記事タイトル:ハカランダの28とインディアンの45 


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お名前 Name: 分析家   
2006年12月にある掲示板に興味深い書き込みがありました。D-28のブラジリアンと
インディアンを店で弾き比べて迷い、ついに店員に弾かせて聴くに徹し、わずかに気に入った
方を買った人の話です。彼が言うのは、その時もし将来ハカランダが輸入禁止になるとわかって
いたら、ハカランダを選んでいたのに、という後悔でした。そこで私はこうレスをつけました。
「音だけで選んだから正しい」

別の話。マーチンの場合、ハカランダモデルはハカランダ以外も高級に変えています。
例えば新モデルではXブレースにU溝を掘っています。そしてトップ板を薄くしています。
つまりハカランダモデルは、ハカランダ以外にも差があります。トップ板だけでなくネックも
指板も、特別に質の高い材を割り当てています。要するに楽器のグレード自体が高いわけです。

同時に複数の部品を変更し、特殊加工まで加えては、何の差を聴き比べているのか不明です。
[2007/01/01 16:00:59]

お名前 Name: 飛鳥山エッグ   
この内容がこのテーマにふさわしいかどうか、わかりませんが・・・。
ブラジリアンとインディアン比べればやはり、ブラジリアンが好みです。どちらもきれいな音なのですが、ブラジリアンの方が音の輪郭がはっきりしている感じがします。99年のD28GEを楽器屋さんで試奏させてもらいましたが、ボディー全体が鳴っている感じで、素晴らしい響きでした。私の持っている98年のインディアンのD45よりも響いていました。ま、これも好みによると思いますが。

インディアンは71年頃と今とでは木目が微妙に、というか明らかに違うような気がするのですがこれは気のせいでしょうか?それとも使った木の内と外の違いなのでしょうか?誰かわかる方があれば教えてください。
[2003/01/18 16:45:59]

お名前 Name: shirabe    URL
HISAWAさん、はじめまして!

>ハカランダ合板は単板に比べてハカランダの特性が出ないのでしょうか、

残念ながら合板において、その材の特性を活かせる事はないと思えます。
2重3重に接着材で異なる材が貼り合わせてありますので、本来の材料が持つ音響特性を発揮
できるはずもありません。合板と単板を聴いて比較した場合、私には合板の方が歪み感が多く
聴こえます。
たしかにギターはトップで音質が決まりますが、バック&サイドで響きの味付けがされます。
せっかくハイクラスのトップを選んでも、バック&サイドが合板では、そのトップ材の良さを
活かし切れないのが実情かと思います。
私的には、合板のハカランダなら、単板のローズまたはマホガニーの方が遥かに鳴りますので
そちらをお奨めしたいです。(^^ゞ
[2003/01/01 22:16:40]

お名前 Name: HISAWA   
いつもみなさんのご意見を拝見しいろいろと勉強させてもらっています。

ここ何年もハカランダのモデルに憧れを持ちつづけているのですが
現実は買えるわけもないので、最近になって他のメーカーのモデルでもいいので
表面の綺麗な合板のハカランダ(SIDE&BACK)のギターを手に入れることを
真剣に考えています(ただし音重視のためTOP材はかなりグレードの高い
(4〜5A)スプルース仕様のもの)。
ハカランダ合板は単板に比べてハカランダの特性が出ないのでしょうか、
音色は単板も合板も同じと思っているのですが、いかがなものでしょうか
[2003/01/01 19:55:40]

お名前 Name: むらちゃん   
>自分はブラジリアンとインディアンはあくまでもローズウッドの一種であり
ギターの素材として音に関する価値はそれ程無いと思っています。
↑価値に差が無いの間違いです。m(__)m
[2002/12/30 15:36:23]

お名前 Name: むらちゃん   
自分はブラジリアンとインディアンはあくまでもローズウッドの一種であり
ギターの素材として音に関する価値はそれ程無いと思っています。
ただ若干ですがブラジリアンの方が比重が重いようですので音の重厚さが
ブラジリアンの方が出やすい材かも知れません。

もし新品の状態でブラジリアンとインディアンの音が大きく異なっているの
ならマーチンがレギュラーを入れ替えた69年にギター好きの間で大騒ぎ
になっていた筈です。

30年以上の年月を経て音が成長したハカランダのギターに高価な価値を
見いだすのは良く理解出来ます。

ただし新品のハカランダのギターに自分は100万円以上の価値を自分は
見いだせません。

アメリカではストレートな木目のD−28GEが高価格で取引されている
ようですがストレートな木目に価値があるならインディアンローズウッド
の方が品質の安定性では優れているように思います。

個人的にはブラジリアンとインディアンの音の差よりトップ材の差と
ブレージングの違いによる音の差の方が遙かに大きいと思っています。

私もジャーマンは好きです。
他のスプルースより反発力が大きいように感じています。
[2002/12/30 13:37:27]

お名前 Name: P助   
私のつたない経験では、ブラジリアンとインディアンにかかわらず28は低音側が強く出る
音作りで高音で特に12フレット付近はあまりサスティーンはない感じです。
出音もギター本来の素朴なまさに基音で鳴るという感じでしょうか。
でも、この感じがブルーグラスなどのリズムや早弾きなどで前の音が次の音に被らず
ジャストフィットするのではと感じたりします。

45は多少中高音が強く出る気がします。出音はいわゆる倍音といわれますが6弦なのに
12弦ギターの音のように弾いてないのに共鳴がいつまでも残響していると言う感じです。

私は,ブラジリアンとインディアンの違いは、ブラジリアンのほうが多少エコーの
かかったような音に感じます。そして特に低音側が「カツン」という硬質関のある
音がする感じがします。

でも今までにD28なのに上記の28の傾向でなく、むしろ45系に近い出音のギターに
巡り合ったことがあります。28の上品さと45系のナイスバランスが融合した凄いギター
でした。
それは、カスタムで表板がジャーマン、サイド・バックがインディアンでノンスキャロップでした。
D28としては異端児かと思いますが、私は28ではなく1つの完成されたギターとして
惚れ惚れとしました。

正直言って次はこれかな、なんて。表板の材質が28の出音傾向まで変えることがある例の
ような気がしました。やっぱり、気になるギターは試すに限りますね。

これによりマイブームは、ジャーマントップのギターになっております。
[2002/12/27 15:51:34]

お名前 Name: 健太   
ハカランダがすべて鳴ってくれる訳ではないと思いいます。
経験では、鳴らないハカランダより、良くなってくれる
ローズウッドは多く存在します。音色などを語る以前に楽器
が、どれだけラウドにそれぞれの素材の音で響いてくれるかを
重要視します。
実際、なんでこのハカランダは鳴らないのだろうとビックリします。
でも相場ではインディアンより高価な値がついてますね。
希少価値とプレーヤーの価値観の相違を感じます。
すべてのハカランダがすばらしい素材だと言えないと言うことです。
とくに現在のようにハカランダが不足している時代、厳選された
インディアンがへたなハカランダよりすばらしいと思うのは私だけで
しょうか。
ハカランダ、インディアンを論ずる前に、プレーヤーとしての自分の価値観
耳を信じる事が重要だと思います。
D−28、45の差異についてもモデルの特性もですが、個体差がどれだけ
大きいかと思います。自分の耳を信じるしかないのです。その為にはどれだけ
楽器に触れるかと思います。
[2002/12/27 01:16:03]

お名前 Name: BLUESMAN   
こんにちは。私はここの掲示板にいらっしゃる方々のおかげでかなり(と言ってもまだまだ浅い
ですが)Martinのことがわかってきました。どうやらmiyataさんはここは初めての方のようで
すので今までに私がここで知ったことを少しご紹介しておきます。

まずハカランダとインディアンローズウッドの違いですが、これについてはけんけんがくがくで
結論はでておりません。全くの主観の世界であって結論を出すのは不可能のようです。これに
関する議論は「ハカランダって何なんだ」をご覧ください。

あと28と45の違いですが、これはみなさん共有といいましょうか一般的見解といいましょう
か異論のないところで「28は各弦のバランスがよく、しかも1本1本の音がクリアなので歌の
伴奏用としては最高」、それに対して「45は倍音がとても豊かで伸びのあるサステインがありリードを取る時には持って来い」といったところでしょうか。

ご質問の内容は以上のことを踏まえて考えてみるとあまり意味のないことであることがわかり
ます。ハカランダを使用したからといって28が45になるのかというとそんなことはありえ
ないわけで。あくまでも28は28であって、また45は45なのですね。そこんところが
MartinがMartinである所以でしょうか。クラフトマンの匠の技。奥が深いんですねー(自分
で言ってて感動...)。
[2002/12/23 11:01:24]

お名前 Name: miyata   
 いつも大変楽しく拝見させてもらっています。
D−28とD−45のモデルの音の違いはある程度分かります。例えば28は、低音が出て「ガリーン」45はサスティンが長く「ズイーン」という感じだと思います。ところで、28のハカランダモデル(たとえばGEとか)とローズの45では、やはり「ガリーン」と「ズイーン」の違いがあるのでしょうか。「45は最高の素材がないと作れない」というキャッチフレーズは聞いたことがあります。28と45の音分けということになるのでしょうか。どなたか弾いたことのある方教えてください。
[2002/12/23 00:14:55]

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