記事タイトル:ミディアムゲージ 


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お名前: kazoo   
皆様私のへりくつ的な疑問に貴重な時間を割いて答えて頂きありがとうございます。

>山下さん
そうですよね、Dサイズギターが作られた戦前と今では音楽のスタイルも変わってきて
いますよね。

>むらちゃんさん
私がギターを始めたのはちょうど80年代の半ばご頃で、当時はエレアコが主流な感じ
で、コンパウンドを使っている人も多かったです。

>LIBERTYさん
とにかく私の場合は好みの問題以前に、ライトを張るものだというイメージを持って
いたのですよね。
パソコンはMac、車はマニュアルというアマノジャクなのですけどね。

>gakuさん
なるほど、クラシック弦やバイオリン弦などでは「ミディアム」の意味が一番分かり
やすいですよね。
これで納得しました。
タバコでも同じライトでも「マイルドセブン・ライト」はあくまでも「マイルドセブン」
のライトであり、「キャスター・ライト」は「キャスター」を基準にしたライトで
ありますからね。


最初に書き忘れましたが、私のギターはOMです。
でも弾かない時にはいつも緩めるので、今度ミディアムゲージも試してみようと思って
います。
[2002/03/18 23:45:21]

お名前: gaku   
再び書き込みさせていただきます。

 ミディアムという言葉から「標準」というニュアンスを感じてしまうのは、
無理ありませんが、現在の鉄弦に関しては、テンションを現す符丁に過ぎない
と思って良いと思います。

 逆に鉄弦以外のクラシック弦やバイオリン弦その他では、ミディアム(ノーマル)は、
「標準」という意味がはっきり有ります。
 弦の開発時にまずメーカーがベストの音と考える弦を(テンションを考えずに)開発し
これをミディアム(ノーマル)として設定し、これを元にライト(ローテンション)や
ハード(ハイテンション)とバリーエーションを増やしていきます。
 この事から実際のテンションの強さは「あくまで同一シリーズ内での比較」に過ぎず
絶対的な基準では、無くなっています。
 メーカーが違えば
ハード(ハイテンション)より張りの強いミディアム(ノーマル)という事
も実際に起こります。
 ですから「ミディアムかライトを使ってね!」などと言う使用上の注意は、
意味が無くなります。

 対して鉄弦では、各社とも実際のテンションは他の弦と比べほぼ統一されている
と言いきっても構わないほど、同じになっています。
 何時ごろからそうなったのか調べきれなかったのですが自然に収束してきたようです。
テンションが強くしたがって楽器に対するダメージが大きいので
必要性が有ったものと思われます。全てのメーカーがそうかは、判りませんが
開発時もミディアムを標準として開発するのでなく、
各テンションで音の傾向の統一を図りながら、開発しているようです。
 ですから今のミディアムは、
「張りの強さは、昔 ミディアムと呼ばれていた弦と同じくらいの張力」と言う意味で
「音が標準」というニュアンスは、無くなっています。
[2002/03/18 13:22:58]

お名前: LIBERTY   
kazooさん、マーティン愛好家の皆様こんにちわ。
私の場合、過去30年程の間にヘビー、メディウム、ライトと一通り使いましたが、
ネックの反り具合、テンション、自分の握力から殆どライトを使ってきました。
D-28を何台か使ってきて、今主に使っている28はメディウムを張っても、
手に対する負担が軽く実に弾き易いのです。それに張りっぱなしでもネックに対する
影響はなさそうです。それと弦の寿命もライトより若干長持している気がします。
音もライトのようなジャラジャラした感じがなく、より太くしっかりした音がします。
もっとも、音は弾く人の好みの要素も強く、どれが良いとかは言いませんが、
今の28になってから、ずっとメディウムを使っています。ドレッドノートの特性を
活かしたいというのかな。
同じD-28でも、個体差はあると思いますので、ネックの調子、テンション、弦高、    自分の握力、好みの音を考えながら皆さん選択しておられるのではないかと思います。
マーティン社の推奨はメディウムだとしても、弾く人の好みや使い方で違ってくるから
数種用意して色々な需要に応えているのだと思います。
[2002/03/17 17:15:50]

お名前: むらちゃん   
自分がギターを始めた25年前には一般的な標準弦はミディアムでした。
強い弦力が欲しい場合はヘビー、ミディアムでも強すぎる場合はライトを使っていた
と記憶しています。
この頃はマーチンだけでは無く国産のSヤイリやキャッツ・アイ等も標準推奨弦は
ミディアムでした。
80年代に入りエレアコが登場してから弦圧が低い弦が多く使用されるようになり
現在のようにライトゲージが標準的に使われるようになったと記憶します。
[2002/03/17 13:23:46]

お名前: 山下    URL
Kazooさん、こんにちは。

私も、Dサイズであってもライトゲージを張っています。というのも、私の場合唄の伴奏として
単独で使用するのが殆どですので、ミディアムだと音が重すぎて、ライトの方が気持ち良く
唄えるためです。

さて、ゲージの歴史と、なぜミディアムかについて少し受け売りのお話をさせていただきます。
そもそも、ギターの弦はガットだったのが、1900年代初頭にアメリカでハワイアンが流行し、
演奏者が音の大きさを求めるようになり、鉄弦が生まれました。
その後1934年に大きなDサイズのギターが発売されるのですが、この大きなギターを作った
ということと、弦がミディアム、ヘビーとどんどん太くなったということは同じ原因からの
ようです。つまり、カントリーやブルーグラス演奏の中で、バンジョーやマンドリンに負けない
だけの音の大きさと、フラットピッキングで歯切れの良い速弾きをするには、弦に強い
テンションが必要になったらしいのです。
その後、強度の問題から、ギターに構造に変化があったのはご存知の通りです。

つまり、ギターは次第に大きくなり、弦も次第に太くなったわけですが、もともとDサイズの
ギターはカントリー用に作らたものですので、その目的で使う場合の推奨ゲージがミディアム
というふうに解釈すればいいと考えています。

今では、Dサイズギターでフィンガーピッキングもしますし、ブルースも唄うわけですが、
そういう用途の場合は、ミディアムよりもライトのほうが自然です。
どんなゲージ、どんなサイズのギターを使うか…、それは純粋に演奏する音楽ジャンルと
プレイスタイルという“好み”の問題だと、私は考えています。

マーチンの推奨に従うとすれば、Dサイズを買った場合、ブルーグラスやカントリーを演奏
しなければならなくなってしまいます(笑)。
[2002/03/17 08:32:02]

お名前: Kazoo   
以前は「オーカー」としていたのですが、ちゃんと知り合いには「かずー」と
分かられていたので、「kazoo」としておきます。
名古屋の貴方の事ですよ。(笑)

またちょっと話をぶり返すようなのですが、ゲージの話。
私も殆どライトゲージしか張ってません。
もちろんM社のギターを買うず〜〜〜〜っと前からです。
周りの人間が殆どライトゲージを使っているせいもあるし、楽器店の売り場で
もライトゲージが一番幅をきかせているような気もするからです。
ギブソン大仏さんが書き込みをするまで、一度も疑問を持つことなくライトゲ
ージを使ってました。

でも、響きからするとミディアムって基準って感じはしませんか?
ライトってあくまでもミディアムよりも軽いって意味だし、ヘビーはミディア
ムより重い。
肉の焼き方を聴かれて「ミディアム」って答える人は絶対に一番多いし、松・
竹・梅のランクがあれば、松は高そうだし、梅を頼むと貧乏くさそうに思われ
るからとりあえず竹を頼む人も多いだろうし、車のオイルでも3種類の値段が
あれば真ん中を選ぶ人が多いと思います。

だからもしライトゲージがあくまでもミディアムの軽めという意味合いのイメ
ージを作られれば、みんな最初はミディアムゲージを選ぶと思うのです。
でもそれは無くて、ライトが基準でミディアムは「ライトゲージよりも太い弦」
っていうのが浸透してませんか?
私のイメージではそうです。

で、そもそも昔からゲージの種類ってあったのですか?
ヘビーゲージを張るようになったから、ノンスキャロップになったていう話を
聞くと元々はギターにはヘビーゲージは無かったって意味でしょうか?
元々ミディアムがあったからそこ、それより細いライトゲージが出来たのでし
ょうか?
もしそうなら好みの問題よりも先にM社の推奨するゲージはミディアムって事
になるのかも。
[2002/03/16 23:13:56]

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