恋の季節

さて、一向に太る気配のないるぅだが、それでも身体は成長している。不妊手術をした方がいいかなぁとか思っているうちに、やってきてしまいました。

わっすれられないの〜♪(古っ)

ねこの恋は春の季語だが、べつに春に限るわけではない。初夏のさわやかな空のもと、例の声がひびきわたる。いやもう、これまで春猫というのは何てうるさいんだろうと思っていたけど、甘かった。

家の中にいる猫がシーズンに突入するともう、何てうるさいなんて状態はとっくに通り越す。なかでるぅが身も世もなく泣き叫ぶ。呼応してそとで求婚者たちがセレナーデを歌う。死ぬかと思った。といって、外に出すわけにはいかない。

私もるぅもしばらくの辛抱だ。そう思っていた。

しかし、本能の嵐を私は甘く見すぎていた。あばれまくるのを2階の北側の部屋に入れておいたら、網戸を破って逃走したのである。

青くなったが、ほどなく無事に捕獲し、もう一度閉じ込める。その後二日ほどで季節は終わりを告げ、私は大いにほっとした。窓を閉め切ると暑いんだもん…


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