1979年製 HD−28 Custom

シリアルナンバー 418856



    大畑 善明さん 所有      2006.11.23UP

大畑 善明さんのコメント

 #418856、1979年製です。
1980年、大学1年生の時にお茶の水のイシバシで購入しました。とにかくMartinをほしかったときに、はなやかな指板のインレイに興奮してほとんど衝動買いでした。
(ローンがきつくて、文字通り食費を削って手に入れた愛着のある一本です。おかげでしっかりと体調をくずしました。なお、資金援助をしてくれた叔母には今でも感謝!)
 
 当時は、埼玉県にある某大学の作詞作曲研究会(通称、作研:さっけん)というサークルで活動していました。 もともと中川イサトやラグタイムが好きで、ソロにも使用していましたが、フィンガーピッキングにはあまりむいてないみたいです。きらびやかな高音がきれいで、鳴りも豪快でとてもいいのですが。

ライブ等では、ピックアップではなくマイクで生音を拾っていましたが、さすがに音の抜けがよく、ハウリングにはいつも悩まされていたのを思い出します。

 数年前にリペアーに出しました。弦高の調整とピックガードの張り替えです。指板を削り、べっ甲柄のピックガードに変更しました。やや音が軽くなったようです。乾いた迫力のある鳴りは変わりません。

 ちなみに000−42SQ CUSTOM も持っているのですが、やはり材質等の違いによる音の違いは、いろいろな意味で明確にあるようです。

友人のノンスキャロップトの35とくらべると、やはり削られているHD28と42は、おなじような「派手」な音のようです。でも、20年以上経っている28と35の乾いた音もまた、すてがたい・・・。

 あと、何年このギターとつきあえるのでしょうか?
 いずれ、息子に譲れれば、と考えています。

P.S.作研関係の方、いらっしゃいましたらご連絡ください。
  音楽のことしか頭になかったあの頃が懐かしい。
  (ちょっとウソ・・・)
   hatabo24@yahoo.co.jp




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