記事タイトル:スプルースの見分け方 


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お名前: たてLOGO   
皆さんいろいろな意見誠にありがとうございました。
最終的には楽器全体のバランスで判断するのが基本ですね。

当方地方におりますのでついつい値段とうで通販で購入してしまいます。
実際弾いて決めるようにしないといけませんね。
皆さん貴重な意見ほんとうにありがとうございました。
[2001/09/14 08:29:13]

お名前: 家城   
たてLOGOさん、こんにちは。

私も山下さんやTANNさんのご意見とほぼ共通しています。
スプルースを見分けるといっても、だいたいの感覚でしか分からない事で、
これはギター製作家でも、見ただけで産地を正確に識別することは
かなり難しいそうです。

たとえばシトカは赤みが強く、シルク模様が多く入っていたり、
焼けると縦に縞模様が強調されることが多いので比較的見分け易いですが、
他のスプルースの場合でも、シトカの特徴に良く似た状態になっているもの
もありますし、単に色や木目だけでは判断は難しいんでしょうね。

でも、スプルースの種類によってある程度の「音」の傾向があるのは
事実ですし、その場合、もちろん木目の間隔やつまり方による音の傾向も
あるのでしょうけど、それよりも、木自体の粘性や弾性、硬度、比重、
バランスといったことが、音づくりにとって重要な要素であり、
単に木目が揃うことが良いのではなく、木目が揃っているものに
上記の好条件の木が多いということなのかもしれないですね。

以前、とある製作家の方も、音づくりにおいては木目だけでは
判断できないとおっしゃっていました。
たしかに見た目の事を考えると真っ直ぐ揃っているほうが有利らしいですが。
その製作家によれば、音を作るうえで材の特性を考えて「本柾目」ではなく
わざわざ「おい柾目」を使う場合もあるとのことでした。
「おい柾目」とは、断面の木目が少し斜めになっている材のことで、
表面上では、比較的冬目の部分が幅広く見えるそうです。

もちろん音づくりの上では、板自体の厚さやブレーシングの力のかかり方、
塗装や容積などによっても大きく関わりがあるので、いちがいに材料の
種類だけでは、なんとも言えないということもおっしゃってました。

たてLOGOさんは、スプルースの「見分け方」をお聞きになっていますが、
見分ける方法や知識から知るのではなく、いろんな材のギターを
弾いていくうちに、その材が何であるかというのが2次的に解るようになれば
良いような、そんな気がします。
[2001/09/06 14:03:48]

お名前: でじゃ丸   
みなさんこんにちは
私は皆さんと逆のこと言ってるかも知れませんが相対的に木目は詰まってた方がよい場
合が多いですけど決定打にはならないと思います。
実際にD-45のトップで木目幅の広いものを見かけたことがあります。
要は弾いたときの音でしょうね。好みとか、見た目でも・・・でも基本的には目が詰ま
っててそろってるほうがいいのは確かですね・・・って言ってることがなんだか(~_~;)
[2001/09/06 08:22:35]

お名前: TANN   
私見を書いてみたいと思います。
詳しくは2000年6月頃のスレッドで「質問(表板の材質について)」というところで
音の傾向も含めて書いています。
ホントにざっとした見分け方ですが。
シトカ:全体的に赤っぽい感じの物が多い。目は不均一な物から均一な物までいろいろ。
    比較的夏目、冬目のはっきりした物が多いように思える。
アディロン:白から若干黄色っぽい感じ。焼けてきても黄色く焼けてくる。目は不均一。
      戦前の物でもこの傾向は変わらず。
ジャーマン:白からクリーム色っぽい感じ。目はいろいろ。冬目の幅が狭い物が多いように思える。
イングルマン:真っ白。目は綺麗なものが多い。冬目の濃さが薄い感じのものが多いように思う。
エゾマツ:ジャーマンやアディロンっぽい。冬目の色が濃いように思える。当然日本製のギターに多い。
シダー:目は細かくダークな色調の物から、白っぽい(赤っぽい)ものまでいろいろ。
だいたいはこんな感じで、見分けています。
音に関してはやはりそれなりの傾向があるなと言う感じはしています。
良いなと思うギターは、夏目冬目のはっきりした物で、目の幅は広くても狭くてもあまり
関係ないように思います。
ただ、目の幅が広い物を外側に持ってきたギターは、やや堅めの音。
目の広いところをセンターに持ってきたギターはやや柔らかめの音がするなと
いう感じがします。
トップの材料によって、これはいい悪いというのはないと思いますので、
そんなことを意識せずに、弾いてみて自分のフィーリングにあった物を
選択する方が良いと思います。
シトカトップでも、これはどう見てもアディロンぽい音がしてるなという
D-18に出会ったことがあります。
内部のブレーシングの材質や、作り方、仕上げによっても、音は大きく変わってくるのでは
ないでしょうか? 
[2001/09/06 03:10:17]

お名前: kenz   
みなさんこんばんははじめて書き込みます。
topの目の詰まり具合の他に、水線と言ってtopの左右が光の加減で白く光る物が良いです。
それと専門用語は、わかりませんがベア−マ−クとも言いますが、部分的に傷があるのですが、熊が爪で引っかいた跡の付いている物は、気の根元に近い所から採取している為上質と言われています。
[2001/09/05 22:06:59]

お名前: hideboo    URL
たてlogoさんはじめまして。

乱暴な言い方かも知れませんが、シトカだろうがアディロンダックだろうがイングルマン
だろうがあまり関係無いと思っています。
一番大事なのは”木目の幅”です。
なるべく幅の揃っているものが経験良いと思っています。

元々ブレイシングの形状はギターによって決まっていて、木の鳴りによって削って調整
しています。

で、木目がなるべく揃っていた方が”設計上”より制作者が意図した音に近づいて行くはずで
す。

又木目の幅が狭い物はより硬くなり、広い物は柔らかくなります。(一般的に強度の問題です)
ただ、種類によって多少異なることは否めません。(または木によっても)

又、最近の物は製材する木材の太さがやや不足しているため、なかなか目の揃った物は
お目にかかれません。

ですからスプルースの種類に拘らず、topを”じっ”と見てみて下さい。
良いギターに巡り会えることを祈っております。
[2001/09/05 20:30:49]

お名前: 山下    URL
たてLOGOさん、初めまして。

Topの見分けは難しいようですね。
ギターショップでも、特にイングルマンとジャーマンの見分けは至難の業のようで、
たまに間違って表示していることもあります。

私の場合は、なるべく多くのギターを見て、試奏するようにはしているものの、
プロに見分けがつかないものを、我々素人に判断がつくわけもないとあきらめ、
信頼できるショップの信頼できる方の話しを信じるようにしています。

信頼できる方を見分けるほうが簡単かも知れませんね(笑)
[2001/09/05 18:12:50]

お名前: たてLOGO   
Topのスプルースのよい見分け方ご存知の方いらっしゃいましたら
教えてください。また良い書籍、サイト等もご存知のかたおしらせください。
シトカ、アディロンダック、イングルマンなど見分けがつきません。
シトカはなんとなくわかるような気がしますが、その程度です。
[2001/09/05 11:05:20]

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