうと思ってたんだけど、ホテルへ。明日はチャリを借りようかな。

ところで、部屋はシングルがなかったので、ダブルである。ダブルのベッドに今日もシングル〜〜と、中原理恵など歌ってしまうのであった。
96年3月4日(火) AM11:35 今日もメゲずに…
朝から大浴場でひとっ風呂〜。ホテルの朝食が2200円、をい。

なんぼなんでも朝御飯にそんだけよう出さんので、ハウステンボス内のファーストフード店チーズワーフでポテトブランチ。じゃがいもにチーズと各種トッピング(私はミートソースにしたけど、ほかにもベーコンやコンビーフ、しめじな ど数種類ある)を乗せて焼いたもの。550円と手頃な値段でおなかもはるし、美味しい。ここはおすすめだなっ。
窓の外をマーチングバンドがにぎやかに過ぎてゆく。反対側の窓では花を飾った馬車が…でもあの花、造花なんだよねー。記念撮影をしようとした女の子は、 「馬の後ろ足のそばに立たないで」と馭者に言われ、あわててとびのく。なにも立っただけで蹴られやせんと思うが、誰かの恋路のじゃまでもしてるのかも知れ ない。

さーて、絵はがきを出すのに郵便局を探さねば。
PM4:35 線路はつづくよ〜
昨日の残りの1スターをシーボルト出島館でつかい、無料の柿右衛門ギャラリーやオランダ民族資料館などを見る。

ブランチのあと、新しくスターを購入しようかと思っていたけどとりやめる。 今日は月曜、きのうは日曜。なのになぜ今日の方が人が多いっ。どうやら貸切りバスをつらねてやってきた団体旅行客らしい。その上どんどん増殖する。大半は 最強の団体、修学旅行生(しかも二つや三つではない)である! やかましいわ行儀はわるいわ…なんで人間というものは衆を恃むとこうも傍若無人になるのであろうか。トイレは混むし、あなうたてしやな。
というわけで午後は各種ショップを見て回る。みやげ物店をはじめ、ガラスやアクセサリー、ブランドショップなどもあり、時間を忘れる。何も買わんかったけどね。気がつくと午後2時15分、タイムリミットーっっ(笑)

あわてて駅へ移動、ちなみにハウステンボス駅はシャンデリアが下がっていて受話器をあげるとタクシー配車センターにつながる直通電話があるが、ISDN電話はない。

自販機で二十四茶というお茶を買う。十六茶に対抗してるのかな? 販売は九州旅客鉄道株式会社(JR九州)。入っているのは、玄米・ハト麦・カワラケツ メイ・ルイボス・ウーロン茶・エビスグサ・緑茶・杜仲茶・ギムネマ・モロヘイ ヤ・どくだみ・オオバコ・ヨモギ・クコ葉・銀杏・スイカズラ・カキドオシ・熊 笹・グァバ・マテ葉・ウラジロガシ・大麦・シソ・ビタミンC、はっきりいって不味い(笑)

そして14時47分発ハウステンボス号。この列車からも結構な数の客が降り てくる。ううむ、平日侮りがたし。若いお嬢さんが多いのは卒業旅行というやつ だろうか。

そして、アップは博多からである。
PM10:5 福岡の夜は更けて
何をしゃべればいいんですか。と、しばちゃんは言った(笑)

最初は朝イチに福岡に移動して…というつもりだったのだが、ハウステンボス が思いのほか面白かったので予定変更、福岡には夕方に着いた。シーホークリゾ ート&ホテルまでタクシーをつかったら、これが大渋滞。都会はいやぢゃあ(勝手なご意見)

奇天烈なカッコのドアボーイに迎えられてチェックイン、部屋はなかなか豪華である。着替えて4階のロビーへ降りる。ここで問題が一つ。待ち合わせの目印にオアポケを たたいていなくてはならない(笑)のだが、暗すぎるのだ。液晶が見えーんっ。 それでも何とか一番明るい場所に座ってちゃかぽこやっていると、6時少し過ぎしばちゃん登場。そのままロビー階にあるカフェテリアへ。橘はずうずうしくも 夕食をおごっていただいてしまいました。どうもごちそうさまです>しばちゃん

例の格調高い忘年会は、ここのホテルの宴会場であった由。コーヒーを選んだ しばちゃんを横目に橘は九州麦酒をとる。美味しかったよん。

そして、いつものごとく橘はしゃべくりばばぁぶりを発揮したのでありました。 しばちゃんって話しやすいんですもの〜〜。話題はもっぱらWinのことに終始。 話のついでにオアポケを出し、口述筆記しますからなにかしゃべってくださいと お願いしたところ…(冒頭へ戻る)

そして9時すこしまえまで楽しく過ごし、福岡ミニオフは終了したのでありま した。8時までとおっしゃっていたのに、すみません。また機会があれば、お茶しましょう。

さぁて、せっかくのシティリゾートだし、バーへ行ってカクテルでもいただこ うかなっ。
96年3月6日(木) 一昨日の夜は…
ホテルのバーでカクテル・バイキングというのをやっていたので、ついつい飲みすぎてしまった… 日記もつけんと寝ちゃったもんね。休暇も半分以上を消化 し、さすがにそろそろくたびれてきたような気がする。

朝もきっぱり寝過ごし(ばか)朝食もとらずにホテルを出る。ウッディなデザインのゆふいんの森1号に乗って由布院へ。乗り込むとすぐにアナウンスがあり 由布院の今朝の天候は雪、気温は一度です、とのこと。げげ〜ん。
ガイドブックにも夏でも涼しいと書いてあったので厚着はしてるけど…してる けど… 暑いっ。列車のなかは暖房が効いているのである。なんで着替え用の部屋なんかがあるのかわかったわ。
ゆふいんの森号にはゆふいんレディなるきれいなおねーさんたちがいて、おしぼりやキャンディ、ゆふいんの観光案内(あんまし役に立たんけど)などをくばってくれるほか、ビュッフェのメニューをもって注文をききにくる。新幹線の二 階席とおなじだぁ。この列車もながめがよいように客室が高くなってるからな。 おまけに全席指定である。仕方がないので出発前に往路の富士と帰路ののぞみと一緒に指定券をとってあった。これが正解。

空席はひとつもないんだもの。んで、私は3人組のおばさまがたと一緒になっ てしまい、向かい合わせになった座席の奥で身動きのできないまま、健康保険がどうの、退職金がどうの、息子の扶養に入るのなんのといったシリアスな話題にげんなりする。そういう状況だからオアポケちゃかぽこもできなんだし。車内にあるアートギャラリーとかも見たかったんだけど…
しかし、おばさまの一人にいただいた巨大な苺は美味しかった。今年一番のも のだそうで、あとになるほど実は小さくなるそうだ。やっぱ豊の香かな。

ほぼ正午に由布院着。磯崎新デザインという駅舎はただいま工事中。なかにギャラリーがあり、キルト展をやっていた。いいなあ、これ。
ホテルに荷物を預けて、適当に中華料理屋で昼食。さきほどのおばさまがたと 遭遇したりする。駅で自転車を借りて、ハーブワールドへ。
が、これが山の上だったりして、途中でギブアップ。チャリを押してあがる。 ハーブワールドはなかに動物劇場というのもあるが、犬と猿の芸に興味といってないので、こちらはパス。100種類ほどのハーブを栽培しているという園内は いい香りでいっぱい。うーん、幸せ。作業着すがたのおじさんがハーブの説明を してくれる。さわって手にうつった香りを楽しんでくださいと言われ、いろいろさわりまくったら、どれが何の匂いかわからなくなっちゃった(笑)
とくに温室のなかは閉鎖空間だけに香りも濃密。そのなかにグレーの縞模様の猫がいる。猫がいればなでなでしたくなるのはけだし当然というもの、またこれがなつっこい猫で、なでられて喉をぐるぐるいわせていたかと思うと、いきなり人の肩にがじがじよじのぼってきてまるくなる。わーん、このまま持って帰りた くなるじゃないか(笑)

ハーブ蒸留温泉(女性専用)というものがあったので、よろこんで入る。けっ こうな数の入園者がいるが、ここで入浴しようとする人はなく、貸切りである。 らっき〜〜。ふつうの大浴場で体を洗ってよく温まって毛穴をひらいてから3種類のハーブ蒸留温泉(ミストサウナだよね、要するに)へ入ってくださいとのこ と。レモンユーカリ・ラベンダー・ローズマリーと出て入って出て入って出て入って〜〜。あがったら窓口のおばあさんに「ごゆっくりでしたねえ」と言われた。 温泉にゆっくりせんでなんとする。

しかしゆっくりしすぎて美術館へまわる時間がなくなってしまった。夏は朝霧 に埋まるという金鱗湖を見たあと、駅にチャリをかえしてホテルへ。

ここのホテルは2食つきで21000円(税別)。なんでこんな高いホテルになったかというと安い宿がとれなかったからである。最初にかけた国民宿舎ゆふ山荘はシングルでは泊まれないとのこと。前を通ったけど、きれいな建物だった。 しかしなんでどこもかしこも満室なんだ。平日やのに〜〜〜っと思ってたけど、いやまあ卒業旅行らしい若いお嬢さんがたやら、フルムーン旅行の老夫婦やら、退職記念旅行(笑)のおばさまがたやら、観光客であふれかえっているのである。夏休みなんかすごいんだろうなぁ。
しかし、ホテルそのものはとてもいい。食事もよかったし、なんつっても温泉旅館である(部屋は洋室だけど)。由布岳が正面に見える大展望風呂にサウナ、 露天風呂。大展望風呂にサウナ、露天風呂、大展望風呂にサウナ、露天風呂、大 展望風呂に…

残念ながらお風呂は夜の1時まで。朝は6時から。朝風呂もいいんだな〜〜。 9時過ぎにチェックアウト、駅前のおみやげ屋さんでどこにでもあるような土産を買い、太郎さんのひそみに倣って宅急便で自分ちに送る。
そして今は別府行き特急ゆふ号で大分にむかっているところである。やっぱり混んでるんだな、これが(笑)
PM3:42 とってもハイパー
大分から臼杵まで特急にちりんシーガイア号南宮崎行きに乗ったんだが、これまで乗ってきたJR九州のSF列車(笑)のなかでも、こりゃ最右翼だわ。例に よって外装はグレーと赤、内装はメタリックグレー、メタリックグリーンに赤。 座席の上は網棚ではなく飛行機みたいな荷物入れになっていて、読書灯までついてる。実におみごとの一言につきる。胸に燃〜えて〜る日輪は〜〜〜と誰も知らないようなアニソンまで歌ってしまう橘であった!

んでこのSF特急に乗ってどこへ行くかというと臼杵の石仏だったりするあたりもハイパーかも(笑)

にちりんシーガイア号から降りると5分でバスに接続。石仏拝観が520円と いうのは高いんでないかい。しかし、見応えは十分であった。いずれも半月眉の柔和なお顔の石仏群だが、なかにはずいぶん色っぽい仏さまもある。唇にのこる朱色がなまめかしかったりして。メインの大日如来は350年まえだかに地震で首がおっこってしまっていたのを、肩の上にごく最近もどしたそうだ。もどすかもどさないかで激しい論争がまきおこったという話である。

その大日如来のまえにイーゼルが二つ。画家は仲良くならんでお昼御飯のようである。お、みごとな梅が咲いている。
石仏をかなりゆっくり見て回ったけど、12時54分のバスまで30分ほどある。茶店に入って「ふるさとの味・大分名物・無農薬小麦(地粉)使用だんご汁定食やまいも付き1000円」を食べる。だんご汁は味噌じたてで素朴な味、やまいもはえらく根性がある。ちとだしが濃かったけど。一人分のやまいもに生卵 が一個ついてるのも素朴とゆーかなんとゆーか。でもおなかがいっぱいになってあったまって美味しかったし、余は満足ぢゃ。

さて、このあたりには野上弥生子文学記念館とか臼杵城趾とかある。野上弥生子は27年前、ひきちぎり事件を起こした思い出深い作家である。小学校4年の娘に野上弥生子の短編集を買い与える父親もめずらしいけど、それにハマる小学生もめずらしいよな。一冊の本を飽きもせずにしつこく読み返し読み返し、母親 に用をいいつけられても忘れて読みふけり、学校から帰ってランドセルもおろさずに「哀しき少年」というその本をひらく。
とうとう業を煮やした母親が本をとりあげるなり、べりっとふたつに裂いてしまったのであった! それでもメゲずに、その裂かれた本を読みつづけたんだから私も相当しつこい(笑)

しかし、茶店の人の話では城趾は花見シーズン以外なんもないと言う。野上弥生子にしても、読んだのはその短編集きりだし、彼女の日用品とか見てもしかたないかなーということで駅までもどることにする。

つーわけでただいま臼杵駅である。にちりんがくるまで20分ある…

臼杵から大分にむかう特急にちりんの車内です(憮然)。臼杵駅のISDN電話からアクセスしようとしたら、どこのネットへかけても「お客様がおかけにな った番号は現在ご使用になれません」という声がモデムから聞こえてくる。つい さっき大分駅から正常に送信終了したばっかよーっっ、なにゆへーっっ。

というわけで私は不機嫌である。
96年3月7日(金) AM10:39 今日は雨、そして帰路につく
ホテルの朝食が1200円。山のなかならともかく、大分の駅前だよ。そんなに出せるもんか。というわけで駅構内のロッテリアでイタリアンホットモーニン グを食べながら打っている。

昨日は石仏から大分にもどったのが午後2時。予定表に高崎山へ行って猿とラ ッコを見るとなっている(笑)

しかし臼杵のISDN電話にふられて気分がわるかったのと、少々くたびれていたのとで、そのままホテルへチェックインして動くのはやめることにする。公衆電話からアクセスすると電池が心配なのでホテルの部屋から…と思っていたら電話のよこに「通話料金のほかに、通話料金の約50%を施設利用料としていただきます」と書いてある。をい。

しゃーないので、ホテルのロビーからアクセス。そのあとはラウンジで紅茶を飲みながらワープロちゃかぽこで過ごす。

そして今日は雨。小浜に帰る日でもあり、荷物は宅急便にして自宅宛に送って しまう。さー、夜には我が家だ。ソニックにちりんに乗れなかったのが心残りなんだけどね…
PM9:6 ただいまーん
一度のってみたかった新幹線のぞみで博多から京都まで帰ってきました。できた当初は悪評ふんぷんだったのぞみの乗り心地はそんなに悪くなかった。外見はかわいくないけど。リクライニングの角度がえらく大きいのでびっくらこきましたがね。

で、京都で降りると寒い。九州も期待したほど暖かくはなかったけど、やっぱ京都は京都だねい。おまけに家庭用品課長と遭遇しちゃったい。どこ行くねんと言われて帰ってきたとこです〜と答えたんだけど、ホンマに帰ってきたんやなぁ と実感してしまった。

そして湖西線で近江今津、近江今津からJRバスで小浜まで、俺は帰ってきたぜ。

さ、悲しいユニットバスに入って寝よ(笑)
実況生中継とは 当時、パソコン通信というものがあり、ISDN公衆電話(グレーの国際電話のかけられるタイプの公衆電話)から(または宿の電話のモジュラージャックを引っこ抜いて)ワープロとモデムを使ってメッセージを送っていたのである。インターネットは今ほど普及していなかった。インターネットの掲示板も同じようにファイルを用意しておいて、送信するだけでいいならもっと参加しやすいんだけどねえ…(そーゆー掲示板を運営しているところもあるにはあるけど)
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