留守番猫の長い一日

一人ぼっちはいやなの忘年会があった。

だいたい、私は会社の宴会はきらいなんだが、逃れられぬ場合もある。そして当然のごとく、帰宅は深夜になった。

甘えん坊のるぅだが、今日は特に甘えてくる。そのくせ、私の膝の上でしつこく毛繕いをやっている。家の外の物音にえらく過敏である。いつもより、3時間は留守が長かったわけだから、そのせいか。ご免ね、るぅ。明日は休みだから一緒に遊ぼう。

ところが、原因は別のところにあることが本日判明した。うちの母親である。

私が猫を飼うと言うと、閉じ込めっぱなしになるのに可哀相だなんだと反対したくせに、昼間よくうちへきて、相手になっているらしい。そこまではいいけど可愛いから家にいる夫(私の父)に見せてやろうと、軽く抱いて外へ出た途端、腕から飛びだしてしまったのだとか。

近所の人もまきこんで、大捕物になったそうだ(笑)

るぅがうちにきて、丁度一週間。今日はもう一度犬猫病院へ連れていこうと思っていたのだが、雨が降っていたので中止したのだった。いやー、知らなかったとは言え、中止してよかったぜ(笑)

まあ、笑ってられるのは無事に見つかったからなんだけどね。迷子札を買うてきとかんといかんな…

1997年12月18日


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