AJ…adjustable rodの略で、他のメーカーのギターと同様にネックの反り調整が簡単
に出来るネック構造であることを示します。調整穴の場所ですが、ギブソンはヘッドの
カバーを開ければ出現しますが、マーチンの場合はボディ内部の指板終端の裏側あたり
にあります。
なぜマーチンだけわざわざAJと表記するかと言うと、1980年代の半ばまで全ての
マーチンギターのネックは簡単には調整できない構造をしており、アジャスタブル構造
になったのは近年のことですので、この違いを明確にするためという理由からです。
なお、新品で「D−28」とだけ書かれている場合は通常はAJです。そうでないもの
には「D−28SQ」と書かれているはずですが、これは販売時のディスプレイだけの
話で、ボディ内部のシリアルや型番が書かれている部分(ネックブロック)にAJとか
SQとかは書かれていません。
AJとSQの見分け方は簡単で、サウンドホールからネック方向を覗いてみて指板終端
の反対側あたりに穴が開いていればAJ、開いていなければSQです。AJの場合はそ
の穴にレンチを差し込んでネックの反りを調整します(ではSQはどうやって調整する
のか、と疑問に思われた場合は別スレを立ててください)。
なお、過去に同様の質問が何度も出ていますので、今後も何か分からない事がある場合
は、掲示板のトップ画面で「ctrl+F」にて用語検索をされてからのほうが良いです。
「同じ事を聞くな!過去スレを参照したのか!」と腹を立てる人もいますので。
[2005/10/04 13:50:04]