記事タイトル:HeadwayではなくHeadと言うギター
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お名前 Name: あおいそめ
1960年代の半ば過ぎに、中出阪蔵さんに頼んであったクラシックギターをとりにいきました。工房は池袋の近くだったと記憶します。
予算だけをいって6ヶ月ほど経ってからいくと、6本ほど並んでいて、
好きなやつを選べというおおらかなものでした。
それでも大学卒の初任給の2−3ヶ月分だったと思います。
まったく構造の違うドレッドノートタイプをつくったとしても、
当時としては、量産ギターにくらべれば高価だったはずで、
カワセぐらいでしか売れなかったでしょう。
でも基本的に弦のテンションの低いクラシックギターを作る工房に、
いまも健在なDタイプが作れたとしたら、
すごい技術だったのでしょう。
[2007/06/19 20:03:26]
お名前 Name: 経験者
横レス失礼します。
中出阪蔵さんの、クラシックタイプ、随分前になりますが、大久保の
中古楽器屋さんで音を聞いた事があります。
それまで存知あげてなかったんですが、その音の良さに驚きました。
友人の試奏で一緒に行ったんですけどね。買わなかったんです。その友達。
茶位さんは工房にお邪魔した事もありますが、素晴らしいギターを作られますよね。
とはいえ、ボクは持ってないんですが。
一時期友人が、工房に行った際に購入したんですが、ボクの知らない間に
友達が売ってしまったようで・・・・・・残念な事でした。
[2007/06/18 19:24:00]
お名前 Name: ttmhs
ビンゴさま、ご無沙汰いたしました。
2〜3日他の方の書き込みがあるか様子を見ておりましたが、
クイックレスポンスのこの板でビンゴさま以外に反応が無いところを見ますと、
製造本数の少なさ等々、私が聞いたHEADギターに関する話はどうやら真実味を帯びてきますね。
それほど貴重なものでしたら後生大事にしたいと思います。
(貴重だと思っているのはビンゴさまと私だけだったりして(笑))
音量の件ですが私の手にしたギターはピックガード下ブリッジ脇に直径3cm、
サウンドホール下6弦横に直径2cm程の弾き傷(下地が完全に出ています)がドカンと。
この傷から察するに相当弾き込んであるものと思われますので、それが音量にも
少なからず影響しているのではないでしょうか。
それから中出先生がドレッドノートの製作に携われた当時の状況を推察しますと、
70年代はフォーク全盛でクラシックギターの販売がさほど思わしくなく、お弟子さんを
多く抱えてらした先生は、ある意味勉強とか研究のためにご自身も含めてお弟子さんと
競作をして、そのうちの何本かを川瀬楽器に卸したのでは、と思うのですが、
宜しければビンゴさまの見解をお聞かせいただけませんでしょうか?
[2007/06/18 12:55:09]
お名前 Name: ビンゴ
ttmhs様、こんにちは!
ヘッドギターは国産大好き人間の私もあれが初めての遭遇でした。最も数少ない鉄弦
フラットトップの一つですね。
お持ちのものは音量が出ているとのこと、素晴らしいと思います。私が触ったのは
音色、バランスは透明感と上品さがあって面白かったのですが、かなり大人しい音量。
手元に置いて弾きこむとまた目覚めてくれたのかも…。安かったから買ってもいいかな
と迷っているうちに売れていきました。
材、仕上げともに良く、外観もきれいで、一目見て「ムム!おぬしできるな!」でした。
中出阪蔵作は私の最初の高級クラシックでしたので、感触や匂い、ムードはよく覚えて
います。それと共通する「味わい」がたしかにありました。
あのころクラシックの制作家でマーチンタイプを作った方がたしかにいましたね。
まれに見られるのはヒロシタムラ。これもなかなか高品質です。近年ではユキノブチャ
イでしょうか。
それにしても、日本ギター製作の草分けとも言える中出阪蔵先生がエックスブレーシング
ギターをお作りになったとは、珍しさに驚くとともに、保守的な世界でも新しいことに
自ら挑戦なさっていたこと自体にも驚きを覚えます。楽器としての評価もさることながら
国産ギターの歴史があるとすれば、その歴史書の一つのコラムになる、そんなギターだ
と思います。とても貴重なギターですね!
[2007/06/16 08:51:05]
お名前 Name: ttmhs
ビンゴさま、早速のレスポンスありがとうございます。
そのギターを購入したのが私です、と言ったら出来すぎでして(笑)、私は別のルートで
2〜3年前に手に入れました。全くビンゴさまのお見立て通りの品物です。
中出阪蔵先生と言えども「D−28タイプ」の製作は慣れてらっしゃらなかったのでしょうか、ネックが異様に薄くまるでエレキのそれのようです。が、30数年経った今も反りは
無くしっかりしています。ボディーそのものは外観の造作に多少の粗さは見られますが、
ビンゴさまの躊躇されたと言うその音に私は惚れこんでしまいまして、今私の手元に。
個体差があるというか、さすがの名工も試行錯誤だったのでしょうねぇ。
その音の話ですが、私の持ってる'55のD-28と較べても決して遜色ありません。
音量は勝っておりますし、枯れているというより枯れきっている'55の音にみずみずしさ
を加えたような気さえしております
(チト褒めすぎかな!それより私の'55に問題が、、、???)
そうですか、中古屋さんに出てましたか。弾き較べてみたかったですね。
[2007/06/16 08:12:10]
お名前 Name: ビンゴ
こんにちは、ttmhs様。
私は知っているわけではないのですが、少し前(何ヶ月前だったか…)にある中古専門店
で、ジャンク扱いのヘッドギター、見ました。そうですか。中出阪蔵先生の作でしたか。
そう言われるとそんな感じがします。ヘッド裏にはあの銀色シールがありましたし、材は
ローズ単板をサイドバックに奢っていました。塗装はニスっぽい手作り感がありました。
音がどうにも…ということで、躊躇したらすぐに売れたようです。そうですか。
中出阪蔵作のD28タイプでしたか。・・・・・また買わなくて後悔した1本が増えて
しまいました〜。
[2007/06/15 23:18:26]
お名前 Name: ttmhs
について、知ってらっしゃる方はいらっしゃいますか?
1970年代の中頃にクラシックギターの第一人者である中出阪蔵さんが「D−28タイプ」を
7〜8本ぐらい作られた。当時神田の川瀬楽器で売っていた。
そのうちの1本はAルフィーのS崎さんが持っている、
と言うような話ぐらいしか分かりません。(上記の話の真偽も定かではありませんが)
このHeadギターについて詳しい情報をお持ちのかたがいらっしゃいましたら、
お話をお聞きしたいのですが、宜しくお願いいたします。
ちなみに私ひょんなことから手に入れまして素性が全く分からないものですから、
質問させていただきました。
驚くほど大きくて良い音がしてます(勿論主観ですが)
[2007/06/15 16:15:52]
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